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ハルさん の商品レビュー

3.6

175件のお客様レビュー

  1. 5つ

    31

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2022/02/12

男手ひとつで子どもを育てていくにはちょっと頼りなさすぎやしないか…?と心配になるハルさん(^_^;) 全五話…幼稚園時代、小学生、中学生、高校生、大学生のふうちゃんとハルさんの様子を読み続けて、ミステリも絡めながらもちょっと淡々とした話だな〜と思っていましたが、まぁ日常なんてそ...

男手ひとつで子どもを育てていくにはちょっと頼りなさすぎやしないか…?と心配になるハルさん(^_^;) 全五話…幼稚園時代、小学生、中学生、高校生、大学生のふうちゃんとハルさんの様子を読み続けて、ミステリも絡めながらもちょっと淡々とした話だな〜と思っていましたが、まぁ日常なんてそんなものであって。 その日常を知っているからこそ、クライマックスの結婚式でのスピーチ部分では大泣きしてしまいました。まさかこんなに泣かされるとは思わなかった…。 こんなにも鮮やかに過去の姿を思い出せるのは、日々ハルさんが深い愛情をもってふうちゃんに接してきたからなんだなと思いました。 やさしい気持ちになれる、素敵なお話でした。

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2022/01/29

瑠璃子さんみたいに、明るくて朗らかで頼もしい…そんな印象を残して去れる人ってそうはいない。そういう意味で羨ましい

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2022/01/18

ハルさんとふうちゃんの、父娘2人の愛情に溢れた日常の謎解き。成長していくふうちゃんを、ハルさんと一緒に見守っていくような気持ちで読める温かい作品でした。

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2021/11/04

【読み終わって感じたこと】 心がじんわりと暖かくなる本。ふうちゃんは長谷さんがハルさんに似てるところがあるから選んだのかなと思った。 【印象に残ったシーン】 長谷さんがスピーチをする時に、ハルさんがふうちゃんのこれまでの成長を振り返るシーン。私も一緒にふうちゃんの成長を見てきた...

【読み終わって感じたこと】 心がじんわりと暖かくなる本。ふうちゃんは長谷さんがハルさんに似てるところがあるから選んだのかなと思った。 【印象に残ったシーン】 長谷さんがスピーチをする時に、ハルさんがふうちゃんのこれまでの成長を振り返るシーン。私も一緒にふうちゃんの成長を見てきた気分になっていた。 【好きなセリフ】 「お母さんは、いつもお父さんと一緒にいて、見守ってくれてたから」ふうちゃんも、ハルさんがお母さんと一緒に謎解きをしていたことに気づいていたのかなと思った。 【こういう人におすすめ】 ・親子愛の本が好きな人 ・心温まる小説が好きな人

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2021/11/01

きっかけはブクログ談話室より、泣ける作品、さらにミステリ要素あり、ということで興味惹かれ購入、読了する。 父(ハルさん)と娘(ふうちゃん)の成長を、ミステリ的出来事を絡めて描いている。やや頼りない父親が娘の言動に振り回され右往左往し、途方にくれている時に救世主現る!なんと早くに...

きっかけはブクログ談話室より、泣ける作品、さらにミステリ要素あり、ということで興味惹かれ購入、読了する。 父(ハルさん)と娘(ふうちゃん)の成長を、ミステリ的出来事を絡めて描いている。やや頼りない父親が娘の言動に振り回され右往左往し、途方にくれている時に救世主現る!なんと早くに逝ってしまった嫁、瑠璃子さん。これはファンタジー的展開だけど、散らされたヒント、伏線を回収しつつの回答でありミステリ的まとまりは高いレベルにあったと思う。 結婚当日に、父(ハルさん)が回想しつつ娘の成長を顧みるという構成になっており、娘を持つ父親には感情移入に容易い。自分的には事前情報があったおかげで、涙腺崩壊までには至らなかったが、ジ~ンとくるものはあった。 なんとなく長編を読むに心身不完全であった為、箸休め的一冊であった、次は長編に挑戦したいと思う。

