魔女の宅急便 の商品レビュー

角野栄子【著】

2018/05/13

13歳のキキ、一人立ち。

小さな頃から大好きな物語。大人になってから読むと、一人立ちするキキの姿が心に響く。キキにとっての空を飛ぶ魔法のような、何か一つ私にも“魔法”があれば、そしてそれを生業にできれば。映画のキャッチコピー「おちこんだりもしたけれど、私はげんきです。」にあるように、新生活は色々と大変なこと続き、でも一生懸命やっていれば大丈夫と、13歳のキキが教えてくれる。

2017/10/30

居場所づくり。
彼女はまっすぐなのだもの。一生懸命なのだもの。
自然と人は寄ってくる。

アニメもいいけど、小説もいいね。
宅急便頑張ってるなあ。

2017/09/19

今まで敬遠していたが、予想以上に面白かった。
純粋なキキに心洗われる。
キキとジジの挿絵も可愛い。
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お母さんは魔女、お父さんは普通の人、そのあいだに生まれた一人娘のキキ。魔女の世界には、十三歳になるとひとり立ちをする決まりがありました。満月の夜、黒猫のジジを相棒にほうきで空に飛びたったキキは、不安と期待に胸ふくらませ、コリコという海辺の町で「魔女の宅急便」屋さんを開きます。落ち込んだり励まされたりしながら、街にとけこみ、健やかに成長していく少女の様子を描いた不朽の名作、待望の文庫化！

2017/08/27

ジブリ作品の原作ということで購入。元は児童書で有名な福音館書店なので、子ども達に読みやすいよう難しい漢字が少なく、優しい文体で書かれている。キキにコキリ、コリコの町とカ行の固有名詞が多いのが妙に気になった。内容はアニメ以上にファンタジー！　魔女修行の一年が終り、またコリコの町へと戻るキキに、またどんな素敵なことが起こるのだろう。

2017/05/24

映画と全然ちがった、最初の猫のぬいぐるみ届ける話しか同じじゃないじゃん。残りの話ぜんぶ映画には出てこなかった
読んでてほっこりするし幸せな人って見ててもやもやするときあるけど自分までにこにこしちゃうような暖かい町だった。
10いくつで知らない街にひとりで行って一年経って里帰りするのはわたしとお母さんみたいでお母さんの気持ちも考えれた！

2016/08/27

ご存知、ジブリ映画の原作版。映画を先に（そして何度も）観ているため、どうしても比べてしまうのは致し方のない所でしょう。

限られた時間枠の中で起承転結をはっきりつけた映画に比べると、原作はゆっくりと独り立ちしていくキキの日常を丁寧に、あるいは淡々と書き綴った印象です。大がかりなスペクタルや手に汗握る展開には乏しいのですが、ありふれた描写こそに親近感が湧いてくる、そんな作品だと思います。

率直に言って、「耳をすませば」よりは映画と親和性があったのかなと言う印象。もちろん、ジブリ要素抜きで純粋に楽しめる、素敵な文学作品です。

2016/05/22

ジブリ映画の原作です。キキというと、ジブリ映画のツンツンとした印象が強いのですけど、原作ではそこまでツンツンしてません。とんぼさんとも仲良しです。
コリコの街で一年間宅急便の仕事をして、生まれた街に戻ったと思ったら、またすぐにコリコの街に帰るという筋書きです。生まれた街も大好きなんだろうけど、自分を待っている人がいるから、すぐにコリコの街に戻ったのでしょう。それだけ一年間頑張ってきたからだし、キキを好きになる人（これは恋を含めて）もたくさんいたからだと思うのです。

2016/02/23

ジブリが好きで魔女の宅急便は映画で何度も拝見。原作を読むのは初めてでした。
映画版しか知らなかったので話の違いに驚きと、原作の良さを知った。子供に戻った気分で気楽に読めて、柔らかな余韻が残る1冊だと思います。

2015/09/12

あのジブリの名作映画、魔女と宅急便の原作。
アニメとはまた雰囲気も、内容もちょくちょく違いますが、誰も知らないコリコの街で街の人の温かさに触れながら、前向きに強く成長していく少女の物語。
ほっこりするかわいい本です。

2015/08/31

アニメの映画は好きだったけど、原作は初読み。こんな可愛いホントの児童文学だったとは。映画の方はラストがどうもすっきりしなかったけど、これは安心してラストまで楽しめそう。まずは少女の一年の成長。はらはらして暖かくて、ステキな一冊！