あんじゅう の商品レビュー
ご飯もなんも世話のいらない可愛いくろすけ! うちのマンションもクソボロいので、くろすけ出てこないかな〜って思いながら読んでいました。 色々な三島屋助っ人キャラクターが出てきて、賑やかになって面白くなってきました。 一層先が気になる展開に。。
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『逃げ水』と『あんじゅう』がとっても好き!最後の『変調百物語事続』もオカルトな内容かと思ったらそうでもなくてほっとした。
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三島屋百物語シリーズの2。 怪異譚であるのだが、ちっとも怖くない。百物語の聞き手おちかと、その周りが、暖かく、いかにも善い感じに描かれていること、怪異譚の怪異が悪意が少なくと人情噺のようなものが多いこと、底知れなさが少なく解釈可能なものが多いことが、理由かと思う。 気楽に読める。...
三島屋百物語シリーズの2。 怪異譚であるのだが、ちっとも怖くない。百物語の聞き手おちかと、その周りが、暖かく、いかにも善い感じに描かれていること、怪異譚の怪異が悪意が少なくと人情噺のようなものが多いこと、底知れなさが少なく解釈可能なものが多いことが、理由かと思う。 気楽に読める。語り口が上手い。
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2021.03.02.読了 昔読んだような気がしていたけど、 ブクログにも登録していないし、 おはなしに記憶がないので、 初めて読んだのかな? この頃、この辺がとても曖昧なんだな… 三島屋シリーズ 第二弾 宮部みゆきさんは期待を裏切らない。 おちかも三島屋の人たちも、出てくる人たちみんなが生き生きしていて好き。 青野利一郎さんは気になるね。 この先楽しみだわ。 くろすけの話は本当に切ない。 初音さんも新左衛門さんも 辛かったよね。 くろすけもね。
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再読。読み応えあり!切なさ、生きていくということをついつい考えてしまう。不思議もたくさん、お旱さんやくろすけ、妖となってしまった富一。悪いものなんてないのに、上手くいかない…そんな切なさの中おちかが逞しく成長しながら現実の世界を生きていく。新キャラのお勝や若先生、こどもたちも出てきて賑やかにも!
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嫉妬が渦巻く「藪から千本」は、人の心の恐ろしさや醜さを感じました。一番怖かった。 「暗獣」は、人を愛し、人を恋うことにより生まれた故に、人と共にいることが毒になってしまう「くろすけ」に泣きました。切ない。
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本のカバーの くろすけが 可愛くってねぇ ふすまから ちょんぼり覗いてる愛らしさ 塾の師匠、青野利一郎が いい味出して おちかちゃんと いい線いきそう 塾のやんちゃ坊主たちも これからも出てきてくれるといいなぁ 賑やかで楽しい怪異譚 宮部先生お得意の 生き生きした少年たちも 活躍...
本のカバーの くろすけが 可愛くってねぇ ふすまから ちょんぼり覗いてる愛らしさ 塾の師匠、青野利一郎が いい味出して おちかちゃんと いい線いきそう 塾のやんちゃ坊主たちも これからも出てきてくれるといいなぁ 賑やかで楽しい怪異譚 宮部先生お得意の 生き生きした少年たちも 活躍します
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三島屋変調百物語シリーズの2作目 今回は4編+その後 「逃げ水」 身の回りの水がいつのまにか無くなってしまう子供のお話 お旱(ひでり)さんの気性がよくつかめない 人そのものを呪っているわけでもないし、ちゃんと頼めば特定のところからしか水を飲まない分別もある 作中でも書かれて...
