パンとスープとネコ日和 の商品レビュー

群ようこ(著者)

2014/01/22

長く勤めた出版社を辞め、母の遺した食堂を改装し、2種類の日替わりランチのみを提供する店を始めたアキコ。淡々としたアキコの生活が綴られる。
店を開ける、ということは想像よりも本当に気が張ることだ。アキコは感情の起伏がない性格のようだが、それでも悩みは尽きない。「ぶれないでいよう」という思いと、「傲慢なのでは」という恐れ。心当たりある人も多いはず。お店の客に対する戸惑いは、ナチュラル系の偏った人間カテゴリに入る者として自戒もこめつつ、面白く読んだ。

2014/01/13

20141012 1:53

相変わらず。。。
50歳、独身、会社を辞めて丁寧に暮らす女の人が主人公です。
カモメやレンゲと似てるかな。
この人のエッセイを読んだら、益々引き込まれる部分が大きかったです。

本当においしく、新鮮な料理てすごく大切なんだろうな。

商店街や出生のため価値観の違う人たちに傷つきながらも
そんな生活を大切にし、自信をつけて行ってる気がしました。

猫の描写がとてもかわいかったです。

2014/01/05

母の死、突然の異動辞令をきっかけに会社を退職し、母の店を改装してお店をはじめる…

色々考えながらマイペースで進んでいく主人公が素敵です。複雑な出自から身近な方、ものにも執着が少ないのかと思いましたが、愛猫たろちゃんを亡くした喪失感とそれを抱えて生活するのにひとを頼るのも良いなあと感じました。

2013/12/29

こんな生活がしたい。
読者の憤慨をしまちゃんが言葉にしてくれて、それをアキコが諌めてくれるのがよかった。

食の安全に血眼になる母親の件が特に印象的。
なんでこの人はこんなこというの、こんなことするの、と思うことばかりだけど、ちょっと立場を変えて、見方を変えて、そういう人もまあいるよねしかたないよね、と思えたらいろいろ楽になるだろなと思った。

ドラマも観たかったな
れんげ荘みたいに続編が出るのかなー

2013/12/27

群さんの本、初でした。ほのぼのしてて、癒しが欲しい時にいいなぁと思いました。ただ、私にはちょっと大人しすぎたかも…。

2013/12/19

群ようこさんの本ははじめて読みました。結構切なめな内容で、切ない気持ちで終わってしまいましたが、素敵なお話だったとは思います。

2013/11/20

ゆったりとした時間の流れに癒されます。優しすぎない周りの人達、ほどよい距離感、強くしなやかに生きている登場人物に憧れます。自分もこうありたいと…
ドラマに出ていた猫が以前一緒に暮らしていた猫に激似なのもハマるツボだったのかも。

2013/11/14

BSで放映している小林聡美主演のドラマの原作。亡くなった母親が切り盛りしていた食堂を、自分のお店にしていく一人の女性の生き様や生活の様子が描かれています。いつも通りの、やさしいゆるやかな雰囲気の物語だが、なかなか壮絶な生い立ちも書かれている。ラストの方は、もうひとひねりあってもよいかな？と思ったけど、そのくらいの感じで完ということでいいのかも。猫のたろの鳴き方や様子がめちゃ可愛かった。あんな風に鳴く猫にあってみたいなぁ。

2013/11/10

カモメ食堂はすきだったけど。映画も原作も。

あちらのほのぼの感、主人公の一本筋が通って、なんとかなるって楽天的な感じからすると、こちらの主人公は悩みがあったり、落ち込んだり、現実に近い感じはする。

なんか続編に続くのかなってくらいに中途半端な終わり方だった気がする。

2013/11/04

人間長く生きてると、色んなものが体に溜まる。
何かをきっかけに、そうしたものを体に溜めない、体から出す術を身につけられると楽ですね。
人工的なものの摂取を少なくすること、泣くこと、打ち明けること、行動すること…。手段は色々あると思った。