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オランダ靴の秘密 の商品レビュー

3.9

26件のお客様レビュー

  1. 5つ

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    6

  4. 2つ

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2025/12/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

『オランダ靴の秘密』の中で一番好きな場面は行き詰ってしまったエラリーを慰めるジューナのシーン(笑)とてもいいキャラクターなのにいつの間にか国名シリーズから姿を消してしまうのが残念。本格として評価の高い作品ですが小説として少し面白味にかけるのが残念かな。そしてようやくこの表紙にも慣れてきた(笑)しかしジューナって『ローマ帽子の秘密』で19歳って出てましたけど・・・。とりあえずジューナが好きだからジュナの冒険シリーズを引っ張り出してしまおう(笑)

Posted byブクログ

2025/10/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

国名シリーズ3作目。 よくミステリで、フーダニット・ハウダニットと分類されるけど、どんなミステリもどっちも兼ねるじゃ〜んと思っていた。 だけど国名シリーズをここまで読んできて、前2作がハウダニット、今作がフーダニットと分類されるのはとてもわかりやすいなあと思った。 前2作は、何よりもまず「どうやって」殺人を犯したかが鍵になるけど、今作は、「誰が」「どうやって」という順番で解き明かしていく事件だもんな〜 解説でもあったけど、とてもフェアに証拠が並べられていくので、ちゃんと読んでいれば犯人の特徴が一つはわかるようになっていて楽しい。医療用粘着テープを使っていたり、靴の舌革が爪先の方に押し込められていたところから、なんとなく犯人は病院関係者でジャニー医師より小柄だから女性もありうる…?というように… あと読む前は、病院という人の死が他と比べて特別な事ではない場所を舞台に、どうやって殺人事件を起こすんだろう…さぞやドラマチックな殺人なんだろうな…と思っていたら(フランス白粉の事件の終わり方がドラマチックすぎたため)、シンプルに絞殺で、ちょっと拍子抜けだった。エラリーは地道にコツコツ調査するしで、前2作はキャラクター物の側面もあったけど、それと比べると硬派というか実直なミステリだよな〜と思った。 ここまで国名シリーズ読んできて感じるのが、作者の工夫やこの作品で挑戦したことが、クリスティーを読んでいる時と違って、すごく伝わってくること。解説で作者二人の考え方に触れられているからかもしれないし、デビュー作から順番に読んでいるからかもしれないけど、毎回趣向を凝らしていることが伝わってきて、読み応えがある。 続きを読むのが楽しみ。

Posted byブクログ

2026/02/23

国名シリーズ3作目、表紙はジューナ変装途中?▲オランダ記念病院の手術台に横たえられた患者が絞殺された…犯行が可能だったのは手術前のたった数十分だけ…▼初期3部作的な大都会ニューヨークの警察小説♪イラつく警視に焦るエラリー、マスコミの使い方に時代を感じる。唐突に部屋図がでて、さらに...

国名シリーズ3作目、表紙はジューナ変装途中?▲オランダ記念病院の手術台に横たえられた患者が絞殺された…犯行が可能だったのは手術前のたった数十分だけ…▼初期3部作的な大都会ニューヨークの警察小説♪イラつく警視に焦るエラリー、マスコミの使い方に時代を感じる。唐突に部屋図がでて、さらに新情報を投下して「読者への挑戦状」の流れ。エラリーが前面に出てきて父警視の影が薄いとおもったが、決める時は決める♪犯人が誰なのか確信あるからできるロジカル推理の開陳!演出効果はばっちりです♪台本はあったんですよねっ⁉(1931年)

Posted byブクログ

2025/02/23

国名シリーズ第3弾。オランダ記念病院で手術を受ける病院創設者で大富豪のアビゲイル・ドールンが手術台で既に絞殺されていた。執刀医のジャニー外科医に変装した何者かの犯行と見られた。犯行時に使われた紐靴が事件解決の鍵となる…。 解説によると有栖川有栖氏や法月倫太郎氏といった本格ミステリ...

