スカル・ブレーカ の商品レビュー
シリーズ3作目 ますます面白くなってきた。 ゼンの吸収力が半端ないな。 作者は理系の教授だけあって、思考も論理的だなと感じる。そこが好き。
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このシリーズでは一番好み。 どれも嫌いではでないけれど、初めて面白いと思いながら読んだかもしれない。
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ある城下町で侍のけんかに不本意ながら巻き込まれ、城に幽閉されてしまうゼン。そこで初めて侍を束ねる主君の存在を認識する。侍とは主君に忠誠を尽くすのが仕事。初めてゼンは侍の本質と向き合うことになる。 そしてゼンの出生の秘密が分かるのが本書。まさか本当に将軍家の血筋だったとは。1巻でちょっと良いとこのご子息だということは少しほのめかされたが、実際に現将軍の母親が実の母親とはね。ゼンが本当の母親と会うことができたということでゼンの生き様は変わっていくのだろうか。 毎巻でヒロインが変わっていくのが『ヴォイド・シェイパ』シリーズ。ヒロインとゼンとの絡みをにやにやしながら読むのが『ヴォイド・シェイパ』シリーズの愉しみ方の一つなんだけど、本作では、誰がヒロインになるのかと思っていたら、一巻から毎回登場している三味線弾きのノギさんがランクアップしましたね(笑)。ノギさん、ゼンよりもかなり年上っぽいけど良いんじゃないでしょうか。 最後のシーンでノギさんにさりげなく独楽をプレゼントしてあげるゼンのかっこよさ。これは年上の女性の心理からしたらたまらないでしょうね。まあ、ゼンは異性のことなんかなんと思っていないんでしょうけど、こういった彼の心理も人と触れあうことで変わっていくのかな。 『ヴォイド・シェイパ』シリーズ。さくさく読めるし、文章はきれいだし、話は面白いし、キャラ達もすばらしい。残り2作品を読んでしまうのがもったいない気がするね。
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ヴォイドシェイパシリーズ-3 あくどい侍のいる町。寺での待ち合わせ。物語がずいぶんすすんできた。 強い人の共通点、そこまで隠せるものなのか、物語だけのことなのかとても気になる。そもそも力量を見極められることもできないけれど。 蔵書 電子書籍
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『ヴォイド・シェイパ』シリーズの3作目。3年前に購入した初版本をようやく読了した。はじめは全3巻と聞いていたが、いつの間にか全5巻に増えていて、しかも完結してしまっていて慌てた。 ゼンの旅は続いている。ヤナギの控えめな強さが印象的な巻。ゼンの出自は前巻で匂わせていた気がするのであ...
『ヴォイド・シェイパ』シリーズの3作目。3年前に購入した初版本をようやく読了した。はじめは全3巻と聞いていたが、いつの間にか全5巻に増えていて、しかも完結してしまっていて慌てた。 ゼンの旅は続いている。ヤナギの控えめな強さが印象的な巻。ゼンの出自は前巻で匂わせていた気がするのであまり驚かなかったが、これでまた話が進むのは楽しみだ。 160527
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「鉄砲とやり合うときは、どうするんだ?」 「逃げます」 「え?」 シュールで笑える。 剣の道は、人それぞれらしい。 装丁が綺麗すぎて感動した。
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ゼンもだんだん人間味が出てきたというか。出生に関わることがらも起きて、本人にはその気がなくとも周りを巻き込んでいく存在感というか。登場人物が少しずつ増えていって、続きが気になる3巻目でした。
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読んでいると静けさで胸がいっぱいになるシリーズ。読みながら自分の大事なものと向き合うことができるので夜にしみじみと読むのにいいですね。 ゼンも冗談や嘘を言うことを覚えて、ちょっと人間っぽくなってきましたね。ノギのおかげかな。噛み合わないやりとりが微笑ましいです。 ゼンの出生のこ...
読んでいると静けさで胸がいっぱいになるシリーズ。読みながら自分の大事なものと向き合うことができるので夜にしみじみと読むのにいいですね。 ゼンも冗談や嘘を言うことを覚えて、ちょっと人間っぽくなってきましたね。ノギのおかげかな。噛み合わないやりとりが微笑ましいです。 ゼンの出生のことは、なんとな〜くそんな気はしていた展開ですが、今後、物語はどう動いていくのでしょう。ディズニープリンセス系サクセスストーリーみたいにはなってほしくないなあ。
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『今のところ、人間にとって最も大切なことは、この正直さだと私は考える。それは、ある特定の相手に対する正直さではなく、もっと広く周囲の皆に、また己に対し、そして、自分の生き方にも及ぶ正直さだ。』 『結局、自分の言葉は自分が聞くしかない、とわかったのである』 「全体を見ることはと...
『今のところ、人間にとって最も大切なことは、この正直さだと私は考える。それは、ある特定の相手に対する正直さではなく、もっと広く周囲の皆に、また己に対し、そして、自分の生き方にも及ぶ正直さだ。』 『結局、自分の言葉は自分が聞くしかない、とわかったのである』 「全体を見ることはとてもできません。ただ、一部から想像するのです。道端の一輪の花を見て、季節を知るようなものです。季節というものは、全体を見ることはできません。どこにあるというものでもない。しかし、身近の数々の兆候によって、それを感じるわけです。これは、世の流れ、街の繁栄、国の力、いろいろなものに通じる見方です」 『素晴らしい。 その言葉しか思いつかない。』 『手を合わせて、ノギがお参りをしたので、真似事でそのとおりにやってみたが、実のところ、なにかを願ったわけでもない。仏に縋るような事柄は、思いつかなかった。』 「逃げるのは卑怯じゃない。作戦のうち。つまり逃げるのも、戦い方の一つだ。生きてさえいれば、いずれ仕返しができる。無駄に死ぬよりは、ずっと勇気がいる」 『生きるとは負け続けること、死ぬことはもう負けぬこと、という言葉がある。』 『「ちくしょう。なんで、あんな良い子が死んじゃうんだろうね。ああ…、まだ若かったのにね」 自分も、そう思う。もし、神や仏というものがあるからば、どうしてこんな不正を見逃すのだろうか。』 「だって、しかたないもん。そうでしょう? あいつを殺したって、なんの得にもならないよ。いくら謝らせたって、シノちゃんは元には戻らないんだ。気が収まらないのは、ただの見物人だってことさ」
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