ごはんぐるり の商品レビュー
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こんなにいい意味で胸が締め付けられるごはん本はなかなか出会えない。 そうそう、ごはんを食べるって幸せなことだよね!と何度も頷いてしまう。 海外の料理の話もよく出てきますが異国の料理という書き方ではなく、ご飯!という地に足がついた描写なのでさらっと入ってくる。 あと作者さんの豪快さやあっけらかんとした感じが凄く読みやすい。 のびきった麺絶対美味しくないのに美味しそうに思えてしまう
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図書館で借りたもの。 ごはんにまつわることをなんでも書いてしまおう!というエッセイ集。 書き下ろし短編小説「奴」も。 西さんの文章好きだー!笑えます。 料理とお酒のマリアージュをさんざん書いたあとの 『しかし!こうやって書いた料理すべてに、オールマイティで合うビールって!お前ま...
図書館で借りたもの。 ごはんにまつわることをなんでも書いてしまおう!というエッセイ集。 書き下ろし短編小説「奴」も。 西さんの文章好きだー!笑えます。 料理とお酒のマリアージュをさんざん書いたあとの 『しかし!こうやって書いた料理すべてに、オールマイティで合うビールって!お前まじですごいな。どんだけポテンシャル高いねん。』 が好き(笑) 『あの美味しいマヨネーズというヤツに、気を取られてはいけない。そもそもマヨネーズ好き、などと言ったら、「味の繊細さを知らない人間です」と、言っているようなものである。』 っていうとこも好き! 「活字のごはん」の話も良かったなぁ。物語に出てくる知らない食べ物を想像しながら読むの楽しいよね。 私は「赤毛のアン」に出てくるいちご水やレモンパイにワクワクしたなぁ。
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西加奈子さんの、ごはん周りに関するエッセイ集。 西さんは、色んなインタビュー記事やテレビ番組で話す内容が面白くて好きなので、エッセイもきっと面白いだろうと期待大で手に取った。 結果、やっぱり面白かった! フィンランドがお洒落すぎるという話、 ビールは何にでも合うから凄すぎるという話、 幼少期に育ったカイロでの食生活の話… どれもふふっと笑える。 特に「卵かけご飯がご馳走」というエピソードは、私も海外生活をしていた時期があり、生卵が食べられない国だったので、とても共感した!
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ご飯に関する色々。 他国で生まれ育った西さんだからこそ書ける、日本食の素晴らしさ、日本人の食への意識、感覚。 「活字のごはん」、考えたこともなかったけれど、考えてみるとレシピ本なんて、美味しさの塊だななんてことを思う。 マナーとしての箸の持ち方の重要度にも納得。
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西加奈子のごはん周りに関してのエッセイ本。 幼少時カイロに住んでいたこともあり日本とカイロの食文化の違いを綴ったり、各国の家庭料理教室を体験したみたりなど、エキゾチックで興味深かった。 1人寿司のくだりなんかにはユーモアもあり、ちゃきちゃきだった。
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図書館で。 NHKの今日の料理に連載されていたエッセイとのこと。 イランで生まれ幼少時エジプトで過ごされた作家さんだそうですが…それは確かにお母さん大変だったろうなぁ。それにしてもエジプトの家庭料理ってどんなのなんだろう?あの辺りもイスラム教が多いだろうから食事にも色々制限とか...
図書館で。 NHKの今日の料理に連載されていたエッセイとのこと。 イランで生まれ幼少時エジプトで過ごされた作家さんだそうですが…それは確かにお母さん大変だったろうなぁ。それにしてもエジプトの家庭料理ってどんなのなんだろう?あの辺りもイスラム教が多いだろうから食事にも色々制限とかあるのかな?トルコに行った時アルコールがバカ高くてびっくりしたのを覚えているので。 それにしても関西人というか大阪人っていうのは血なんだなぁとぼんやりおもいました。その地に育つというよりはそう育てられんだな、と。でなければあれほどまでの粉モノへの愛は育たないのだろう。きっと。
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西加奈子さんのごはん周りについてのエッセイ、面白かった。特にひとりでチェーン店以外のお店に入ることができない自分を克服すべく、いきなりハードルの高い『ひとり寿司』に挑戦するページは板さんとの攻防が面白くて笑ってしまった。そして読み終わったあと幸せな気持ちになりました(*^^*)
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大阪弁で語られる食べ物のあれこれ。 スペシャルなグルメではなく、身近にあるおいしいものを再確認。 これを読んで、さらに西加奈子が好きになった。
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「なんか見たことあるなー」と思いつつも、すごい新鮮に2回目読了。美味しいごはん万歳。卑しくてもいい。もちろん美しくてもいい。幸せになれる一皿に出会う奇跡をいつでも求めて止まない。 20160403
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読みやすい純朴な文章にいつも魅了される。著者はきっと裏表のない率直な性格なんだろうな思う。食べ物に関するエッセイなのだけど食べ物よりも著者の存在感が強くて最後は西加奈子そのものしか頭に残らないのがやや難あり。でもエッセイはそれくらいで丁度良いのかも。
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