ごはんぐるり の商品レビュー
著者のごはん周りに思うことが書かれていて、面白くて、読みやすかったです。 味が濃くてちょっとだけガサツで、ビールがぐびぐび飲める店だ。 漠然とだが、「何でも美味しそうに食べ、お酒をよく飲んで、少々のガサツさは気にしない」人が、好きなのだ。(初デートの正解 p.77-81) 檀...
著者のごはん周りに思うことが書かれていて、面白くて、読みやすかったです。 味が濃くてちょっとだけガサツで、ビールがぐびぐび飲める店だ。 漠然とだが、「何でも美味しそうに食べ、お酒をよく飲んで、少々のガサツさは気にしない」人が、好きなのだ。(初デートの正解 p.77-81) 檀さんが書くものなので、エッセイを交えてある。その文章が、なんとも味があって、素敵なのである。例えば、こんな風。 「つけじるもあとで一緒にモチ米の中に入れるから、そのつもりになっていてほしい」 「みそとアジとゴマの割合はどうするかって?どうだっていい。アジとみそを半々にし、ゴマを一割ぐらいのつもりでやってみてごらんなさい」 「パンを両面ともこげ目がつくくらいによく焼いて、あげくの果てに、チーズを重ねて、むし焼きにしてみよう」(檀流クッキング p.152-156) ※檀一雄/著、サンケイ新聞社出版局、1970年
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雑誌クレアでこの人の紹介する本がどれも好みだったので、読んでみた 言葉遣いが分かりやすく、巻末の短編にある食の描写も、すごーく沁みる
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風呂の中で読んでて、 ところどころで吹き出してしまった。 絶妙の言い回しがはまる。 小説「奴」は、 食と健康のつながりの深さがテーマか。 人間が自分で体に食料を取り込むことは すっごいエネルギーの供給になる。 それは私も父の病気で実感済み。 ほっこりするいい話だった。
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食べることがとても 好きなことが伝わって共感。 世界の食べものの話が 特に好き。 巻末の小説は、 読んでて喉が痛くなる。
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食べ物周辺のエッセイ カイロの部分が印象に残る 生野菜は食べられない 生卵は飛行機で日本から膝の上に抱えてもってきたものしか食べられない 停電が多いから、ろうそくは貴重品 スェーデンなどの料理講習の話も少し きょうの料理に連載 最後にミニ小説 元もとは関西の人 アメちゃん、...
食べ物周辺のエッセイ カイロの部分が印象に残る 生野菜は食べられない 生卵は飛行機で日本から膝の上に抱えてもってきたものしか食べられない 停電が多いから、ろうそくは貴重品 スェーデンなどの料理講習の話も少し きょうの料理に連載 最後にミニ小説 元もとは関西の人 アメちゃん、豹柄、たこ焼きの話も
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西さんが「きょうの料理」テキストに連載もってはったなんて知らなかった。気取った料理はあんまり、、みたいだけど食いしん坊でのんべえの西さんらしい食にまつわるエッセイ。 外国の家庭料理を調理実習って面白そう。 トルコ、ベネズエラ、セネガル、フィンランド・・・ほかの国のも読んでみたい...
西さんが「きょうの料理」テキストに連載もってはったなんて知らなかった。気取った料理はあんまり、、みたいだけど食いしん坊でのんべえの西さんらしい食にまつわるエッセイ。 外国の家庭料理を調理実習って面白そう。 トルコ、ベネズエラ、セネガル、フィンランド・・・ほかの国のも読んでみたい。
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ごはんというか、食にまつわるエッセイ集(最後に短編小説も収録)。 感情豊かな文章で、ところどころの関西弁ツッコミなども面白かった(≧∇≦) イラン生まれ。エジプト、大阪育ちという筆者ならではのエピソードも興味深かったです。 出てくる異国料理の中には味の想像がつかないようなもの...
ごはんというか、食にまつわるエッセイ集(最後に短編小説も収録)。 感情豊かな文章で、ところどころの関西弁ツッコミなども面白かった(≧∇≦) イラン生まれ。エジプト、大阪育ちという筆者ならではのエピソードも興味深かったです。 出てくる異国料理の中には味の想像がつかないようなものもあったけど、それでも美味しいというのは伝わってきて、食べてみたくなりました。
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ごはんとその周辺のこと、だから「ごはんぐるり」。西加奈子さんのエッセイ集。 食にまつわるエッセイって面白い。生きてきた環境、思考、好み・・・その人それぞれだし、共感できるところも、そうじゃないところも両方面白い。 さらに、やっぱり西さんの文章が私は好きだ。 言葉のチョイスとか、同...
ごはんとその周辺のこと、だから「ごはんぐるり」。西加奈子さんのエッセイ集。 食にまつわるエッセイって面白い。生きてきた環境、思考、好み・・・その人それぞれだし、共感できるところも、そうじゃないところも両方面白い。 さらに、やっぱり西さんの文章が私は好きだ。 言葉のチョイスとか、同じ関西人だからなのか、一文の終わりにあらわれる体現止めやツッコミなんか特に。 ライトに読める一冊。
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食事って人間の五感そのもの。目で見て楽しみ(視覚)トントン刻んでジュージュー炒め(聴覚)ご飯が炊ける匂いにそそられ(嗅覚)舌に染み込む旨味にうなり(味覚)口内で咀嚼する(触覚)。あの日あの時、一緒に食事した人の顔と会話の断片が甦る。美味しいエッセイ。食べるって行為は生きる喜びと直...
食事って人間の五感そのもの。目で見て楽しみ(視覚)トントン刻んでジュージュー炒め(聴覚)ご飯が炊ける匂いにそそられ(嗅覚)舌に染み込む旨味にうなり(味覚)口内で咀嚼する(触覚)。あの日あの時、一緒に食事した人の顔と会話の断片が甦る。美味しいエッセイ。食べるって行為は生きる喜びと直結していると思う。美味しく食べるが勝ち。"ごはんぐるり"塩ひとつまみ足りなかったかな。
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西さんのエッセイを久しぶりに読みました。食にまつわる軽快な内容でした。しかし、西さんのエッセイはテーマを決めて書く事によって、ちょっと窮屈な感じ出ているかなぁ、と思ってしまいました。
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