煌夜祭 の商品レビュー
1頁目から独特の世界観に引きずり込まれて行き、一応1話1話は短編になっているのですが、1話に登場した脇役が2話では主役になっていたりと、まるでスピンオフ作品を読んでいるかのような楽しみ方が出来ます。 そう!何を隠そう、私はスピンオフ形式の作品が大大大好物で御座いまして(笑)...
1頁目から独特の世界観に引きずり込まれて行き、一応1話1話は短編になっているのですが、1話に登場した脇役が2話では主役になっていたりと、まるでスピンオフ作品を読んでいるかのような楽しみ方が出来ます。 そう!何を隠そう、私はスピンオフ形式の作品が大大大好物で御座いまして(笑)。 メインの登場人物が物語を進めて行く中で、一方その頃脇役達は…と、先程までメインと一緒にいたキャラクター達が、同じ時間に何処で何を経験していたのか?を掘り下げてくれている作品は、非常に楽しいですね! 最近はその脇役達がメインの作品として出たりして、スピンオフ形式は当たり前になって参りました。 本でもアニメでもドラマでも、そう言った内容の物にはついつい飛びついてしまいます。 この「煌夜祭」最終話は全ての物語の伏線が回収され、ラストは思わず「マジか…やっぱり、そう言う事?」と声に出して呟いてしまいました! 国内作品を改めて読み直してみようと思う切っ掛けになったと共に、私の心に深く深く残る作品となりました。 ゲームクリエイターの小島秀夫さんが、YouTubeの本を紹介するチャンネルで「文庫版は作者が当時とは違う視点で描きおろしやあとがきを追加する場合があるので、本を買うなら文庫版をおすすめする」と言うようなお話をなさっていて、私もうんうんと大きく頷きました。 私も文庫派でただ単に価格とサイズが手頃だと言うだけの理由ですが、この「煌夜祭」では多崎さんが文庫オリジナルの書き下ろしを追加して下さっており、尚更小島さんの御意見に同意させて頂いた次第であります。 但し多崎さんも注意されておりますが、「煌夜祭」文庫版の書き下ろしは「内容のネタバレ」になりますので、書き下ろしや解説、後書き等を先に読まれるタイプの皆様は、是非とも御注意下さいませ!!!
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残酷で、切なくて、美しい物語だった。冬至の日、仮面を付けた語り部たちが、色んな島、色んな時代、色んな人が紡いできた物語を夜通し語る。一見バラバラに見える その物語が徐々に繋がりを見せ始めたとき、その壮大な世界観に圧倒される。 始めの方はファンタジー初心者には難しす ぎたかと思っ...
残酷で、切なくて、美しい物語だった。冬至の日、仮面を付けた語り部たちが、色んな島、色んな時代、色んな人が紡いできた物語を夜通し語る。一見バラバラに見える その物語が徐々に繋がりを見せ始めたとき、その壮大な世界観に圧倒される。 始めの方はファンタジー初心者には難しす ぎたかと思ったけど、そんな事なかった。
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登場人物がゴチャゴチャになってしまったのでもう一度メモ取りながら再読。 残酷で哀しくて、素敵な物語でした。
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魔物が人を喰らう年に一度の冬至の夜、仮面をつけた語り部達は火を囲み夜通し物語を紡ぐ。それは人と魔物の物語。 語り部が語る魔物を巡る短編連作。 一見関係が無いように見える各島と魔物と人を巡る話が、徐々に一つの物語に繋がっていくのだけど、新しい話が始まる度、真相がわかりそうでわから...
魔物が人を喰らう年に一度の冬至の夜、仮面をつけた語り部達は火を囲み夜通し物語を紡ぐ。それは人と魔物の物語。 語り部が語る魔物を巡る短編連作。 一見関係が無いように見える各島と魔物と人を巡る話が、徐々に一つの物語に繋がっていくのだけど、新しい話が始まる度、真相がわかりそうでわからない。途中何度も読み終えたページを読み返しに戻り、繋がりに気付いたときの感動…鳥肌。 読んでいて実に楽しい本だった。久しぶりに人物相関図をメモしつつ見返しつつ、ファンタジーの世界にどっぷり浸れて。 儚くて切なくて美しいファンタジー、長い月日をかけ語り継がれる物語に魅了された。これは冬至の時期にまた読み返したい。
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一年に一度、冬至に集まり持ち寄った話を語り合う語り部。 十八ある各島に伝わる物語を紡ぐ。 魔物とは何か、全島を巻き込んだ戦争、美しくも悲しい恋、それら全てが一晩で語られる。 そこに託された想いが美しかったです。
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語り部たちが時を超えて紡いでいく、人と魔物の物語。少し怖く、どこか切ない物語が断片的に語られていき、それらがやがて一つにつながっていく構成が印象的。 地名や人物名、種族の関係など情報量は多く、相関図やメモを取りながら読むと理解しやすいかも。
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冬至の晩に開かれる煌夜祭で語り部たちが語る物語。魔物はなぜ生まれたのか、美しい魔物に惹かれ、魔物に喰われることにより記憶や想いが引き継がれる。恐ろしい魔物の悲しい想い。美しく切ない物語に惹き込まれた。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
最初は繋がりを感じられないシンプルなファンタジーの短編集。 独立した短編が読み進めるうちに意味を持って繋がる瞬間はやっぱりたまらない。 悲しさと切なさにほんの少しの高揚感で構成された物語、大団円とは言えないがビターエンドかどうかは読み手次第かな。 ※エピローグはちょっと野暮ったく感じた
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また宝物が増えてしまった…。 死の海、蒸気煙る十八の島、人を喰らう美しい魔物、冬至の夜に語り部たちによって開かれる煌夜祭——夢中で世界に浸ってしまった。幻想的な小話が、夜通し堆積するにつれて、歴史となり現実となる実感がよかった。作者の多崎さんは関係性の癖の者(確信)
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時を超えて想いを紡いでいく人間と魔物のファンタジー。 世界観、テーマ、ストーリー、キャラクター、構成どれもよかった。面白かった。 冬至の夜に行われる煌夜祭。語り部たちが順に物語を紡いでいく。それぞれ独立した短編かと思いきや、だんだんと一つに繋がっていく。なぜ人を喰らう魔物が生...
時を超えて想いを紡いでいく人間と魔物のファンタジー。 世界観、テーマ、ストーリー、キャラクター、構成どれもよかった。面白かった。 冬至の夜に行われる煌夜祭。語り部たちが順に物語を紡いでいく。それぞれ独立した短編かと思いきや、だんだんと一つに繋がっていく。なぜ人を喰らう魔物が生まれるのか。なぜ語り部たちは物語を伝えていくのか。 単純な正義と悪ではなく、皆もがきながら、たくさん失敗しながら、それでもよりよい世界を目指していく、その想いを紡いでいく。 人を喰らう魔物、魔物の苦悩や葛藤、戦争、受け継がれる記憶、構成の面白さなど、進撃の巨人を彷彿とさせる作品だった。(進撃の方が後だけど)
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