残月 の商品レビュー
出会いと別れの中で、人生の在り方を示唆してくれる人たちの想いを受け止め、まっすぐに生きようとするその姿勢はなによりも清々しいと思う。 お互いの進むべき道を尊重し、その苦難のさなかでもしっかり寄り添う「つるや」の人々に、失われた家族のつながりを思慕するような心持ちを覚える。
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相変わらず面白かったけど、前作らに比べ、やや勢いがないか? ただ、今後の展開が気になるので、それに向けての一旦のトーンダウンなのかな~
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みをつくし料理帖シリーズの最新刊。 かなり間隔があいて内容をすこし忘れかけていたが、読むとどんどん思いだすことができやはり楽しむことができた。 展開もすすんだ部分があったので今後がますます楽しみ。
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今回は文庫解説どおり登場人物それぞれに新たな展開あり、 成長あり、明るい兆しが見えてとても良かった。 澪を取り巻く面々にも以前にも増した絆を感じる。 特に若旦那・佐兵衛のこと、野江とのこと、ラストの芳さんのこと、じんわりキタなあ。 澪の身の振り方にも今後注目!という感じ。 この...
今回は文庫解説どおり登場人物それぞれに新たな展開あり、 成長あり、明るい兆しが見えてとても良かった。 澪を取り巻く面々にも以前にも増した絆を感じる。 特に若旦那・佐兵衛のこと、野江とのこと、ラストの芳さんのこと、じんわりキタなあ。 澪の身の振り方にも今後注目!という感じ。 この時代は閏月(うるうづき)があり一年が13か月という年があったらしい。 葉月(8月)が2回・・・っておもしろ〜〜い(^◇^)でもなんで8月なの?
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みおちゃんが一歩進もうとしてるのかなぁっていう一冊でしたw こんなに仕事にひたむきなみおちゃんを尊敬するけど、 やっぱり大好きな人とくっついてもらいたかったーって気が(;´д`)
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ようやく読めました。 いやはやめでたい。 素敵な男性が減り、寂しいところでしたが、 最後に一柳さんがおいしいとこを全部 持って行きましたのね。 ご寮さん、本当によかった。 ただ、こうなってくると、そろそろ澪ちゃんも巣立ちでしょうかね。 つらいことをたくさん乗り越えてきたせい...
ようやく読めました。 いやはやめでたい。 素敵な男性が減り、寂しいところでしたが、 最後に一柳さんがおいしいとこを全部 持って行きましたのね。 ご寮さん、本当によかった。 ただ、こうなってくると、そろそろ澪ちゃんも巣立ちでしょうかね。 つらいことをたくさん乗り越えてきたせいか、 澪ちゃんがずいぶん大人に見えます。 この子、いくつだっけ? 絶対私よりも落ち着いてます(笑)
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新刊が出るのはもっと先になるとばかり思っていたので、新刊が出ていたことを知った時は嬉しかったです。 このシリーズは、読みやすいし料理を作る時の参考になるのでとても好きです。
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女主人公が働いて何かを作り上げる話を読むと、何か始めようという気力が湧いてくることがある。昔だったら田辺聖子ものとか。 昨日もまた、澪にならって根菜料理を食べてみた。暑くて精根衰えているところに「こん」のつくものを。元気出ました。 面白シンクロニシティの点では高野豆腐。朝の情...
女主人公が働いて何かを作り上げる話を読むと、何か始めようという気力が湧いてくることがある。昔だったら田辺聖子ものとか。 昨日もまた、澪にならって根菜料理を食べてみた。暑くて精根衰えているところに「こん」のつくものを。元気出ました。 面白シンクロニシティの点では高野豆腐。朝の情報番組で鶏の唐揚げの低カロリー版として「高野豆腐の唐揚げ」が紹介された。澪の工夫とは別物ですが、ゆるめた高野を手でちぎることでカリカリ感をアップするという考案者の工夫も素晴らしい。昨日食べた山家料理にも特産の凍み豆腐を焼くか揚げるかして削り節をまぶした一品がありしみじみしていたところ。 以上、時代小説の読み方、あるいは人情話、女一代記のいずれに対しても、邪道な読み方をしていますが楽しんでいます。
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胸がつぶれるような前巻から、また明るい光が澪と彼女を取り巻く人々に戻ってくる希望の巻。最後に訪れたある人への幸せに涙が止まらない。巻末の特別収録の短いおまけも粋で、ひさしぶりに「つる家」に里帰りしたような嬉しいひと時を過ごした。
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美しい言葉、美しい文章、美しい暮らしぶり。久しぶりに読んだこのシリーズは、やっぱり素晴らしい。人を想う気持ちに、涙が出る。少しずつ、明るい兆しが見え始めてきた。次は、いつ出るのだろう、早くも待ち遠しい。
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