ハルさん の商品レビュー
ミステリーな味わいありつつ、ほっこりした 若い父親の目線での、子供の成長を見守る 穏やかな語りが、なんとも言えません。 日常が、こんな感じで過ごせたら、 どんなに素敵だろうかと、おもいました。
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旅行中の機内で読みました。それくらいあっさり読めちゃうミステリー。というか、ほのぼのヒューマンドラマかな。 父子家庭の大変さ、切なさ、親の子供への愛情がひしひしと感じられて良かった。しかし、うちの子を見るとふうちゃんが年齢の割にしっかりしすぎているように思う(笑)男手ひとつで育てたから? 登場する瑠璃子さんはハルさんの心が生み出した幻影だと思うけど、「瑠璃子さんならどうする・・・」と亡き妻の行動を思い出しつつ推理していくハルさんが、ちょっと切なかった。
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前から読もうと思っていましたが、なかなか手に取らなかった1冊です。読んでみて、こりゃずるい。お父さんは泣いちゃうよ,と思いました。 ストーリーはハルさん(春日部晴彦)が墓前で亡き妻(瑠璃子さん)に報告するところから始まります。 「瑠璃子さん・・・ 今日はね、ふうちゃんの結婚式...
前から読もうと思っていましたが、なかなか手に取らなかった1冊です。読んでみて、こりゃずるい。お父さんは泣いちゃうよ,と思いました。 ストーリーはハルさん(春日部晴彦)が墓前で亡き妻(瑠璃子さん)に報告するところから始まります。 「瑠璃子さん・・・ 今日はね、ふうちゃんの結婚式なんだよ」 結婚式に向かうハルさんの脳裏には、男手一つで育てたふうちゃんとの思い出がフラッシュバックしていく。幼稚園、小学校、中学、そして大人へと過ごした二人の月日が、小さな日常のミステリー仕立てで展開していきます。随所に出てくる、しっかり者の瑠璃子さんと、子育てに自信の無いハルさんとの会話(?)からも、ふうちゃんへの愛情があふれてきます。 「お父さん。今までありがとう」 「お母さんは、いつもお父さんと一緒にいて、見守ってくれてたから」 こりゃ、絶対泣いてしまいます。
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ほのぼのーな小説。子育てって大変なのね。僕はまだよくわからないや。 最後の謎解きは「そこかぁ」と感じてしまったのだけども、自分の読みが甘いだけ?ちょっと他の人の感想が聞きたくなる。 そういえばふうちゃんのあだ名に関して疑問が浮かんでたのだけど。読み終わってタイトルを読んでやっと気...
ほのぼのーな小説。子育てって大変なのね。僕はまだよくわからないや。 最後の謎解きは「そこかぁ」と感じてしまったのだけども、自分の読みが甘いだけ?ちょっと他の人の感想が聞きたくなる。 そういえばふうちゃんのあだ名に関して疑問が浮かんでたのだけど。読み終わってタイトルを読んでやっと気づいてしまった。まぁミスリードなんだろうけど、でもきっとあだ名が決まるときもドラマがあったんだろうなぁ。とも考えられる。そういう想像させる余白があるところが好きだなぁ。
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ハルさんとその娘に起きた出来事を綴っていくお話。ハルさんの家族への愛情と、その愛情をしっかりと受け止めていた娘に感動しました。日常のミステリ。
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ほっこりさせるいい話ばっかり。ちょっとした謎解きがアクセントになっていて、飽きずに読むことが出来る。ちょっと頼りない人形作家ご男手で一人娘を育てていく中で起きたプチ事件を亡くなった妻に相談しながら解いていく。
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好きなパターンのほのぼのミステリー連作集なので、楽しんで読めました。読んでるときはサクサク読めて、後に何も残らない、そこが良いです。 各短編の謎解きもそこそこ面白い。全編をつなぐ話のつなぎも見事。 主人公のハルさんは、さすがにこんな人はいないだろう、と思うほどの頼りなさ。でもその...
好きなパターンのほのぼのミステリー連作集なので、楽しんで読めました。読んでるときはサクサク読めて、後に何も残らない、そこが良いです。 各短編の謎解きもそこそこ面白い。全編をつなぐ話のつなぎも見事。 主人公のハルさんは、さすがにこんな人はいないだろう、と思うほどの頼りなさ。でもその秘密が後書きで明かされる。先にに読んだ家内にも指摘されたが、ある意味でここが一番の驚きだったかも。
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久しぶりに本を前情報なしで購入。 創元推理文庫は適当に買っても良い本な可能性が高いと思う。本の内容は父娘の話。娘の結婚式を目前にして父親のハルさんが回想していく流れ。 最後がとてもきれいにまとまっていて後読感とても良い。春のあたまに読んで気持ちをほのぼのさせたいときに良いです。
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父親と娘が過ごした日々(ちょっとした謎解きもあり)が優しく描かれています。ハルさんがふうちゃんに対して過保護ではなく、一定の距離感で見守る姿がまたよし。立場は逆ですが、加納朋子の「ささらさや」を思いだしました。
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知人の愛称と一緒のタイトルで、気になってしまいました。(笑)花嫁の父「ハルさん」の娘との日々の回想。 時に、亡き妻と心で対話しながら、「ふうちゃん」を大事に育てていきます。「ふうちゃん」と呼ぶ声は優しく、愛おしさで溢れているように感じます。 ドラマティックな展開はないけれど、温か...
知人の愛称と一緒のタイトルで、気になってしまいました。(笑)花嫁の父「ハルさん」の娘との日々の回想。 時に、亡き妻と心で対話しながら、「ふうちゃん」を大事に育てていきます。「ふうちゃん」と呼ぶ声は優しく、愛おしさで溢れているように感じます。 ドラマティックな展開はないけれど、温かな気持ちになるお話しです。
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