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からくさ図書館来客簿(第一集) の商品レビュー

3.5

58件のお客様レビュー

  1. 5つ

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  2. 4つ

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  3. 3つ

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2014/05/02

篁のキャラ…おおい、すごいな、変態さんじゃないっすか。しかも、よくよく読めば幼女趣味!? それは置いといて、なかなか世界観がしっかりしています。時子様が、凛々しくて素敵です。出てくるひとたちも、道なしになるだけあり、もともと天道行きの方々。優しさも持った方が多くて、人情を感じられ...

篁のキャラ…おおい、すごいな、変態さんじゃないっすか。しかも、よくよく読めば幼女趣味!? それは置いといて、なかなか世界観がしっかりしています。時子様が、凛々しくて素敵です。出てくるひとたちも、道なしになるだけあり、もともと天道行きの方々。優しさも持った方が多くて、人情を感じられます。こういうオカルト大好物です!2巻も読みますー!

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2014/04/13

京都の隠れ家的私設図書館で、冥界の役人、小野篁が天道へ行くべき迷える魂を導く物語。 と、一口に言ってしまうとこんな感じか? ただ、図書館で篁と一緒に働く時子様という少女が誰なのか、それが読みながら気になってしょうがなかったのだが、ストーリーが進むにつれてそれも明らかになる。 ...

京都の隠れ家的私設図書館で、冥界の役人、小野篁が天道へ行くべき迷える魂を導く物語。 と、一口に言ってしまうとこんな感じか? ただ、図書館で篁と一緒に働く時子様という少女が誰なのか、それが読みながら気になってしょうがなかったのだが、ストーリーが進むにつれてそれも明らかになる。 彼女の正体もストーリー上重要な要素なのだが、時代ゆえの哀れな境遇が、現在との対比となっていて、篁との絡みもおもしろい。

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2014/06/10

京都の一角にある、私立図書館。 料金を払うと、お茶とお菓子が出てくる図書館ですが 本来の目的は『道なし』をあるべき場所に案内する事。 連続短編になっているので、少しずつ読み進められます。 小野妹子、は知っていますが、こんな男性になるのですか。 ものすごくこだわった図書館を建設す...

京都の一角にある、私立図書館。 料金を払うと、お茶とお菓子が出てくる図書館ですが 本来の目的は『道なし』をあるべき場所に案内する事。 連続短編になっているので、少しずつ読み進められます。 小野妹子、は知っていますが、こんな男性になるのですか。 ものすごくこだわった図書館を建設する人になるのですかw この二人の上下関係もすごいです。 どこまでも身にしみたものは付いてくるんだな~と。 というか3話目。 昔って…恐ろしすぎる。 それを言うなら4話目の知識もすごいですが。 すでに自分の宗教の流派も知らないのに…。 昔は知っているのが普通だったのでしょうか? それともこれまでに培ってきたもの?? 2話目は財布的にきついだけでしたがw どれもこれも、憑いているものとお別れをして さようならをする記憶がなくなって…。 何だかふんわりと幸せな感じになっていま。 その後小さく、導いている人達も幸せそう?w

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2014/04/07

タイトルは、昨今流行りの日常の謎系のミステリーのようですが、しっかりがっつり現代物(?)和風(?)ファンタジーです。 小野篁は、確かにマイナーといえばマイナーかも。(^^;) 文章が綺麗で、気持ちよく読めました。 ただ、時子はともかく、篁のキャラが……そのうち作者の書きやすい自...

タイトルは、昨今流行りの日常の謎系のミステリーのようですが、しっかりがっつり現代物(?)和風(?)ファンタジーです。 小野篁は、確かにマイナーといえばマイナーかも。(^^;) 文章が綺麗で、気持ちよく読めました。 ただ、時子はともかく、篁のキャラが……そのうち作者の書きやすい自然さに軟着陸するのか、キャラ造形のわざとらしさが鼻につき始めて読んでいて白けてしまうか――続きも読もうと思っていますが、少し冷や冷やしてもいます。 「うまし国」の料理人の彼には、ほっこりさせていただきました。(^^)

Posted byブクログ

2014/03/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

同じメディアワークスの某古書ミステリーとタイトルが似ていたので、購入しました。でも、内容はかなり違いました。 昔の人と現代の人が織りなす物語は独特の雰囲気があり引き込まれました。ですが、少々専門的で読みにくいなと感じたところもありました。仏教や宗教に多少詳しければ魅力的な話ですし、これを気にちょっと宗教や歴史の知識をつけてみようかなと思います。 一般的な人には有名な偉人ではなく、あまり知られていない人をモチーフにしているのも面白いと感じました。でも、少し図書館の来客者が仏教関連の事柄に食わしすぎるような気もしますし、不思議な状況を混乱せずに感嘆に飲み込みすぎている気がします。 神社や宗教の名称をはじめの方は濁して、後から正式な名称を述べていて、著者の独特な言葉の使い方が目に留まりました。

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2014/02/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

過去からやってきて、道なしを天道へ連れて行ってくれる篁。現代人の姿をして、館長として働いている図書館。こんな図書館があったらいってみたい。コーヒーを出してくれて、マニアックな本があって、不思議な体験ができるかもしれない。どんな生き方がいいのか、どんな死に方がいいのか、選べるとも言えるし選べないとも言える。ただ、なるべく人に対していい行いをして、悔いなく死ねたらいいなと思った。

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2014/01/30

+++ 京都の一角に佇む「からくさ図書館」は、優しげな図書館長の青年と可憐な少女とが二人きりで切り盛りする、小さな私立図書館。紅茶か珈琲を味わいながら読書を楽しめる、アットホームなこの図書館には、その雰囲気に惹かれて奇妙な悩みと出会ったお客様が訪れる。それぞれに悩みを抱えるお客様...

