人間はいろいろな問題についてどう考えていけば良いのか の商品レビュー
森博嗣氏のいわゆる考え方の一つが書かれた作品。 同氏の作品をよく読んでるファンなら聞いたことのあるようなところも幾つかあったように思える。 個人的には共感できるが、本書から得られた教訓は「何事もあまり鵜呑みにしすぎるな」なので腹7分くらいでぼんやりと…
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2013/05/11読了。 客観的、抽象的に捉える能力をもっと磨かなくてはならない。そう感じさせてくれる一冊。
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抽象的に考えて行くことの大切さを説く。すべてに賛成と言うことではないが、原発に対する考えなど、今まで自分の考えをうまく表現できなかったが、こう言うことだよなと思う。下記共感した箇所。 私にはもっと関心のあることがたくさんあって、そちらまててが回らない、社会では沢山の夫々の分野の...
抽象的に考えて行くことの大切さを説く。すべてに賛成と言うことではないが、原発に対する考えなど、今まで自分の考えをうまく表現できなかったが、こう言うことだよなと思う。下記共感した箇所。 私にはもっと関心のあることがたくさんあって、そちらまててが回らない、社会では沢山の夫々の分野の専門となって仕事を分担している。なんでもみな多数決をとるというのは考えもので、専門家が考える方が間違いがない。税金は安い方がよい人が多いので安くするのか?領土はそう主張する人が多い国のものになるのか? 大勢の「感情」を煽って、声を大きくすれば社会は動くという考え方は、民主的ではなくファシズムに近い危険なものだ。
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すごく読みやすかった。そうか、そういうことかという感じに腑に落ちるところ多々。 この人の小説を読んだことがないけど、今度見かけたら手にとってみよう。
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森博嗣が好きなので読んだ。ただし僕はホモではない。森博嗣の小説が好きなのだ。 ややとりとめのない感じもあるが(短い時間で書き上げているからかもしれないし、森博嗣氏の性格かもしれない)、言っていることは至極真っ当だ。なにより説教臭いところがないし、知識人の書くもののようにルソーやカ...
森博嗣が好きなので読んだ。ただし僕はホモではない。森博嗣の小説が好きなのだ。 ややとりとめのない感じもあるが(短い時間で書き上げているからかもしれないし、森博嗣氏の性格かもしれない)、言っていることは至極真っ当だ。なにより説教臭いところがないし、知識人の書くもののようにルソーやカントが出てきたりしないところが、読みやすくていい。 書名の解答はつまり抽象的に考えればいい、ということになる。もうちょっと具体化して言えば、発想の段階で抽象的に捉えようと悩むことが貴方にとってメリットになるでしょう、とまぁそんなところだ。もっと色々書こうと思っていたが、次の予定の時間を間違えていて文章を考える暇がなくなった。このようにあまり具体的な問題にばかり囚われていると、抽象的な思考ができなくなるというのも、本書にあるアドバイスである。
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抽象的な思考の仕方(のようなもの)を理解出来るようになる本。自分がいろいろと悩みや問題を抱えている中でタイトルだけ見てすがるような気持ちで手に取ったが、予想外の側面から、その解決の仕方も含めて、多くを考える庭を与えてくれた。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
途中までしか読んでませんが、非常に良いです。 私の普段の考えに近いです。 でも、文章化したものを読んでしまうと、その考えに凝り固まってしまうので、まずいんですがね。 この本のテーマである、抽象化とは相反する考えですね。
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作家森博嗣が、「抽象的思考」について書いた本。 本著に書かれている内容は、「思考法」といわれるような技術というよりも、ひとつの哲学のように思える。 抽象的な内容のせいだろうか。 読んでいるうちに、頭の中に築いてきた建造物が、ばらばらに崩れ落ちるような本だった。 読み終えたあと...
作家森博嗣が、「抽象的思考」について書いた本。 本著に書かれている内容は、「思考法」といわれるような技術というよりも、ひとつの哲学のように思える。 抽象的な内容のせいだろうか。 読んでいるうちに、頭の中に築いてきた建造物が、ばらばらに崩れ落ちるような本だった。 読み終えたあと、私は、そのばらばらに崩れたものをひとつひとつ眺めて、使えそうな破片を拾い集め、それでもって飛行機を作ったり、井戸を掘ったり、オブジェを創ってお金に替えたりしようかなと考える。 たぶん何でもできるようになるし、どこへでも行けるようになる。 「多くの場合、自殺する人の思考は、主観的であり、具体的すぎる、と僕は感じている。」 (p.30) 「つるかめ算が凄いところは、『もし、つるの脚が四本だったら』と想像するところにある。そんな四本足のつるはこの世にいない。それでも、問題を解くために、それを想像するのが人間の『凄さ』なのである。痺れるくらい凄まじい発想ではないか。」 (p.45) 「タイトルを考えるときもそうだし、文章を書いているときも、ときどきリズムが先行することがある。つまり、『ここは、ふふん、ふふってふふいた、みたいな文章が欲しいな』という具合である。」 (p.146) 2013.05.08 読了
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昔の日記に書いていたのとほぼ同じなのだけど、「庭」の話は今まで出てきたことがなかったので面白かった。人間は「自然」だからこそ、「発想」できる。
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タイトルが全てを物語っている。 いや、タイトルって大事。 そういうことを書いた本なのですから。 私はホントに参考になりました。 結局は、自分で訓練するしかないと。 そういうことですね。
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