あんじゅう の商品レビュー
暗獣。かわいくて、せつないよう。自分の周りにある無垢で小さな命たち(子どもとか動物とか) に、もっとやさしく接していこうと思わされた。
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暗獣=「くろすけ」がかわいい! 家主の夫妻になつく様子がありありと目に浮かび、口元が思わず緩みます。最後は涙なしには読めないけど、じんわり心温まるお話です。 宮崎大学 秋風
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書名の『あんじゅう』とは、第三話に出てくる「暗獣」こと”くろすけ”のこと。こんなに可愛くて切ない怪談は読んだことがない。さすが宮部みゆき。
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宮部さんの時代物は大好きです。 人の思いによっていろんなことが起こってしまう、それは時によって恐ろしい、そんなことを感じました。 今回も登場人物も魅力的で読んでいてほっこりします。 続編の文庫化が楽しみです。
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暗獣…号泣でした(ToT) くろすけと夫妻のお互いを思いあう気持ちが とても優しくて切なくて。 ただ終わりが呆気なかったので この話はまたどこかで出てくるのかな。 夫妻のどちらかが亡くなるときとかに。 くろすけと夫妻がまたいつか出会えたらいいなと思った。 どんなモノとであれ、...
暗獣…号泣でした(ToT) くろすけと夫妻のお互いを思いあう気持ちが とても優しくて切なくて。 ただ終わりが呆気なかったので この話はまたどこかで出てくるのかな。 夫妻のどちらかが亡くなるときとかに。 くろすけと夫妻がまたいつか出会えたらいいなと思った。 どんなモノとであれ、 どんなカタチであれ、 この世で一番の宝物は 「心が通じあうこと」なんだと。 少なくとも私はそう肝にめいじて これからの人生の旅を続けようと思う。
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秀逸。 それぞれが一冊分のような、お話の内容がぎゅっと濃い。 表題作のあんじゅうはとくに良かった。 人はいくつになっても変われるもの。 わかりがいい人になりたい。 聞き上手になりたい。 丁寧に生きたい。
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「おそろし」に続く、三島屋変調百物語の第二弾。4話が語られている。宮部ワールドが全開する、江戸の不思議な話である。 山の神、怨霊、幽霊、霊魂などなど面妖なものが登場するが、それら自身は怖いわけではなく、時にかわいくもある。しかし、それに対する人の想いが恐ろしいものに見てしまい、...
「おそろし」に続く、三島屋変調百物語の第二弾。4話が語られている。宮部ワールドが全開する、江戸の不思議な話である。 山の神、怨霊、幽霊、霊魂などなど面妖なものが登場するが、それら自身は怖いわけではなく、時にかわいくもある。しかし、それに対する人の想いが恐ろしいものに見てしまい、増幅し、本当の恐ろしいものに変容させてしまう。恐ろしいのは人の想いであり、その人間の怖さを描くのが宮部ワールドである。 しかし、単に怖さを描くだけでなく、希望も書き、江戸の時代の風や、ほのかな恋の芽生えも感じさせる。それもまた人の思いの描写である。 おそろしの登場人物に加えて、女中に加わり守護の役目を持つお勝、手習所の若先生である利一郎、4話目の主人公となった偽坊主の行然坊の新しい仲間が話を広げている。 第3段の文庫化を望む。
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あんじゅうとは暗獣のこと。暗闇の獣とは・・・表題のお話も含めて今回は4話が披露されます。 三島屋のおちかが江戸中から集めた不思議な話の聞き手になって物語が展開されます。前編の「おそろし」の続きで1話ごとに完結する形式になっていますが、登場した人物はその後もおちかの周囲で陰に日向に...
あんじゅうとは暗獣のこと。暗闇の獣とは・・・表題のお話も含めて今回は4話が披露されます。 三島屋のおちかが江戸中から集めた不思議な話の聞き手になって物語が展開されます。前編の「おそろし」の続きで1話ごとに完結する形式になっていますが、登場した人物はその後もおちかの周囲で陰に日向に影響する存在となります。ここで語られるものは怪奇譚ではありますが、中身は人々の織り成す感情が作り出したものが基になっているので、怪奇現象そのもののからくりが明かされるお話も登場します。 呪いとは・・その呪縛に前向きに生きる力が、じわじわと失われていく。徒に時が過ぎ、決断するべき節目を見逃してしまう。・・というおちかの自省の一文がありますが、彼女は他人のこうした話を聞く毎に、17歳という身で背負った重い過去を振り返りながら成長の糧としていきます。 今後の彼女の人生に大きな支えとなりそうな人物の存在もクローズアップされて、この後の続きが楽しみな展開になっています。
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このシリーズはキャラがたっていて、それがかわいく、けなげだったりするので、早く続きが読みたくなる。 宮部みゆきの江戸の怪談シリーズは互いに登場人物がクロスオーバーしていて、それも楽しみの一つ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
実は「あんじゅう」が気になって、「おそろし」を読みました。 「おそろし」よりも、人の情念的な怖さはなく、不思議なものたちのもの哀しさだとか、切なさがあり、ちょっと、「しゃばけ」シリーズに近かったかも。 なにより「あんじゅう」が切ないです。
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