+++ 京都の一角に佇む「からくさ図書館」は、優しげな図書館長の青年と可憐な少女とが二人きりで切り盛りする、小さな私立図書館。紅茶か珈琲を味わいながら読書を楽しめる、アットホームなこの図書館には、その雰囲気に惹かれて奇妙な悩みと出会ったお客様が訪れる。それぞれに悩みを抱えるお客様に、図書館長・小野篁が差し出すのは、解決法が記された不思議な書物で―。悠久の古都で綴られる、ときにほろ苦く、けれど温かなライブラリ・ファンタジー。 +++ 図書館というタイトルに惹かれて読み始めてみたが、あまりにぶっ飛んだ設定にいささかたじろいだ。図書館長が、冥界のお役人だったり、井戸を通ってあちらと行き来していたり、善行を成したにもかかわらず天道へ行き迷っている「道なし」を焦げくさい臭いで見つけ出して、無事天道へ送り出すのを仕事にしていたり。縄張りを図書館にした必然性はあまり感じられないが、館長・篁の趣味と言われてしまえばそれまでである。道なしを天道に送るとともに、彼らが取りついた現世の人間の悩みも解決している。なんとなくピントがずれているようで、お人好しでもあり、それでいて自分の役割はきっちり果たすような篁のキャラクターと、時空を超えた愛の物語でもあるので、ついつい読み切ってしまった。タイムトリップの要素が加わった、あの作品とかその作品とかのような一冊ではある。

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2014/01/04

内容は面白かった。キャラも個性的で読みやすかった。だけど、合わなかったみたいで、頭に入りにくかった。残念。

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2013/12/26

小野篁って以外にマイナーだったん?あとがき読んでびっくり。 時子は知らなかった。 マイナーな人物を取り上げてくれるのは嬉しいです。知識が増えるので。 表紙飾ってる割に時子の出番はそんなになかったし、篁のキャラに圧されてる感があった。 道なしにとり付かれてしまった人たちが事態をそ...

小野篁って以外にマイナーだったん?あとがき読んでびっくり。 時子は知らなかった。 マイナーな人物を取り上げてくれるのは嬉しいです。知識が増えるので。 表紙飾ってる割に時子の出番はそんなになかったし、篁のキャラに圧されてる感があった。 道なしにとり付かれてしまった人たちが事態をそこまで抵抗なく素直に受け入れている。 そんないい人たちの話を読んだ気分。 全体的にすいすい読めました。 図書館がちょっと少女チックな感じかなー。

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2015/03/18

冥官に導かれ...... 京都、小野篁、図書館......この三つに惹かれて読んでみた。 第一話は図書館の説明、小野篁の現世での姿などに話が多く割かれている。 学問の神様として祀られる篁のイメージは、本書においてちょっとズレたところがあってかわいらしい。 よくある設定だとは思っ...

冥官に導かれ...... 京都、小野篁、図書館......この三つに惹かれて読んでみた。 第一話は図書館の説明、小野篁の現世での姿などに話が多く割かれている。 学問の神様として祀られる篁のイメージは、本書においてちょっとズレたところがあってかわいらしい。 よくある設定だとは思ったが、違和感を感じることはない。 ただ、第一話は話を盛り込みすぎたように思う。 2〜4話がそれなりに統一された世界観を持っているのに比べると、第一話はあっさりしすぎている。 だとすれば、プロローグとして「からくさ図書館」の縁起を別にして、第一話を始めた方がよかったように思われる。 第二話は『うまし国』。 美味しい、美しいの意味合いを持っている。 これがまた美味しそうで...... 喜劇仕立てになっているが、篁と「道なし」の心遣いが憎らしい。 第三話は『葵祭』、第四話は『迎え鐘』と続く。 どちらも古都にまつわる物語で、しっとりとした物語だ。 全体の印象としては面白いものであった。 斎院である時子があまり活躍していないのが少々残念。 掛け合い自体は面白いものなのでもっと出してほしい。 奥ゆかしい、ともいえるけれど.....。 図書館らしく、本の名前がたくさんでてくるが、羅列になってしまっているようにも思う。 ただ、ここは心の中が映る不思議な本、というのが中心なのでそれでも構わないのかもしれない。 『ビブリア古書堂』の雰囲気を持っているので、私はこれも人気がでるかもしれないと踏んでいる。

Posted byブクログ