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あんじゅう の商品レビュー

4.3

171件のお客様レビュー

  1. 5つ

    64

  2. 4つ

    65

  3. 3つ

    24

  4. 2つ

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  5. 1つ

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2013/08/29

このシリーズはキャラがたっていて、それがかわいく、けなげだったりするので、早く続きが読みたくなる。 宮部みゆきの江戸の怪談シリーズは互いに登場人物がクロスオーバーしていて、それも楽しみの一つ。

Posted byブクログ

2013/08/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

実は「あんじゅう」が気になって、「おそろし」を読みました。 「おそろし」よりも、人の情念的な怖さはなく、不思議なものたちのもの哀しさだとか、切なさがあり、ちょっと、「しゃばけ」シリーズに近かったかも。 なにより「あんじゅう」が切ないです。

Posted byブクログ

2013/11/29

一作めの『おそろし』がとてもよかったので読みました。 一話めの『逃げ水』は、人に裏切られたことを恨みに思うあまりに妖になってしまった、「お旱(ひでり)さん」という神様の話。女の子の姿をしている、という設定のせいもあってか、人を恨みながらも、心を許した染松を守ろうとする姿がいじらし...

一作めの『おそろし』がとてもよかったので読みました。 一話めの『逃げ水』は、人に裏切られたことを恨みに思うあまりに妖になってしまった、「お旱(ひでり)さん」という神様の話。女の子の姿をしている、という設定のせいもあってか、人を恨みながらも、心を許した染松を守ろうとする姿がいじらしい。あれだけ強く人を恨むのは、それだけ強く人を信じていたからに他ならないことを思うと切なくなるお話。 二話めの『藪から千本』はミステリーのような趣もあって、人の心の闇が怖いお話。 三話めに出てくる、家に取り憑いた、というより家の化身のような存在だった「くろすけ」は可愛くて、どんなに心を通わせても決して一緒に暮らしてはいかれない人間と妖との関係が切ない。でもちょっとお話が長すぎるな、と感じました。 四話めも冗長に感じました。しかも最後に読んだのに印象が薄い。なぜだろう。 最後の余録的なお話は明るくてよかったです。次の『泣き童子』も、文庫になったら読もうと思います。

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2013/08/19

くろすけ…(;_;) やっぱり宮部みゆきの時代小説はいい!!!すき!!! P497 「おまえは孤独だが、独りぼっちではない。おまえがここにいることを、おまえを想う者は知っている。離れてはいても、仰ぐ月は同じだ。眺める花は同じだ。離ればなれになっても、それを支えと慰めに、生きていこ...

くろすけ…(;_;) やっぱり宮部みゆきの時代小説はいい!!!すき!!! P497 「おまえは孤独だが、独りぼっちではない。おまえがここにいることを、おまえを想う者は知っている。離れてはいても、仰ぐ月は同じだ。眺める花は同じだ。離ればなれになっても、それを支えと慰めに、生きていこう。」

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2013/08/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「おそろし」続編。 今回は「逃げ水」「藪から千本」「暗獣」「吼える仏」の四部構成。 「逃げ水」はとある村の守り神と子供の話。信仰を忘れられ怨みを抱きながらも誰かに必要とされたい神とそんな神と心を交わすことができた子供の話。 「藪から千本は」怪奇な話ではなく、生みの親と育ての親そして姑による子供をめぐった生々しい話。 「暗獣」は光と人の元では生きられない屋敷の思念が作り出した愛くるしい獣と老夫婦の心温まる話。 「吼える仏」は隠れ里に住む人々の里を思う気持ちが産んだ悲劇とそれに立ち合った偽坊主の話。 どれも読みごたえのある話ですが、暗獣が個人的には気に入りました。 全体を通しても、おちかが心を取り戻しつつ恋もし始めているのがなんともいいですね。 出来れば、「おそろし」の後に読んで欲しい一冊です

Posted byブクログ

2013/08/11

三島屋シリーズ第2弾。 どのお話も良かった。切なく哀しいのもあれば、ぞわっと鳥肌がたつようなもの、ほっこりするものあり、読み終わるのがもったいなかった。「お白様」と「あんじゅう」が特に○。 登場人物も増えたけど、みんなキャラが良く、これからも楽しみ。

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2013/08/11

5編それぞれ味わいがあったけれど、やはり「あんじゅう」が一番よかったな くろすけが切ない 三島屋変調百物語の第2巻 おちかさんにもすこし安らぎがみえてきたかな 次作が楽しみです ≪ あんじゅうと 心かよわせ 闇の中 ≫

Posted byブクログ

2013/08/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

人を恋いながら人のそばで生きられない暗獣(くろすけ)にまつわる切ない話をはじめとする百物語もさることながら、深考塾の若先生や、偽坊主の行然坊、疱瘡神の嫁御となり魔を払う縁起物として働いてきたお勝など、魅力的な登場人物たちが次々と加わり、百物語の聞き役おちかの今後が気になります。

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2013/08/10

人の世の縁の妙・・・。 人を大切に思い,尊重することこそが, 「信じる」ことへつながるのだろう。

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2013/08/07

三島屋百物語の二巻目。表題作「暗獣」の出来が良すぎて他三作が霞んでしまった。お旱さんもよかったんだけれどなぁ。 「暗獣」のままだと江戸川乱歩的な雰囲気だったのをひらがなに「あんじゅう」としたのは宮部さんっぽい仕上がりになったなと。

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