神様が殺してくれる の商品レビュー
愛する森博嗣氏の新刊。 森氏の作品にしては珍しい設定だなぁと思いつつ。 騙されたなぁ。 途中までなんとなくわかったんだけど。 やっぱり森作品は美しい。
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森博嗣新刊キター(°∀°)図書館で見つけた瞬間、思わず声出た。内容はミステリで、国を又にかけた不可思議な殺人事件が主軸。ヨーロッパが舞台だということが話をスマートにさせて、ややこしくしている。そんなに美しいなら、リオンに会ってみたい!
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撹乱させてどや顏してる作品は気持ち悪い。百年シリーズのように、それすらも超越したクールでシャープであって欲しかった…
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久しぶりのシリーズ外小説。 いやぁ、とってもおしゃれだった。装丁のイメージの世界が、そのまま最後まで展開された感じ。 不思議なティストで進む世界。そういえば、こういう妖しいのって、森先生では珍しいんじゃと思いつつ。「女にしては美しすぎる」というキャッチもそうだけど、森先生の書く美...
久しぶりのシリーズ外小説。 いやぁ、とってもおしゃれだった。装丁のイメージの世界が、そのまま最後まで展開された感じ。 不思議なティストで進む世界。そういえば、こういう妖しいのって、森先生では珍しいんじゃと思いつつ。「女にしては美しすぎる」というキャッチもそうだけど、森先生の書く美は、とても気品があって、神秘的。ただのエロスではなく、その先に精神的に超越したものを感じる。 ミステリィ独特の、中盤のなんとなく不安な感じ。今回も存分に楽しめました。 「オフィスではなく、ベッドで待つような関係」
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
久しぶりに森ミステリ。正直森ミステリは飽きが来てて、最近は手を出してなかったけど、タイトルに惹かれて買ってみた、読んでみた、損はなかった。 いや、幻冬舎だったからさ、百年密室と同じ系統かと思って。あれは好きだからさ。値段分、十二分に楽しめたよ、うん、すごい秀逸なオチだったわ。ぶっちゃけ使い古されてはいるんだよ、どっちも。組み合わせがうまいっつーか、書き方がうまいっつーか。 普通の現代が舞台、パリ、ミラノとヨーロッパあたりが中心の物語。美しすぎる男がキィパーソン。彼と親しかった人が殺されていくお話。主人公は、そのきれいな男と、学生時代半年ほど同室だった男。 主人公がインターポールの関係者(ノット警察)だったので、いろいろ情報がすんなり入ってくるあたりも読みやすかった原因かもしれない。数週間、とか単語一つで時間は飛んでたけど、それでも関係警察から情報は入ってくる。 本格ミステリではないから、読者に対しては若干不親切だったかなぁって気もするけどな。ちょっとそれは、さすがに気づけない。ある検査で競技者の道を断たれた、って部分だけあっさり流されたから、何がどうなったって引っかかってはいたけどさ。示された手がかりとしてはそこと、籍を入れてないってところだけじゃねぇの? さすがに分からんわ。 ていうか、勉強を教えてもらった、とかっていうのも、もしかしたら「彼女」からしてもらえてたことなのかもしれないね。主人公が少しくらいそういうことを考えるかなって思ったけど。したら「彼女」は学生時代から関係があったってことかよ、ってちょっと思ったのに。 あー、引用が「サロメ」だったのも伏線の一つか。 抜粋。 ああ、そうか、愛すべきものがここにあったのか、という安堵のような気持ち。 本当に、宗教的なほど、それは決定的だった。 本当はもう一文前から抜粋したいところだけど、そこは堪えておきます。
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主にフランスを舞台にしていて、主人公もフランス人……森博嗣にしては珍しい設定だと最初は戸惑ったが、意外に文体が合っていて、古めの翻訳ミステリっぽい雰囲気に仕上がっている。 謎解きメインというより、主人公とその周りの人間関係がメインだった。
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女にしては、美しすぎる。 事件の手がかりは、彼の異常な美しさだけ。 上品な、非常に上品な愛憎ミステリーでした。 彼が、神様だった理由もなんとなく分かる気がする。 森博嗣らしくないな、と読み始めは戸惑ったけれど、途中でこれは森博嗣的展開かと思い直しぶるぶるしながら頁をめくる。 ...
女にしては、美しすぎる。 事件の手がかりは、彼の異常な美しさだけ。 上品な、非常に上品な愛憎ミステリーでした。 彼が、神様だった理由もなんとなく分かる気がする。 森博嗣らしくないな、と読み始めは戸惑ったけれど、途中でこれは森博嗣的展開かと思い直しぶるぶるしながら頁をめくる。 ああ、神様。 神のご加護がありますように。
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