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スメルズライクグリーンスピリット SIDE:B POE BACKS
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スメルズライクグリーンスピリット SIDE:B POE BACKS

永井三郎(著者)

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スメルズライクグリーンスピリット SIDE:B POE BACKS

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 ふゅーじょんぷろだくと
発売年月日 2013/04/24
JAN 9784893938060

スメルズライクグリーンスピリット SIDE:B

¥495

商品レビュー

4.6

40件のお客様レビュー

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2024/10/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

サイドAの続き。 柳田先生に追いつかれた三島は、車にのりそのまま車は廃工場へ。 そこで襲われるが、挿入できずにいたところを、桐野にと夢野に助けられる。 柳田先生は学校にこなくなった。 この事件を警察に言うこともなく、終わる。 それから夢野はなにかと三島をガードするようになり、やはり夢野は三島が好き打と自覚し、告白、キスをしてその先に・・・って思ったが、脱がせたらついてるもんがついてるのでw、無理だ!ってなって終わる。 夢野は、女の子みたいな三島が好きだけど、やっぱり男は無理だ~って自覚。 三島もそれなりに傷つく。 三島と夢野、三島と桐野がいるところを狭い田舎ではよく見られるようになり、 三島が女の子っぽいこともあって、噂になってしまう。 桐野はもちろん、三島を恋愛感情でみたことはない(どっちかっていうと女の子同士的な友達)のだが、母親にとがめられる。 そこで「自分はゲイだ」とカミングアウトするが「普通でいてほしい」願われる。 夢野は悩みに悩んだが、噂で息子が男の子とつきあってる?ゲイ?イチャイチャしてた・・など聞いたはずの母親が、恋をする気持ちも、相手が男の子で戸惑っている気持ちも理解してくれた。 三島も母親にカミングアウトするが、とっくに母親はわかっていて、 「お前はお前、私は私だ。辛くとも自分の人生を行け」と後押ししてくれた。 桐野はどうしても無理で、かつて三島と話していた「桃源郷」に行こうと三島を誘う。三島の母も「いってこい」というので、二人で東京に行こうとする。 が、途中で桐野の母が心労で倒れたときき、桐野は東京にはいかなかった。 数年後、 三島は東京でメイクアップアーティストをしていた。 夢野は東京の大学に入り、三島と同棲を始めていた。 そして 桐野は地元に残り、結婚し子供も2人目が生まれるところ。 それぞれの道を進んでいく・・・ っていうオチ。 もう、これ、桐野のオチが一番つらい。 あれだけ女の子が無理だったり、しゃべり方も女の子になって生き生きとしはじめたのに、自分をまげて周りの期待の通りに進んだのは辛い。 でも子供も2人いるってことは、それなりに幸せなんだろう。 番外編で、柳田の中学ぐらいで、性癖がゆがんだ話があるんだけど、 それそれが「あぁ・・」ってい思ってしまった。 けど、 だからといって小児男児愛っていう性癖は、表に出していいものではないとおもうわ。

Posted by ブクログ

2024/08/12

BLと括れない、ジェンダーアイデンティティなお話だった… 2冊の中に色んな人たちのことが描かれていて、良いことも悪いこともリアルにありそうで切なかった。 親に受け入れてもらえるか否か、というのは当然ながら大きなことだなぁと改めて思う。 中学生にして桐野が決意を固めたシーンは涙腺...

BLと括れない、ジェンダーアイデンティティなお話だった… 2冊の中に色んな人たちのことが描かれていて、良いことも悪いこともリアルにありそうで切なかった。 親に受け入れてもらえるか否か、というのは当然ながら大きなことだなぁと改めて思う。 中学生にして桐野が決意を固めたシーンは涙腺崩壊… 桃源郷には行かないことを選択した生き方が、彼にとって幸せと感じることの方が多いものであれと願ってやまないよ。 変態教師もなぁ… 気の毒ではある、けど、他人をその意思に反してまたは無視して、自分の欲を満たす為に利用するのはアウト以外のなにものでもない。 戻って来なかっただけまだマシかな。 10年以上前の作品なのかぁ… 現状は実は余り変わっていないような気もするけれど、少しは生きやすい世界になってるのかな。 なっていればいいな。

Posted by ブクログ

2024/03/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

レ…のシーンがちゃんと凄惨なシーンとわかる様に描かれていて、かつ直接的な描写じゃなくてよかった。読む上で辛さがなかった。 桐野との思い出はひと夏の出来事として箱にしまってとっておくようなエンドで、みんなそれぞれの道を歩むことにしているラストが、なんかブロークバックマウンテンとかスタンドバイミーを思い出した。もっと後味悪い話かと思っていたけど読了後は清々しい気持ちになった。青春。

Posted by ブクログ

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