スメルズライクグリーンスピリット SIDE:B の商品レビュー
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サイドAの続き。 柳田先生に追いつかれた三島は、車にのりそのまま車は廃工場へ。 そこで襲われるが、挿入できずにいたところを、桐野にと夢野に助けられる。 柳田先生は学校にこなくなった。 この事件を警察に言うこともなく、終わる。 それから夢野はなにかと三島をガードするようになり、やはり夢野は三島が好き打と自覚し、告白、キスをしてその先に・・・って思ったが、脱がせたらついてるもんがついてるのでw、無理だ!ってなって終わる。 夢野は、女の子みたいな三島が好きだけど、やっぱり男は無理だ~って自覚。 三島もそれなりに傷つく。 三島と夢野、三島と桐野がいるところを狭い田舎ではよく見られるようになり、 三島が女の子っぽいこともあって、噂になってしまう。 桐野はもちろん、三島を恋愛感情でみたことはない(どっちかっていうと女の子同士的な友達)のだが、母親にとがめられる。 そこで「自分はゲイだ」とカミングアウトするが「普通でいてほしい」願われる。 夢野は悩みに悩んだが、噂で息子が男の子とつきあってる?ゲイ?イチャイチャしてた・・など聞いたはずの母親が、恋をする気持ちも、相手が男の子で戸惑っている気持ちも理解してくれた。 三島も母親にカミングアウトするが、とっくに母親はわかっていて、 「お前はお前、私は私だ。辛くとも自分の人生を行け」と後押ししてくれた。 桐野はどうしても無理で、かつて三島と話していた「桃源郷」に行こうと三島を誘う。三島の母も「いってこい」というので、二人で東京に行こうとする。 が、途中で桐野の母が心労で倒れたときき、桐野は東京にはいかなかった。 数年後、 三島は東京でメイクアップアーティストをしていた。 夢野は東京の大学に入り、三島と同棲を始めていた。 そして 桐野は地元に残り、結婚し子供も2人目が生まれるところ。 それぞれの道を進んでいく・・・ っていうオチ。 もう、これ、桐野のオチが一番つらい。 あれだけ女の子が無理だったり、しゃべり方も女の子になって生き生きとしはじめたのに、自分をまげて周りの期待の通りに進んだのは辛い。 でも子供も2人いるってことは、それなりに幸せなんだろう。 番外編で、柳田の中学ぐらいで、性癖がゆがんだ話があるんだけど、 それそれが「あぁ・・」ってい思ってしまった。 けど、 だからといって小児男児愛っていう性癖は、表に出していいものではないとおもうわ。
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BLと括れない、ジェンダーアイデンティティなお話だった… 2冊の中に色んな人たちのことが描かれていて、良いことも悪いこともリアルにありそうで切なかった。 親に受け入れてもらえるか否か、というのは当然ながら大きなことだなぁと改めて思う。 中学生にして桐野が決意を固めたシーンは涙腺...
BLと括れない、ジェンダーアイデンティティなお話だった… 2冊の中に色んな人たちのことが描かれていて、良いことも悪いこともリアルにありそうで切なかった。 親に受け入れてもらえるか否か、というのは当然ながら大きなことだなぁと改めて思う。 中学生にして桐野が決意を固めたシーンは涙腺崩壊… 桃源郷には行かないことを選択した生き方が、彼にとって幸せと感じることの方が多いものであれと願ってやまないよ。 変態教師もなぁ… 気の毒ではある、けど、他人をその意思に反してまたは無視して、自分の欲を満たす為に利用するのはアウト以外のなにものでもない。 戻って来なかっただけまだマシかな。 10年以上前の作品なのかぁ… 現状は実は余り変わっていないような気もするけれど、少しは生きやすい世界になってるのかな。 なっていればいいな。
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レ…のシーンがちゃんと凄惨なシーンとわかる様に描かれていて、かつ直接的な描写じゃなくてよかった。読む上で辛さがなかった。 桐野との思い出はひと夏の出来事として箱にしまってとっておくようなエンドで、みんなそれぞれの道を歩むことにしているラストが、なんかブロークバックマウンテンとかスタンドバイミーを思い出した。もっと後味悪い話かと思っていたけど読了後は清々しい気持ちになった。青春。
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カテゴライズ的にはBL漫画だが、ボーイズラブというより思春期の少年達の性に対する苦悩や葛藤、LGBTQについて、といった内容。BL漫画だからといって読む漫画でもないし、BL漫画だからといって読まないのも勿体無い。全ての人へオススメしたい作品。
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有名だけど表紙の絵柄に惹かれず読んでいなかったけど安かったので購入w 結果めちゃくちゃよかった! ボーイズラブというよりはLGBTQ+のお話。 同じ女装願望でも女になりたい桐野、 女性らしい格好が好みで女になりたいわけではない三島、 ゲイではないけど人として三島に惹かれた夢野。 当事者ではないのに3人ともの思いに共感できた。 三島のお母さんも桐野のお母さんも桐野の選んだ道も夢野の選んだ道も、本人が納得しているようでよかったよ。 夢野の三島にちん○ついてた反応(考え?)もなんかリアルだった。わかる…
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全腐女子に読んでほしい、BLの歴史を形作る作品。 それぞれの家族との関わりと選択の中で、"同性愛者/クィアとしての側面は、自分を構成する100%ではない"という結論を出した登場人物がいることが、永井さんの描く世界観の深みだなと思った。
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勧められて読んでみた。マンガ文化に馴染みがないのでアッサリと読める分量にアッサリとしてしまうけど、描いてる内容はさすがマンガでスルッと入ってくる。場面設定とセクシュアリティの交差が絶妙。しかしどうみても中学生にはみえない絵面。しかしマンガは高いな、でも絵込みだからか。
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フトシのかーちゃん大好き。 人生の決断がよかったか悪かったかは、そのときどきによって評価が変わると思う。選ばなかった人生を思うことは誰にでもあり、どっちがよかったかなんて分からない。桐野くんにも、それなりに幸せな日々があり、これでよかったんだと心から思う日もあると信じている。
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