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2030年世界はこう変わる の商品レビュー

3.6

75件のお客様レビュー

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2018/10/13

この本は、米国国家情報会議が作成した世界の中・長期トレンドを予測した報告書の日本語訳版です。 アメリカの国家戦略策定に関わる者や、アメリカの国家戦略に関心があるものは必ず頭に入れておくべき情報とのことですが、別にアメリカにかかわらず、みんな読むべきでしょう。確かにアメリカの視点で...

この本は、米国国家情報会議が作成した世界の中・長期トレンドを予測した報告書の日本語訳版です。 アメリカの国家戦略策定に関わる者や、アメリカの国家戦略に関心があるものは必ず頭に入れておくべき情報とのことですが、別にアメリカにかかわらず、みんな読むべきでしょう。確かにアメリカの視点で書かれている所もありますが、基本的には誰が読んでも役に立ちます。 タイトルに「こう変わる」とあるので、断定的に世界のあり方を語るものかと思うと、実はそうではなく、さまざまな可能性を列挙するものです。このようなシナリオ、また、このようなシナリオが考えられる。どれになるかはわからない。ただし、世界はおよそこのような方向へ向かう。また、このようにはならない。という感じで語られます。 文章も明解かつ平易でたいへん読みやすい。たいへんよくできた報告書であり、たいへんよくできた訳本だと思います。

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2021/08/08

中・長期予測のためにつくられた機関、米国国家情報会議がまとめたレポート。 先に読んだものによれば、食料は過剰の時代に入るとのことだったが、本書ではどう書かれていたか。 「世界的な食料不足は、輸出入の効率化や新技術を通じた生産効率の向上などを通じて、ある程度対処できるとみています。...

中・長期予測のためにつくられた機関、米国国家情報会議がまとめたレポート。 先に読んだものによれば、食料は過剰の時代に入るとのことだったが、本書ではどう書かれていたか。 「世界的な食料不足は、輸出入の効率化や新技術を通じた生産効率の向上などを通じて、ある程度対処できるとみています。気候変動による悪影響も最小限にとどめることができるかもしれません。ただ、想定を超えた天候不順が続いたり、土地や水源を効率的に使う最新技術の導入が遅れたり、地質を破壊するような化学肥料の使用が続いたりすると、世界の食料生産は需要に追いつかなくなる危険性があります。」 こちらの見方の方が、全うな気がする。それにしても、思った以上に楽観的な見通しであることには再び驚いた。

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2017/10/17

もう日本の出る幕はない感じですね。インドがそれほど台頭して来るのかは良くわかりませんが。多分国家は重みを失っていくのでしょう。

Posted byブクログ

2017/04/27

17.04.27読了。 3冊読み「世界のこれから」の1冊目。 4つのメガトレンドと、6つゲームチェンジャーからパーツパーツでの世界の今後を考え、4つのシナリオ(欧米没落、米中協調、格差支配、非政府主導)を提示。

Posted byブクログ

2017/01/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

米国国家情報会議がまとめた近未来(15~20年後)の世界のトレンドが書かれている。1500年以前はアジアの帝国が覇権を握っていたが500年を経て再びリードすることになる。中間所得層、都市部集中、テクノロジーの変化、により、①個人の力の拡大②権力の拡散③人口構成の変化④食料・水・エネルギー問題の連鎖、が2030年のメガトレンドとなる。また国際社会が見せ始めている傾向として、①危機を頻発する世界経済②変化に乗り遅れる国家の統治力③高まる大国衝突の可能性④広がる地域紛争⑤最新技術の影響力⑥変わる米国の役割、という6つのゲームチェンジャー的要素が絡み影響しながら2030年の世界が形成される。最後に4つのシナリオが例示されている。①欧米没落②米中協調③格差支配④非政府主導の型である。当報告は2012年12月に発表されたもの。2016年12月の4年後の現在、英国のEU脱退、米国にトランプ政権発足、イスラム国の台頭、中国が覇権を目指した活動活発化、など概ね予測に沿った状況になっていると感じる。歴史的に見て異常なほど平和が続き国家間紛争が少ない状況もいよいよ次の段階に移行しそうである。中国も減速し、アジアの覇権を得るため、米国vs中国の構図も現実となりそうな予感。まだ現実感はないが、これからはインドの台頭が控えている。今現在の私の感触では、内向的国家主義の気運を持ちつつシナリオ④に向かっている気がしてならない。

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2016/06/13

予測では、寂しいことに日本は衰退の一途を辿り表舞台から消える。三流国にさせないのは、私たち一人一人でしかない。

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2016/06/05

2030年は遠いようで直ぐに来る。他人事ではない。米国の国力がなくなると思わぬ作用がアジアにも起きそうです。

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2023/09/12

・米国国家情報会議の作成した近未来のトレンド分析 ・大統領選に合わせ、4年1回作成される。新大統領はこのレポートディープ版で、国家戦略を練るとこと。 ・メガトレンドは、以下の4っつ (1)個人の力の増大 貧困層の縮小  地域の政治・宗教・文化的伝統とグローバルスタンダードとしての...

・米国国家情報会議の作成した近未来のトレンド分析 ・大統領選に合わせ、4年1回作成される。新大統領はこのレポートディープ版で、国家戦略を練るとこと。 ・メガトレンドは、以下の4っつ (1)個人の力の増大 貧困層の縮小  地域の政治・宗教・文化的伝統とグローバルスタンダードとしての西洋的価値観の対立 (2)権力の拡散 中国の地位は短命、インドが世界経済の牽引役 米国が中国にトップを譲るのは2040年 覇権国家セロの時代 (3)人口構成の変化 高齢化、都市化 (4)食糧・水・エネルギー問題の連鎖 気候変動 天然ガスの生産量増加より再生可能エネルギーは不発 ・ゲームチェンジャーの要素 ①危機を頻発する世界経済 負債が減少しているのは米国、豪州、韓国だけ 最も不安な国 日本 失速する中国と躍進するインド ②変化に乗り遅れる「国家統治力」 ③高まる大国衝突の可能性 中国/インド、米国/中国 水資源をめぐる争い ④広がる地域紛争 サウジアラビア、イランの核開発 ⑤最新技術の影響力 情報技術(データ処理、SMS、スマートシティ) 機械化と生産技術(ロボット、自動運転技術、3Dプリンター、) 資源管理技術(GM、精密農業、水管理) 医療技術(病気管理、能力強化) ⑥変わる米国の役割 覇権国から、トップ集団の1位 米国、中国、インド、日本、英国、フランス、ドイツ、ロシア ・「2030年」4つの異なる世界 ①欧米没落型→自由貿易圏の消失 ②米中協力型→アメリカンドリームの復活 ③格差支配型→アメリカ恩恵、EU分裂、アフリカ打撃、テロの温床 ④非政府主導型→強調ムード、国際社会比較的安定 GDPは②>④>③>①

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2016/02/14

色々な情報が描かれている。 特に4つのケースについては、興味深かった。 また、インドのことがたくさん記述されている点に驚きを感じた。 それに引き換え、日本の記述はとても少なかった。

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2016/01/07

とにかく中国とインドが世界を牽引するらしい。ただあくまで現状をそのまま拡大するとな話で、新たな発明とかいわゆる一発みたいなんが入ってなくてつまらない。誰も予想できない未来。未来なんか予測されてたまるかと思った。

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