ハルさん の商品レビュー
男で一つで育て上げた娘の結婚式、娘の成長を彩った5つの謎。 ミステリ要素もありますがかなり駆け足(強引)です。 不器用な父とたくましい娘との日常にほっこりします。 自分の子供や両親を思い浮かべながら読むのもいいですね。
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奥さんを亡くしたハルさん。大事な愛娘・ふうちゃんの結婚式を迎え、ふうちゃんと過ごしてきた日を回想しながら、式本番を迎える。日常ミステリ。 どの話も心あたたまるものばかりでした。 ハルさんの、ふうちゃんへの愛情だったり、ふうちゃんのハルさんへの思いやりだったり....そして、ハルさ...
奥さんを亡くしたハルさん。大事な愛娘・ふうちゃんの結婚式を迎え、ふうちゃんと過ごしてきた日を回想しながら、式本番を迎える。日常ミステリ。 どの話も心あたたまるものばかりでした。 ハルさんの、ふうちゃんへの愛情だったり、ふうちゃんのハルさんへの思いやりだったり....そして、ハルさんを支える亡くなった奥さん、瑠璃子さんのハルさんを支える様子だったり、家族の愛情がたくさんつまった作品だったなあと思います。 読んでいて最後ウルウルしてしまいました。 気になる作家さんです。
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親子の絆を感じる作品。 あの世にいるお母さんも 影で見守っていてくれて 寂しいようで寂しくない笑顔になれる。 家族を大切にしたくなった。
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ああ、ミステリーだったんですね。死んだはずの人が妙に謎解きするから、なんか無理やりだなあと思ってたんだけど、後書きまできて納得 娘の成長ってこんな感じかなと感情移入して読めた
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~成長する娘と優しく見守る父親の、少し不思議な、とてもやさしいストーリー~ 心優しい人形作家のハルさん。 妻を早くに亡くし、男手一つで育てた一人娘の"ふうちゃん"の結婚式の日。 ハルさんはふうちゃんと過ごしてきた日々を思い出す。 幼稚園で探偵さんになったふうち...
~成長する娘と優しく見守る父親の、少し不思議な、とてもやさしいストーリー~ 心優しい人形作家のハルさん。 妻を早くに亡くし、男手一つで育てた一人娘の"ふうちゃん"の結婚式の日。 ハルさんはふうちゃんと過ごしてきた日々を思い出す。 幼稚園で探偵さんになったふうちゃん、小学校4年生の夏休みに突然いなくなったふうちゃん、中学生で急に泣き出したふうちゃん、高校生で花屋のバイトを始めたふうちゃん、大学の夏休みに帰ってきたふうちゃん… そんな困った時にはいつも、二人の傍に、亡くなった妻瑠璃子さんがいて、助けてくれた。 日常ミステリーの要素も十分に面白かったのですけど、なにより娘の成長と、送り出す父親の想いに感動! 最後のシーンは不覚にも電車の中で泣きそうになってしまいました。
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気持ちがほっこりするようなお話しでした。奥さんの瑠璃子さんを亡くして、男手一つでふうちゃんを育てるハルさん…。気弱で優しいハルさんに、ちょっと焦らされましたが、ふうちゃんを立派に育てて、最後は泣きそうになりました。 この本は、好き嫌いがはっきり分かれそうですね。私はこんな、まった...
気持ちがほっこりするようなお話しでした。奥さんの瑠璃子さんを亡くして、男手一つでふうちゃんを育てるハルさん…。気弱で優しいハルさんに、ちょっと焦らされましたが、ふうちゃんを立派に育てて、最後は泣きそうになりました。 この本は、好き嫌いがはっきり分かれそうですね。私はこんな、まったりした感じ…好きですけど。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
父子のほのぼのミステリー。 最近実用書とか新書が多かったので、ライトな感じに読める小説を適当に本屋でピックアップしたのが本書。 個人的にあんまり評価高くないというか、あんまり僕が求めてないタイプの本でした。 本書の主題は別のところにあるのはわかってるんですけど 父子家庭やったらそんな微笑ましい日常以外にもしんどい思いの1つや2つあるでしょうに、とか 旦那さんがいい奴そうやからよかったけど、じゃあ正確が合わなかったりワケアリやったりしたら祝福しないのかよ、とか いろいろ突っ込みたい。 人形作家っていう設定とかエピソードチョイスとか、女子向けなのかな。 奥さんと一緒にミステリーを解くっていう設定もよくわからない。興ざめだし、ギャグにしか見えなかった。 本書を楽しんだ人には申し訳ないんですけど、ペラいな〜と思ってしまった。 別に泣けもしなかったし、これを読んでなんか得るものがあったかというと、特になかった。 読書を純粋に娯楽として楽しんでおり、なおかつこの手のピュアな話に素直に感情移入できる人向け。
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もともと子供向けの本を書かれている作家さんということで、文章が優しく、穏やかな気持ちになれる一冊でした。 ただ、劇的な何かが起こるお話ではないので、本格的な推理ものが好きな方には不向きなんだろうな、と思います。
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父(ハルさん、晴彦)と娘(ふうちゃん、風里)の二人家族の成長のお話。娘の結婚式当日の様子をバックグラウンドにして、5つの短編が結婚式の日の父の回想の形式で進行していく。短編は、娘の幼稚園、小学校、中学校、高校、大学のエピソードと進んでいく。それぞれでちょっとしたミステリー話がある...
父(ハルさん、晴彦)と娘(ふうちゃん、風里)の二人家族の成長のお話。娘の結婚式当日の様子をバックグラウンドにして、5つの短編が結婚式の日の父の回想の形式で進行していく。短編は、娘の幼稚園、小学校、中学校、高校、大学のエピソードと進んでいく。それぞれでちょっとしたミステリー話があるが、幼稚園のお弁当の卵焼きがなくなって誰がとったか、というような他愛もない事件。それを解決するのが、ハルさんの無くなった奥さんである瑠璃子さんがハルさんに授けるほぼ解答に近いヒント。 ミステリーとしてみたら、亡くなった人が現れて解決するし、その内容も途中でわかってしまう程度なので、反則でもあり、たいしたことはない。全体の構成も、娘の結婚式に収束していく父と娘の話なので、涙を誘うように書かれているありがちな話である。 ただ、それと知りつつ目頭が熱くなるのは、作者の思うつぼに見事にはまった感あり。 ふうちゃんが、結局はハルさんに似た人を選んだということが最後でわかり満足感で読了できる。
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内容、構成、文体、とてもよかった。藤野さんの本初めて読んだのだけどもっと読みたい。 文庫版あとがきで涙でた。
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