なにかのご縁(1) の商品レビュー
野崎まどが「普通」のハートウォーミングな作品を出すということ自体が普通ではない。前作の「2」を終えて、新たな領域に踏み出すのか、ただのクッションとして用意したのか…。 内容としては普通の出来。クスリと笑う場面がいつもどうりな感じ。 というか今までの作品に共通していた「ひっくり返...
野崎まどが「普通」のハートウォーミングな作品を出すということ自体が普通ではない。前作の「2」を終えて、新たな領域に踏み出すのか、ただのクッションとして用意したのか…。 内容としては普通の出来。クスリと笑う場面がいつもどうりな感じ。 というか今までの作品に共通していた「ひっくり返し」が無いまま最初から最後まで通した印象。
Posted by
野崎まどの書く話がこのまま終わる筈がないと、油断せずに読み進めたが何の驚きもなく読み終えた。何の仕掛けも無いということに驚いたけど。 うさぎさんとの掛け合いや魅力的な登場人物となど「普通」の小説としてもかなり楽しめた。
Posted by
野崎まどということで(いい意味で)不安だったけれど、そんな期待は裏切られた感。 しかしこれがまた面白いから、「野崎まど劇場」と同じく作者の幅の広さが素直にスゴイと思える。
Posted by
主人公がお人よし!うさぎさんかわいい! でもまさか最後までちゃんとハートフルストーリーとは…。てっきりオチがあると思ってました。良かった。 自転車の話が好きです。実物が見てみたい。
Posted by
ほっこり。な言葉が良く似合う本だと思う。可愛いうさぎさんの親父声と身近に居そうな大学生達。ハラハラやドキドキでは無いけれど、心地良く手に取れる本。自身でも色んな縁を感じる日々、うさぎさんと一緒に見てみたいものです。
Posted by
■お人好しの青年と不思議なうさぎが織りなす一風変わった『縁結び』の物語。 大学の自治会で忙しく働く毎日を送っていた青年・波多野ゆかりくんは、あるとき謎の白うさぎと出会いました。いきなり喋った彼もとい「うさぎさん」は、なんとその自慢の長い耳で人の『縁』の紐を結んだり、ハサミのよう...
■お人好しの青年と不思議なうさぎが織りなす一風変わった『縁結び』の物語。 大学の自治会で忙しく働く毎日を送っていた青年・波多野ゆかりくんは、あるとき謎の白うさぎと出会いました。いきなり喋った彼もとい「うさぎさん」は、なんとその自慢の長い耳で人の『縁』の紐を結んだり、ハサミのようにちょきんとやったり出来るのだそうです。そしてうさぎさんは、ゆかりくんにもその『縁』を見る力があると言います。そうして二人は、恋人や親友、家族など様々な『縁』のトラブルに巻き込まれ……?誰かの『ご縁』をめぐってゆかりくんとうさぎさんが大活躍!? とても愉快でちょっと切ないハートウォーミング・ストーリー登場。
Posted by
大学生の波多野ゆかりは、ひょんなことから、人の「縁」をつないだり切ったりする神様(のようなもの)であるうさぎさんに出会う。 うっかり切られた自分の縁を再びつないでもらうため、ゆかりはうさぎさんの仕事を手伝い、人の縁を繋ぐべく奔走する。 文体は軽く、サクサク読める。 随所にシュー...
大学生の波多野ゆかりは、ひょんなことから、人の「縁」をつないだり切ったりする神様(のようなもの)であるうさぎさんに出会う。 うっかり切られた自分の縁を再びつないでもらうため、ゆかりはうさぎさんの仕事を手伝い、人の縁を繋ぐべく奔走する。 文体は軽く、サクサク読める。 随所にシュール系の笑いを織り交ぜてくるが、若干の上滑り感が拭えない。 「縁」というテーマは面白いけれど、欲を言えば、ストーリーにもう一捻り欲しかった。
Posted by
これがまた「2」のようにつながるであろうことはわかってる。しかしそれにしても面白くなかった。シュールな笑いは健在。 思ったけど一度手の内がばれている以上、また「2」のような展開はこないのでは。ちなみにそのときのタイトルは「Re:2」だと思う。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
2013 5/22(くらい?)読了。Amazonで購入。 野崎まどの新刊・・・にしては、拍子抜けと言ってもいいくらい、タイトルと表紙に偽りのないなんかハートフルな話。 人の縁を見たりつないだり切ったりできるウサギに遭遇した青年が、自分も人の縁が見えるようになり、色々奮闘したりする話。 最後の1話、死人との縁は非常に強い、っていう描写の部分の怖さはちょっと野崎まどらしさもあったけど、全体的にはどんでん返しもそんなになく、あれあれ?? むしろ次に出す小説の中でこれのどんでん返しがあるんじゃないかとか疑ってしまう・・・。
Posted by