神様が殺してくれる の商品レビュー
同著者の新書が面白かったので手に取った小説。期待していたほどの内容では無かったが、最後まで展開が読めず楽しめた。
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耽美で萩尾望都な感じでした。 さすがに飽きてきたけど、やっぱり、まだ好きなんだよなあ、この作者の文章が。
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表紙と題名に惹かれて読みました。 途中からそういう路線になっちゃうの?と読んでましたがラストが意外すぎてびっくり。そこからガラリと思っていた物語が変わる感じ。 ミステリ作品全然読まないですが、なかなかよかったです。途中からちょっとだらけながら読んでしまっいましが。もう少し推理し...
表紙と題名に惹かれて読みました。 途中からそういう路線になっちゃうの?と読んでましたがラストが意外すぎてびっくり。そこからガラリと思っていた物語が変わる感じ。 ミステリ作品全然読まないですが、なかなかよかったです。途中からちょっとだらけながら読んでしまっいましが。もう少し推理したかったな笑 読んだ後あとから思うとヒントは所々にあったかも。
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人や自分を崩壊させるほどの美貌を持ったリオンが不憫で不幸だ。その美しさで「神様」を惹きつけた。 本を通して語るという間接的な関係を選んだのがまたひとつの美しさを感じる。
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※このレビューにはネタバレを含みます
森博嗣は外国設定で書くべきではなかった。彼は外国文学を今まで読んだことがないのでは、と思わせるほどの信じられない不出来で、設定では英語やフランス語の会話のはずが、極めて日本語的な曖昧な言い回しで、日本語の会話だから成立するような会話になっていた。フランス語には性別があるはずだがどうしたのだろうか。インターポールについてもよく知らないのではなかろうか。兎に角お粗末。ただただ浅い海外情報を持って、登場人物を外国人に、舞台を外国にしただけで成り立つだろうと思った雑さが目につく。単に美形の白人を描きたかっただけでは? そもそもカトリック文化で育った一般的なフランス人が「神様が殺してくれた」と表現するのか? 偶像崇拝のように崇める考え方が容易かどうか? 月桂冠やサロメなどは、西洋では当然の教養であり謎にはならない。これが外国語に翻訳されるのは以ての外だろう。苦笑を誘いたいなら別だが、折角面白い作品が他にあるのに評判を落としてほしくない。自身の考えた設定に酔っただけで、ストーリーも粗方先が読める展開で、全く面白いものではない。
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フランスで著名な女優が殺された. 殺害現場にいた恐ろしいほど美しい青年・リオンは,神様が殺したと証言する. その後も著名な人物が殺される事件が連続し,その現場にはことごとくリオンがいた. かつてリオンのルームメイトであり,インターポールで働く主人公は,リオンの証言により事件に巻き...
フランスで著名な女優が殺された. 殺害現場にいた恐ろしいほど美しい青年・リオンは,神様が殺したと証言する. その後も著名な人物が殺される事件が連続し,その現場にはことごとくリオンがいた. かつてリオンのルームメイトであり,インターポールで働く主人公は,リオンの証言により事件に巻き込まれることになる.
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「そんな話じゃなかった。狐狩り」 「あれは、狐は逃げる側で、犬たちが追いかけるんだよ。でも、犬には捕まえられない。狐の方が素早いから。どうしてそうなるか、わかる?」 「いや」 「狐は、どちらへも走ることができるんだ。でも、犬たちは違う。狐を追いかけなくちゃいけない。狐な自由で、犬...
「そんな話じゃなかった。狐狩り」 「あれは、狐は逃げる側で、犬たちが追いかけるんだよ。でも、犬には捕まえられない。狐の方が素早いから。どうしてそうなるか、わかる?」 「いや」 「狐は、どちらへも走ることができるんだ。でも、犬たちは違う。狐を追いかけなくちゃいけない。狐な自由で、犬たちは不自由」 『遠くへ無事に逃げてほしい、と思ったかもしれない。 言葉にすると、少しずつ嘘が混ざるような気がする。 本当の気持ちが、どこにあるのか、自分でもよくわからなかった。』 「とにかく、今はできるだけ遠くへ行きたいだけですよ。何から逃げているのか、自分でもわからなくなるくらい遠くへね」 「じゃあ、そちらへ行こうかな。仕事の邪魔にならない?」 「貴方が私の邪魔になったことなんてある? 少しくらい邪魔をしてほしい」 「異常な行動です ー でも、異常な行動、不思議な行動なんて、犯罪現場にはいくらでもある。どんな不思議な行動だって、どんな異常な行動だって、人を殺すことに比べれば、まだ正常ですよ」 「それは、君を愛しているからかもしれない。人間は神を怖れている。目の前に神が現れたら、怖れおののいて、震えてしまうだろう? 異常な心理ではない。ごく常識的なものだ。それは、神を心から信じているからだし、同時に、神を愛しているからだよ。それに、神を信じるというのは、自分が神に愛されていると信じることなんだ。違うかね?」
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伏線が所々にあり、描写が美しい作品でした。 読み終えてからみなさんのレビューを見て、批判がいくつかあるのが悔しいなあと思う。
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インターポール職員のレナルドのもとに、ある日とある殺人事件の一報がはいる。 事件に関与しているとされたのは、リオン。レナルドの大学時代のルームメイトだった。美しすぎる男性が招いた世界中を巻き込む連続殺人事件。世界仰天ニュース系な真相に、読み進めたページをとめて、もう一度前に戻った...
インターポール職員のレナルドのもとに、ある日とある殺人事件の一報がはいる。 事件に関与しているとされたのは、リオン。レナルドの大学時代のルームメイトだった。美しすぎる男性が招いた世界中を巻き込む連続殺人事件。世界仰天ニュース系な真相に、読み進めたページをとめて、もう一度前に戻ったりした。 リオンとかレナルドとかザーラとか、なんだか名前の響きがすきだなぁ。 性別を色々と超越した話なので、気を遣ったのでしょうか。 美しすぎるてのも罪ねぇと思いつつ、淡々とした語りに半分以下一気読み。
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シリーズ外の単発作品。 もしやこういう展開では?と思わせておいてさらにその先をいくミステリ。 恋愛要素といっていいかは微妙だが、その要素はマイノリティより。 どこか萩尾望都の世界観を思い出した。 森博嗣が萩尾望都好きだという話からか『トーマの心臓』の小説化から繋げてしまったのかも...
シリーズ外の単発作品。 もしやこういう展開では?と思わせておいてさらにその先をいくミステリ。 恋愛要素といっていいかは微妙だが、その要素はマイノリティより。 どこか萩尾望都の世界観を思い出した。 森博嗣が萩尾望都好きだという話からか『トーマの心臓』の小説化から繋げてしまったのかもしれない。 森博嗣らしい、どこか現実からずれて感じる不思議な、しかし美しい世界。
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