ハルさん の商品レビュー
話の矛盾もなく伏線回収されスラスラ読める。推理小説ではあるが妄想の上に探偵のような存在があるところが寒さと無理を感じたが設定はともかく話の筋がとても良かった
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早くに妻を亡くし、男手一つで娘を育てあげたハルさん。その娘の結婚式当日、いろんなきっかけで過去の出来事を回想する形で話が進んでいく。決して器用ではないけど、優しさや愛情いっぱいのハルさん。温かい気持ちになりました。
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男手一つで育て上げた娘を嫁がせる。感無量だろうな…。自信なさそうだけれど一生懸命に子育てをしているお父さん(ハルさん)の深く大きな愛情が素敵でした。
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父子家庭の春日部家。娘のふうちゃんを男で一人で育ててきたハルさんは、ふうちゃんの結婚式の日に、これまであった事件を思い出す。幼稚園で出会った隆くんのお弁当の卵焼きは、なぜなくなったのか…。 創元推理小説で「ミステリ」となっていて、どこがミステリなん?というような幼稚園、小学校、...
父子家庭の春日部家。娘のふうちゃんを男で一人で育ててきたハルさんは、ふうちゃんの結婚式の日に、これまであった事件を思い出す。幼稚園で出会った隆くんのお弁当の卵焼きは、なぜなくなったのか…。 創元推理小説で「ミステリ」となっていて、どこがミステリなん?というような幼稚園、小学校、中学校、高校、大学のそれぞれのエピソードが紹介される。本当に軽い謎解きであるし、どこからともなく聞こえる亡き妻、瑠璃子さんの声でいともあっさり解けてしまうので、読んでいるとあれれれ?という感じで終わる。 それぞれのエピソードは、それなりに考えられているとは思うのだが、ほとんどが会話で進むことや、引っかかる部分がないこと、謎が謎として読者に引っかからないことから、350ページほどあるが1時間程度で読めてしまう。 また、それぞれの登場人物の特徴が、これと言ってないため、キーとなる娘のふうちゃんですら何もイメージがわいてこないし、表紙の絵も違うなあという印象を受けた。 作者は童話作家なのだろうなあというのはわかるし、松谷みよ子らの「読み聞かせる児童本」などと似た雰囲気が漂う。読み聞かせにはいいかもしれないが、ちょっと音なには印象も記憶も残らない感じの一冊だ。
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100冊ビブリオバトル@オンライン第17ゲームで紹介された本です。オンライン開催。チャンプ本。 2020.08.22〜23
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奥さんを亡くして男手一つで子育てをするハルさんと娘の風ちゃんの物語 春日部晴彦は娘 風里の結婚式の前にこれまでの事を思い出しながら式場に向かう 幼稚園、小学校、中学、高校、大学のときのエピソード ちょっとした日常の謎があったが、困りごとは心の中で瑠璃子さんが語りかけて解決してく...
奥さんを亡くして男手一つで子育てをするハルさんと娘の風ちゃんの物語 春日部晴彦は娘 風里の結婚式の前にこれまでの事を思い出しながら式場に向かう 幼稚園、小学校、中学、高校、大学のときのエピソード ちょっとした日常の謎があったが、困りごとは心の中で瑠璃子さんが語りかけて解決してくれる ・消えた卵焼き事件 風ちゃんの友達のお弁当に卵焼きが入っていなかった事の真相 ・夏休みの失踪 小学四年生のとき、いなくなった風ちゃんの行き先と意図 近所で気難しい老人と噂される源田のおじいちゃんは「風里が花を盗んだ」と主張するが…… ・涙の理由 家でも元気がない様子 駅前に貼られているという、風ちゃんが書いたポスターが剥がされて捨てられていた いじめの可能性を疑うハルさん 中学生のときに風ちゃんが泣いた理由 ・サンタが指輪を持ってくる 風ちゃんが大学受験前のクリスマス 花屋でバイト中、指輪のプレゼントを落としていったお客さんがいた 風ちゃんは追いかけた際に骨折してしまったため、ハルさんに返却を託す お客さんの会話から聞こえてきた、待ち合わせ場所の「ツリーの間」とは? ・人形の家 ハルさんの人形 エンジェルシリーズの持ち主からの、人形が入れ替わっているという訴え ハルさんはビスクドールの作家さん 同じ型から作った12体の人形の一体を購入したお客さんから「人形がいなくなった」とバイヤーの浪漫堂から連絡を受ける 服や髪の三つ編みなど同じだが、違う人形だという 果たして、人形は入れ替わっていたのか?だとしたら何故? 話の合間に結婚式の場面が挿入される 結婚式場に着いて、風ちゃんの衣装を見る描写 実はハルさんは新郎の長谷さんと初めて会う そのときの印象 読者はこれまでの二人の関係性を知った状態で読むことになる 純粋だった幼児や小学生の頃、そっけない態度を取る中学生、大人びて自立しそうな高校、大学生 旦那さんは海外勤務のため、今後はもっと会えなくなる 寂しさを覚えつつも、娘の門出を祝う気持ちもある ふうちゃんが何故、結婚相手の男性の長谷さんを選んだのかが夫婦の挨拶で判明する 最後のところを読んでいて泣ける 私がこれを初めて読んだのは10年前くらい? 今回改めて読み直してみて、前よりもずっと心に響くものがある 多分、実際に娘が結婚してもおかしくない年齢になったからでしょうねぇ 娘さんが結婚の年頃の父親が読むといいと思う
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父娘の愛情ミステリー 親子って一緒に育っていくんだなぁって感じだ一冊。 頼りなさそうなお父さんだけど、その分愛情でカバーしている。 心温まる作品。 頼りないと思ってたけど、色々な意味で強い父の像をみたかなー
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娘が結婚して家を出て行く… やはり最後は泣ける。妻を亡くし男手1人で育てた父親ハルさんの思いを思うと切ない。親は子供の幸せが1番なのだから。
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妻を喪った人形作家の娘が幼稚園児から結婚するまでの日々をミステリー仕立てで綴った物語。日常の謎を天から妻が解き明かすのが結果ありきのようでしらけた。
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ハルさんとふうちゃん、2人の成長が書かれています。 今の2人になるまでに起こったいくつかの事柄が順番に書かれていて、ふうちゃんの成長が見られたのが良かった。 様々な問題を、亡くなった瑠璃子さんと解決していくのが新しいなと思いました。
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