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ハルさん の商品レビュー

3.6

175件のお客様レビュー

  1. 5つ

    31

  2. 4つ

    59

  3. 3つ

    53

  4. 2つ

    13

  5. 1つ

    3

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2020/07/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

どうも物語の設定自体に入り込めなかった。個人的には奥さんの幽霊が出てこなければよかったと思ってしまった。

Posted byブクログ

2020/03/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「金曜日の本屋さん」で取り上げられてた本。 ちょい思ってたんのとは違い、涙腺決壊までには至らなかった。 謎解きは都合よく嫁さんの霊、またはハルさんの第2人格が神の視点でも持っているかのごとくお見通しすぎであっさりしすぎです。 ハルさんのキャラクターが噛み応えがなく、どうにも感情移入できなかった。 短編だからそこまでキャラクターを深掘りできないのはしょうがないやね。 季節柄、たまにはこんな気の迷い読書もええやろ。

Posted byブクログ

2019/12/22

妻を早くに亡くし、一人で娘を育てる人形作者が娘の結婚式で小さいころからを回想するように話が進む。のだが、なぞ解きを含むミステリーのように構成されているところが面白い。

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2019/05/12

幼い娘が成長していく過程に思いっきり感情移入してしまう。本の面白さって普遍的なものではなくて、読む人のその時その時の状況や環境に大きく左右されるものなんだなあと痛感した。多分、10年前に読んでたら、「ミステリーとしては駄作。あまりのご都合主義に呆れた」とか書いていそう。でも、この...

幼い娘が成長していく過程に思いっきり感情移入してしまう。本の面白さって普遍的なものではなくて、読む人のその時その時の状況や環境に大きく左右されるものなんだなあと痛感した。多分、10年前に読んでたら、「ミステリーとしては駄作。あまりのご都合主義に呆れた」とか書いていそう。でも、この本の良さはそこじゃないよなあ。でもやっぱりミステリー要素はなくてもよかったなあとは思う。

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2019/04/19
  • ネタバレ

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人形作家のハルさんと一人娘のふうちゃんの成長物語。いくつかの事件を経て、ふうちゃんが大人になり、結婚式当日を迎える。式のスピーチで聞く最後の言葉に思わずグッときます。温かくて優しい気持ちになれるお話(^-^)

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2019/02/11

主人公であるハルさんの、娘のふうちゃんへの深い愛情を感じることができる1冊。ふうちゃんの結婚式に参列した人々をきっかけに、ふうちゃんとの生活を一つ一つ回想していくストーリーです。 成長に伴い親であるハルさんから少しずつ自立していくふうちゃん。嬉しいような寂しいような親の正直な気持...

主人公であるハルさんの、娘のふうちゃんへの深い愛情を感じることができる1冊。ふうちゃんの結婚式に参列した人々をきっかけに、ふうちゃんとの生活を一つ一つ回想していくストーリーです。 成長に伴い親であるハルさんから少しずつ自立していくふうちゃん。嬉しいような寂しいような親の正直な気持ちが痛いほど共感できます。 どこの家庭でも起こりうる日常の中の出来事が丁寧に描かれており、ハルさんとふうちゃんの生活、心理描写はとてもリアリティがあるのでどんどん物語に引き込まれます 読み終えた時は、ハルさんと奥さんの瑠璃子さんと一緒にふうちゃんの成長を見守ってきたような気持ちになりました。結婚式のシーンではふうちゃんの親のような気持ちになってしまい、思わず涙が出てしまいます。 お子さんのいる方はもちろん、子供としての目線で読んでも心が温かくなる一冊なので、幅広い年齢の方におすすめです!

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2018/12/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

いつもなら読まないタイトルと装丁。だけど裏表紙のあらすじにやられ思わず買った本。やっと読みました。 ハルさんこと春日部晴彦が亡き妻・瑠璃子の墓前で語りかけるシーンから始まる。 「瑠璃子さん・・・。今日はね、ふうちゃんの結婚式なんだよ。まさか、この僕が「花嫁の父」になるなんて・・・」 結婚式の日、ハルさんの脳裏には幼い頃から男手ひとつで育てた娘・ふうちゃんとの思い出が去来する。 ふうちゃんが幼稚園、小学校、中学校、高校、大学時代に遭遇した日常の小さな謎を瑠璃子さんの声に導かれ解き明かしていくミステリー仕立てになっている。 謎解きがちゃちでもいいのです! ハルさんの優柔不断さにイライラしてもいいのです! 試行錯誤で、だけど限りない愛情をもってふうちゃんを育ててきたハルさんが、結婚式で「お父さん、ありがとう」と言われて言葉もなく嗚咽するシーンは泣くでしょ~。

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2018/11/18

丸善お茶の水店のイチオシ文庫は、人形作家ハルさんとその娘ふうちゃんの父娘の愛情物語。 帯の惹句は「ほのぼのミステリ」となっているが、ワタシには「愛情いっぱいのファンタジー」に読めた。娘を持つ父親としては、ハルさんに感情移入するなと言われても、それは無理な相談。ハルさんと一緒に喜ん...

丸善お茶の水店のイチオシ文庫は、人形作家ハルさんとその娘ふうちゃんの父娘の愛情物語。 帯の惹句は「ほのぼのミステリ」となっているが、ワタシには「愛情いっぱいのファンタジー」に読めた。娘を持つ父親としては、ハルさんに感情移入するなと言われても、それは無理な相談。ハルさんと一緒に喜んだり、心配したり。そして最後は…周りに誰もいない場所で読んだ方がいい。

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2017/12/03

ほのぼのーとして、子育てを絡ませたいい話だし ほんのりするし読みやすくて、いいとこずくめだが どうも趣味に合わない。 きっと他の人は面白く読めると....思う。

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2017/11/08

チビちゃんの試合の応援をしつつ、大きくなっちゃったな、と寂しくもなって。 そんな気持ちで読んでしまったから、ハルさんに同化。きゅーっとなる。 ふうちゃんの大事な日にお墓参りに来たハルさん。瑠璃子さんを失ってからの日々を想う。 ふうちゃんと二人になったハルさん。 人付き合いが苦手...

チビちゃんの試合の応援をしつつ、大きくなっちゃったな、と寂しくもなって。 そんな気持ちで読んでしまったから、ハルさんに同化。きゅーっとなる。 ふうちゃんの大事な日にお墓参りに来たハルさん。瑠璃子さんを失ってからの日々を想う。 ふうちゃんと二人になったハルさん。 人付き合いが苦手で、人形作家にはなったけど、自信もなく、家事と仕事の両立が難しくて悶々とする日々。 お友達と喧嘩しちゃう幼稚園。 夏休みの大冒険の小学生。 お父さんにちょっと冷たい中学生。 初めてのアルバイトの高校生。 お互いに忙しくなってしまった大学生。 ふうちゃんの成長とともにハルさんも外に向かって行くのがジワリとくる。 育児って親も育てるもんだね。 情報が少なくても多くても、育児の不安は尽きないから。瑠璃子さんのように落ち着いて、じっくり考える時間をもたせてくれる存在が欲しい。切実に。 それぞれの思い出にある小さな謎が最後にはパズルをはめるように大きな謎を埋めていく。 なんでふうちゃんは彼を選んだのか。 それが明らかになっていくと、今もがんばれる気が。 こんな風にチビちゃんたちも育っていくだろうか。こんな未来が待っているといいな。 最初から最初までヒリヒリもしつつ温かいお話だった。

Posted byブクログ