国名シリーズ第3弾。オランダ記念病院で手術を受ける病院創設者で大富豪のアビゲイル・ドールンが手術台で既に絞殺されていた。執刀医のジャニー外科医に変装した何者かの犯行と見られた。犯行時に使われた紐靴が事件解決の鍵となる…。 解説によると有栖川有栖氏や法月倫太郎氏といった本格ミステリ作家が「犯人当て(フーダニット)パズルの最高傑作」と評価する作品とのこと。 前2作(『ローマ帽子の秘密』『フランス白粉の秘密』)よりも確かに面白かったです。 今回もタイトルのオランダ靴からオランダ土産によくある木靴が出てくるのかと思いましたが、違いました(オランダ記念病院と白い紐靴でした)。

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2025/01/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

公開で行われる外科手術の場で、運び込まれた患者がすでに殺されていた。という突拍子もない始まり方。術前の患者が待機していた部屋には執刀医のジャニーが何度も出入りしていたため彼に疑惑が向けられるも、どうやら術衣に身を包み足を引き摺るジャニーの特徴を真似した何者かであった可能性が高まる。しかしそれでも、執刀前に会っていた人間の名前を頑なに言おうとしないジャニーの心象は悪くなる一方。ジャニーは殺されたアビゲイルの莫大な遺産の一部を相続することになっていたことも彼にとって不利な要素になってしまう。だが、ジャニーも殺されたことで捜査は振り出しに戻る。 事件直前にジャニーが会っていたスワンソンとは何者なのか、病院内に残された紐の切れた靴と裾を詰めたズボンは何を意味するのか、ジャニーを殺した犯人はどうやってジャニーの背後に立つことができたのかなど、たくさんの手掛かりや謎が散りばめられている。今でこそ珍しくはないが、病院を舞台とした画期的なミステリーであるとのこと。

Posted byブクログ

2024/12/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

病院でこれから手術をしようという時に既に死んでいる!医者の偽物が歩き回っている!という状況も面白いが、今作は登場人物のキャラクター性が濃くて良かった。 偽物が歩き回っていると怒りながらも当の本人も隠し事をしていて怪しいジャニー医師、 肥満で浪費家のヘンドリック・ドールン、 偶然?同じ病院に入院していたギャングの大物マイクとその警護である手下3名、 夫人の融資で怪しい高額実験をジャニーとしているクナイゼル、 エラリーですら困惑する信仰心の強すぎて心ここに在らずなフラー、など。 しかし、相変わらず著者、 そんな分かりやすい人間を犯人にはしない笑

Posted byブクログ

2024/12/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

舞台は病院、大富豪の女性、外科部長が殺される。病院の一角で変な合金を研究している男、『聖書』を引いてしゃべるおかしな女性など、怪しい人間がいっぱいでてくる。

Posted byブクログ

2024/06/03

ローマ帽子から順に読んでいます。 このオランダ靴を国名シリーズの最高峰に位置づける人が多いのは納得しました。 手術室の後ろ姿は誰だったのか? クライマックスに執務室で実地捜査する過程であぶり出される犯人。 そして消去法のフーダニット。 このあたりの緊張感がすばらしく、没入しました...

ローマ帽子から順に読んでいます。 このオランダ靴を国名シリーズの最高峰に位置づける人が多いのは納得しました。 手術室の後ろ姿は誰だったのか? クライマックスに執務室で実地捜査する過程であぶり出される犯人。 そして消去法のフーダニット。 このあたりの緊張感がすばらしく、没入しました。 たくさん読む時間がなくて国名シリーズをどれか1冊読みたいという人がいたら、個人的に私はこちらを勧めます。

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2024/03/12

古き良き王道のミステリー。 目を引くような斬新さはないけど、読者にフェアで、解決編を読んでいくとなるほどと思わされる。 ただ、後から考えると納得できるんだけど、読者の挑戦状を読んで実際に犯人を見つけるのはなかなか難しいですね。

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2023/07/26

国名シリーズ第三弾 まさに犯人当てミステリーの本流。 「読者への挑戦状」で挑まれた読者は、いつもとは違う部位の脳みそをフル回転しなければいけない。 これまでの経緯や数多くの登場人物、犯行現場の見取り図などを(ムムッとしながら)見直すことに……。 安穏と見下ろしていた立場から、一...

国名シリーズ第三弾 まさに犯人当てミステリーの本流。 「読者への挑戦状」で挑まれた読者は、いつもとは違う部位の脳みそをフル回転しなければいけない。 これまでの経緯や数多くの登場人物、犯行現場の見取り図などを(ムムッとしながら)見直すことに……。 安穏と見下ろしていた立場から、一気に物語の中に引きずり込まれることになる。 他のミステリー作家と比較しても、犯人当てに特化したゲームのような感覚は、ピカイチ。 そう楽しむことが重要。

Posted byブクログ