晴れた日は図書館へいこう の商品レビュー

緑川聖司【著】

2024/05/16

もはや本好きしか読まないと思われる児童文学ですが、やはり図書館好きとしては読まないではいられない一冊でしょう。日常ミステリー系。

2024/04/14

タイトルに惹かれて手に取りました。
本にまつわる日常の謎ミステリになっています。
児童書が文庫化されたもので、優しく温かい謎が隠されています。
私にとって図書館は、歳を重ねる毎に懐かしさが増していく、心落ち着ける場所です。

あとがきより。
「作品（本書のこと）を北村薫さんがアンソロジーやエッセイで取り上げてくださったり、戸川安宣さんがブログで褒めてくださった」とあります。
私の大好きな北村薫さんのお勧めでもあるのです。笑

2024/03/14

図書館あるあるが散りばめられた、日常の謎を扱う短編集。やさしい文章で読みやすく、どのお話も最後はどこか心温まるものでした。
✩3.5

2023/12/07

児童文学の日常の謎ミステリ。
学生時代こういうのだったら読みやすくてもっと早く本好きになってたかもしれないなと思いました。
小学校5年生の本大好きしおりちゃんといとこの図書館司書の美弥子さんが主軸で謎に迫ります。

2023/10/02

図書館で「晴れた日は図書館へいこう」というタイトルを見て、すぐ手に取ってしまった。
図書館は好き。図書館が出てくる本も好き。
出てくる本が実在してたらもっとよかったな（『初恋』は実在だが）。

うっかり濡らしてしまった図書館の本を、誰がやったかわからないようにするために、図書館の返却ポストに返して、他の本ごと水をかけるなんて。
そんなことを思いつき、実行できてしまう小学生は嫌だ。
たとえ人のためでも。

昔、図書館で手に取った小説の挿絵ページが全て切り取られていたことがあって、そんなこと故意にする人がいるなんてと、とてもショックを受けたことを思い出した
（ティーンズ向けのシリーズ物だったので、好きなキャラの絵を自分の物にしたくなった子がやったのかもしれない）。
職員に知らせたら回収されていったのだが、後日その本が棚に戻っているのを見つけて何となく手に取ると、挿絵ページが付け加えられていた。
黄ばんだ他のページと違って、挿絵ページだけ紙の色が真っ白だったので、切り取られていない本を別の地区から取り寄せるなどして挿絵ページをコピーし、修繕技術を駆使して、キレイに貼りつけたのだと思う。

挿絵ページがないまま貸し出すのでもなく、新しい本を買い直すのでもなく、修繕して今ある本を大事に残していくという図書館の姿勢は素晴らしいと思う。

2023/03/23

「茅野しおりの日課は、憧れのいとこ、美弥子さんが司書をしている雲峰市立図書館へ通うこと。
そこでは、日々、本にまつわるちょっと変わった事件が起きている。
六十年前に貸し出された本を返しにきた少年、次々と行方不明になる本に隠された秘密……
本と図書館を愛するすべての人に贈る、とっておきの“日常の謎”。
知る人ぞ知るミステリーの名作が、書き下ろしを加えて待望の文庫化。」

2023/02/08

図書館にはまっている時に気に入って読んでいた。司書の仕事に興味があった時か？また読み直す

p.s.メモ
緑川聖司さんの〜本シリーズにはまった時か？

2022/10/12

児童文学で日常ミステリー

読みやすくて内容が深かった

しおりは母子家庭。母は出版社勤務でエッセイスト。離婚した父は小説家

図書館で起こる様々な問題を題材にしつつ、しおりの家族関係も絡んでくる

私も若い頃ずっと図書館に入り浸ってたから、この物語、すごく良く分かります

2022/08/29

今の小学高学年の子達はこんなにもしっかりして大人びているんだろうか…大人の私よりも大人だなぁ～なんて思いました。

2022/08/20

toi8さんの表紙イラストと、タイトルが素敵だと思い、数年前から気になっていたのを
ようやく読めました。

児童向けということで、扱われる謎や出来事、登場人物のやり取りがゆったり丁寧な印象で描かれていて、良かったです。
頭をからっぽにして読める感じ。

自分の仕事に誇りを持っている司書さんって、かっこよくて優しくて、憧れの職業だな〜と思いました。