三島屋変調百物語シリーズの2作目 今回は4編+その後 「逃げ水」 身の回りの水がいつのまにか無くなってしまう子供のお話 お旱(ひでり)さんの気性がよくつかめない 人そのものを呪っているわけでもないし、ちゃんと頼めば特定のところからしか水を飲まない分別もある 作中でも書かれてあるけど、神ではないのもその理由か? ってか、江戸は水道だからという理由で来たわけだけれども、もしお旱さんが本気を出したらむしろそっちの方がヤバい気がするんだけどね ま、御代官さまからしたら自分の土地が良ければいいってことか? 子供の二人の別れは寂しくもあり、将来の楽しみも少し感じたりと、終わり方は悪くはない 「藪から千本」 双子をまったく同じ扱いにしないと体に変調をきたす片割れの女の子の話 嫁姑問題というか、いつの時代も「ババァ……」と思うよね 途中までは今までと同じく不思議な出来事の話として読んでいたけど お民さんとおちかさんの解釈で、おいおいと思う 何というか、ファンタジー設定のチューニングが難しい 最初っから現実的な話と思っていればいいけど、そこでひっくり返すのはズルくね?と思う お路さんも所々に選民思想というか、自分の立場を鼻にかけたような態度がちらほらしてるのも伏線かね そして、お勝さんが三島屋に参加 こんな感じの人は好感が持てるなぁ 「暗獣 あんじゅう」 廃屋に棲むあんじゅうのお話 なんだけど、その話以外に直太朗の家族の来歴とか屋敷とのかかわりとか、火事の原因とかの話もあって分量が多い それはそうと、あんじゅうの話が切ないやら何やら…… 存在自体が孤独を宿命付けられているというのが何ともねぇ ふるまいがとても愛らしいところが、ギャップでさらに泣ける ご隠居の別れの言葉もなかなか深い 離れていても、もう同じ「寂しい」じゃないとは言うけれども むしろ、人を知ってしまったが故に余計と寂しいという場合もあると思うけれどもね そして、屋敷と共に…… くろすけぇ…… そして手習所の若先生、青野利一郎が登場 今後おちかさんと何か絡みはあるのかしら? 「咆える仏」 飢えることないけれどもつつましく暮らしていた隠れ里で起こったお話 語るのは今まで名前だけ出ていた偽坊主の行然坊 つくづく「自分が正しいと思っている人間って怖ぇ」と思う 特に生殺与奪の権を握っている状況がね…… 富一も確かに悪いけどさ 村人の掌返しっぷりも怖い
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三島屋シリーズ二作目。 おちかの人間関係が広がり、更に面白くなっていきます。 「針千本」は、人の醜い部分が描かれてて、お化けの怖さではないゾクゾク感がありました。 優しい行動の裏で、心の中は全然違うことを考えていると思うと、人を信じられなくなりそうです。 でも、関係が密になる程...
三島屋シリーズ二作目。 おちかの人間関係が広がり、更に面白くなっていきます。 「針千本」は、人の醜い部分が描かれてて、お化けの怖さではないゾクゾク感がありました。 優しい行動の裏で、心の中は全然違うことを考えていると思うと、人を信じられなくなりそうです。 でも、関係が密になる程、相手を想うあまりに、度が過ぎたことをしてしまうのかも。 理性は大事だ。そして、相手の気持ちになって考えることも大事。 打って変わって、「暗獣」は、純粋に人が恋しいという想いに心が洗われました。つい私も、暗闇や隅っこに、くろすけを探してしまってました。針千本の後に読めて、良かった! 登場人物が増えたので、こちらの関係も気になるし、三作目も楽しみです!
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あんじゅう…「じゅう」というには、可愛すぎる 今回も、濃密で闇深いお話が聞けました いくつになっても、考え方は変えられる。たまたま、前日に見た映画も、偏屈頑固じいさんが、だんだんほぐれて、考え方が変わったこともあり、本当にしみじみとお話を聞きました だんだんキャラも増えてきて...
あんじゅう…「じゅう」というには、可愛すぎる 今回も、濃密で闇深いお話が聞けました いくつになっても、考え方は変えられる。たまたま、前日に見た映画も、偏屈頑固じいさんが、だんだんほぐれて、考え方が変わったこともあり、本当にしみじみとお話を聞きました だんだんキャラも増えてきて、にぎやかで楽しい雰囲気になってきた 百話まで続くのかな。続いてほしい。
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