スカル・ブレーカ の商品レビュー
時代劇を見る感じでおもしろい。 映画化されてもおもしろいじゃろね。(岡山弁) “大人になり、理屈を考えるようになると、死を恐れる理由というものが、意外にも小さいことに気づく。それは、カシュウも言っていた。子供から大人になったばかりの若者ほど死にたがる、と。急に、生の理由がないこ...
時代劇を見る感じでおもしろい。 映画化されてもおもしろいじゃろね。(岡山弁) “大人になり、理屈を考えるようになると、死を恐れる理由というものが、意外にも小さいことに気づく。それは、カシュウも言っていた。子供から大人になったばかりの若者ほど死にたがる、と。急に、生の理由がないことに愕然とするからだという。また、歳を重ねれば重ねるほど、潔さを失い、自ら死ぬようなことを避けるようにもなるという。それは、寿命というものを意識するからなのか、それとも、これまで生きてきたことに対する慣れというものだろうか。”
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シリーズ3作目。進んでいく旅の中で色んな人に出会い、どんどんゼンの知識や経験が積み重なっていく様子が、非常に愛おしく、頼もしく感じる。森さん独特のユーモアも健在で、それがまたゼンらしさが出ていて楽しい。ヤナギやマサミチとの出会いも今回キーになっているようで、今後の展開に期待が膨ら...
シリーズ3作目。進んでいく旅の中で色んな人に出会い、どんどんゼンの知識や経験が積み重なっていく様子が、非常に愛おしく、頼もしく感じる。森さん独特のユーモアも健在で、それがまたゼンらしさが出ていて楽しい。ヤナギやマサミチとの出会いも今回キーになっているようで、今後の展開に期待が膨らむばかりです。
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山を降りて、いろんな経験を積み、だんだん世の中の事が解ってきたゼン(^^)ヤナギには敗れたけれど、剣の腕もますます磨かれ冴えてます(^o^)♪最後のナナシから衝撃の事実を明かされたゼンの反応が面白い!この天然キャラに女性は惹かれるんですかねぇ(*^^*)
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
濃厚な1冊でした(〃´o`) タガミに出会い、これまでにない挫折を味わうゼン様。まだまだ成長の余地があるのが、本当に魅力的。「ゼン殿が会ったタガミは、実は私です。」がお気に入りのジョーク。 「人の命に重みの差などない!」 命を懸けた場で滲みでるカリスマ。ナチュラルボーンな高潔さに低頭しちゃいそうm( __ __ )m 「ころっとお参りしたいんですね?」 世紀の天然ジゴロ、ゼン様。この巻でも、もちろん求愛されます。二言、三言会話するだけで女達を虜に!スズカ流おそるべしヾ(・ω・`;))ノ 「ノギが斬られていたら・・・」 怒りに身をまかせるゼンも見てみたい。
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第三部。相変わらず通じて静寂な文体が非常に好み。 ドラゴンクエストのような世界をこの本から感じることができる。何も知らず、世に出てきた剣豪が世間とのずれや体験を通じて人間世界の異様さを浮かび上がらせるような世界感は、この作者独特のものがある。 まだ読んだことのない人は、一ページだ...
第三部。相変わらず通じて静寂な文体が非常に好み。 ドラゴンクエストのような世界をこの本から感じることができる。何も知らず、世に出てきた剣豪が世間とのずれや体験を通じて人間世界の異様さを浮かび上がらせるような世界感は、この作者独特のものがある。 まだ読んだことのない人は、一ページだけでもいいので読んでみて欲しい。1ページで好みが分かれるだろう作者。
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ヴォイド・シェイパシリーズの3作目。 ゼンの出生が明らかになりました。 今まで命をかけた戦いという内容や文体、装丁も含めてスカイクロラシリーズみたいな感じだと思ってたのですが、ゼンの考え方は犀川先生みたいだなぁ…と感じるようになってきました。 まぁ、そういう意味でもとても森作品...
ヴォイド・シェイパシリーズの3作目。 ゼンの出生が明らかになりました。 今まで命をかけた戦いという内容や文体、装丁も含めてスカイクロラシリーズみたいな感じだと思ってたのですが、ゼンの考え方は犀川先生みたいだなぁ…と感じるようになってきました。 まぁ、そういう意味でもとても森作品っぽいのですが、ゼンの出生の設定が思った以上にテンプレな感じで…この先これがどう展開していくのかが気になりますね。 跡継ぎ騒動に巻き込まれたり…?でもそんなゼンが想像できないです(笑)。 ノギさんとの関係が全く進まないようでちょっとは変わってきてるのかな? 2人にうまくいってほしいと思うほどではないけれど、ノギさんのひとり相撲な感じは読んでて面白いです(笑)。
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表紙が楓だったので惹かれて読んだのですが、侍ものでした。 古い時代の本は、今と言葉が違いすぎてあんまり好きではないのですが、本書は普通に読めました。 どっちかっていうと、未だに就職活動中の私に対するエールのような、若者向けに対しての精神論でした。
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寝る前に30~50分ほど、4回にわけて読んだ。 5秒くらいかけて出来事の流れを辿って続きを読み始めるのが、 この作品にちょうどいい間だなと思いながら、そうした。 物語の大きな流れは予想を裏切らない方向に向かっている。 だからこそ集中力はゼンと一緒にゼンの中に潜っていくことが出来る...
寝る前に30~50分ほど、4回にわけて読んだ。 5秒くらいかけて出来事の流れを辿って続きを読み始めるのが、 この作品にちょうどいい間だなと思いながら、そうした。 物語の大きな流れは予想を裏切らない方向に向かっている。 だからこそ集中力はゼンと一緒にゼンの中に潜っていくことが出来ると思う。 怠惰に、目まぐるしく過ぎていく日々の、深呼吸になる作品。
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主人公の率直な誠実さで小気味よくストーリーが展開される。 「人間にとって最も大切なことは、この正直さだと自分は考える。それは、ある特定の相手に対する正直さではなく、もっと広く周囲の皆に、また己に対し、そして、自分の生き方にも及ぶ正直しだ。」 「素直な筋を走る刀は速い。迷いがな...
主人公の率直な誠実さで小気味よくストーリーが展開される。 「人間にとって最も大切なことは、この正直さだと自分は考える。それは、ある特定の相手に対する正直さではなく、もっと広く周囲の皆に、また己に対し、そして、自分の生き方にも及ぶ正直しだ。」 「素直な筋を走る刀は速い。迷いがないからだろう。もし迷うとしたら、それふどこかに不信がある。誤魔化しがある。(中略)ときには必要かもしれないが、そちらを本意と考えてばかりいると、結局は自分が誤魔化されていることとおなじになる。そういう者の刀は、いつも迷い、常に無駄な動きをするようだ。これは、ほとんど誰にでも多かれ少なかれある。」
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続きものなのだけれど、相変わらずすらすら読める ゼンの出自がわかる大事な一冊 キャラクターが皆魅力的 それにしてもゼン様はモテるなぁ
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