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2021/09/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

藤野さんのエッセイを読んで興味を持ち読んでみました。 ハルさんはほんわか親子の物語。でも、ふうちゃんが大きくなって反抗期になって、ハルさんが戸惑うところなんかは有りそうだなあと思うけど、どんな親もこうやって悩んでいるのかな。そしてふうちゃんが結婚を迎える時の複雑な気持ちも、ほーと思って。リアルな人生では、こんな綺麗な答え合わせはないと思うけど、瑠璃子さんみたいにどっしり構えて子どもを信じ続ける親であれたらと思う。

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2021/07/18

妻に先立たれ、娘と2人で暮らすちょっと頼りない人形作家の父親が、娘の結婚式に臨む途中で幼稚園、小中高、大学の時に起こった出来事を回想していくというもの。 過去の話はちょっとしたミステリーになっており、何故か亡くなった奥さんが頭の中に現れて解決してゆく。 素敵な親娘関係で読んでいる...

妻に先立たれ、娘と2人で暮らすちょっと頼りない人形作家の父親が、娘の結婚式に臨む途中で幼稚園、小中高、大学の時に起こった出来事を回想していくというもの。 過去の話はちょっとしたミステリーになっており、何故か亡くなった奥さんが頭の中に現れて解決してゆく。 素敵な親娘関係で読んでいるこちらも結婚式の花束贈呈では娘を送り出す父親の心境で泣いてしまった。

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2021/05/13

児童文学作家さんが書かれたと納得。 年頃の娘を持つ身としては身につまされると言うか。 思い出は沢山あった方が良いですね。

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2021/03/08

ミステリー要素もあるが、メインは家族愛。頼りない父、しっかり者の娘、そして何でもお見通しの天国の妻。いい話です。

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2020/09/30

名取佐和子さんの『金曜日の本屋さん』で紹介されていたので読みました。 この作品は、女性が読まれてももちろんいいのですが、年頃の娘さんを持たれる男性が読まれると共感するかなと思いました。 妻の瑠璃子さんと死別した人形作家のハルさんこと春日部晴彦は男手ひとつで、一人娘のふうちゃんこ...

名取佐和子さんの『金曜日の本屋さん』で紹介されていたので読みました。 この作品は、女性が読まれてももちろんいいのですが、年頃の娘さんを持たれる男性が読まれると共感するかなと思いました。 妻の瑠璃子さんと死別した人形作家のハルさんこと春日部晴彦は男手ひとつで、一人娘のふうちゃんこと風里を育て、今日はふうちゃんの結婚式の日。ふうちゃんの幼稚園の頃からの出来事を年齢順に回想していく連作短編集です。 日常の謎ミステリーでもあります。 ハルさんは、ふうちゃんのことがわからなくなると天国の瑠璃子さんに問いかけ、問題は瑠璃子さんの推理により解決されます。 第一話 消えた卵焼き事件 ふうちゃんの幼稚園で、隆くんのお弁当の卵焼きが消えたのはなぜか? 第二話 夏休みの失踪 小学四年生のふうちゃんが夏休み行方も告げずにいなくなります。ふうちゃんの行動力にはびっくりしました。 第三話 涙の理由 中学生のふうちゃんの涙の理由をハルさんはもしや「いじめ」に遭っているのではと思ってしまいますが…。 第四話 サンタが指輪を持ってくる 高校最後の冬休み、ふうちゃんはアルバイト先の花屋でアルバイト中にけがをして、お客さんの落としたプレゼントを拾います。 第五話 人形の家 ハルさんが作ったシリーズ物の人形の十二体のうちの一体がいなくなったとお客さんに相談されます。 ふうちゃんが何故、結婚相手の男性の長谷さんを選んだのか判明します。 ちょっと、ナイーブな男性ハルさんと、天国の聡明な瑠璃子さんの推理がいつも冴えていて、ふうちゃんの活発でものおじしない明るい雰囲気が全編を通しています。 きっと、ふうちゃんも瑠璃子さんのような素敵な女性になるのでしょう。

Posted byブクログ