人間はいろいろな問題についてどう考えていけば良いのか の商品レビュー
○人生を楽しむためには、この虚しさと親しみ、明日死ぬと思って毎日行動することだし、また永遠に生きられると想像して未来を考えることである。(155p) ○考え方がすべての基本なのだ。だから現実がどんな状態であっても肉体がどんな状態であっても、思考は自由であり、いつでも楽しさを生み...
○人生を楽しむためには、この虚しさと親しみ、明日死ぬと思って毎日行動することだし、また永遠に生きられると想像して未来を考えることである。(155p) ○考え方がすべての基本なのだ。だから現実がどんな状態であっても肉体がどんな状態であっても、思考は自由であり、いつでも楽しさを生み出すことができるはずである。(162p) ○自分の庭は誰かのものと同じではない。どこか違う。そして違うからこそ、貴方という人間が存在する意味があるのである。(198p) ★前半は退屈で評価は★3つだった。後半は感動した。
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私には良書です。 抽象的に思考することを解説しているのですが、解説という具体的な行為でそれを行おうとするところにそれは無理があって、いろいろと考えさせられる作品です。 自身がやはり「思索」「思考」が好きなのだと認識しました。
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「抽象的に考える」ことの大切さについて、きわめて抽象的に悶々としたような語り口で書かれた一冊。 「具体的に」と迫られると、どうしても「具体的なこと」に焦点が絞られ過ぎて、もっと大枠で許容される範囲を見失ってしまう、そんなことが本の中の一番のポイントだろうか。 他の著作もそうだが...
「抽象的に考える」ことの大切さについて、きわめて抽象的に悶々としたような語り口で書かれた一冊。 「具体的に」と迫られると、どうしても「具体的なこと」に焦点が絞られ過ぎて、もっと大枠で許容される範囲を見失ってしまう、そんなことが本の中の一番のポイントだろうか。 他の著作もそうだが、「もやもやとした感」が本の中に充満されており、雑談めいたような、何かをズバリと言い切るでもない調子で記述が続く。 まえがきでも「合わない人には合わない」と最初から宣言しているかのような出だしだが、本当に合わなければ読むのを放棄したくなる調子だと思われる。 でもこの語り口こそ、「抽象的」の本質を見ている様でもある。 「ふーん」と感じる所があれば十分に読み応えのある一冊、全く理解しがたければ読まずにおいてしまえばいい、そんなスタンスで臨むのが良いのだろう。
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抽象的に物事を捉えることの有用性と、方法論。 最初から最後まで雲をつかむような、漠然とした概念論が続く。 ベースにあるのは著者の「こだわらない生き方」という考え方だろうが、自分が達成したい目標の本質や核を見極めて、それを目指す必要性を論じてた。 答えやハウツーが溢れかえってい...
抽象的に物事を捉えることの有用性と、方法論。 最初から最後まで雲をつかむような、漠然とした概念論が続く。 ベースにあるのは著者の「こだわらない生き方」という考え方だろうが、自分が達成したい目標の本質や核を見極めて、それを目指す必要性を論じてた。 答えやハウツーが溢れかえっている、と言うのは全くそのとおりだと思う。 もちろんそれは悪いことではないし、それによって助かる人も多い。 でも時折、その答えに至る道筋を自分なりに考えてみるのも悪くないとおもった。 終章の「頭のなかの思考の庭」を手入れしていこう、という発想は情景が想像できてクスリとさせられた。
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抽象化すること。あたまの中に自分の庭をつくる、ということ。 森博嗣の本に惹かれたのは、こいう考えのところが出てるからなのか。好きだわぁ…。
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具体的な思考、論理的に考える事が、世の中で大切だと言われてきているが、そうでは無い。大切なのは抽象的思考、発想。決めつけない事が大切。悩みは、すぐに解決しなくていい。モヤモヤしてる位が良い… 人工的な思考からは新しい物は生まれない。人の脳も自然の一部なのだから。頭にある庭をしっか...
具体的な思考、論理的に考える事が、世の中で大切だと言われてきているが、そうでは無い。大切なのは抽象的思考、発想。決めつけない事が大切。悩みは、すぐに解決しなくていい。モヤモヤしてる位が良い… 人工的な思考からは新しい物は生まれない。人の脳も自然の一部なのだから。頭にある庭をしっかり面倒みて、世話して耕す事を続けて欲しい。
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「具体的」と「抽象的」私たちの思考回路および、問われることは「具体性」しかし、「わかること」と「知っている」ことの違いは上記二つの理解があるかないか、ではないかと結んでいる。 物事の理解が大人になると早くなるが、それは知識のピースをはめ込んでいるだけで、決して「ソウゾウ」してい...
「具体的」と「抽象的」私たちの思考回路および、問われることは「具体性」しかし、「わかること」と「知っている」ことの違いは上記二つの理解があるかないか、ではないかと結んでいる。 物事の理解が大人になると早くなるが、それは知識のピースをはめ込んでいるだけで、決して「ソウゾウ」しているわけではない、と感じる。
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「抽象性が高いものほど、展開には労力がかかるけれど、その分、広い範囲でヒットする。」 「具体的な手法を与えられると、その手法に拘ってしまい、目標を見失うことだってある。」 「発想するときの思考は、『どれだけ脇目をふるか』が重要になる。」 抽象的に考える大切さがよくわかる一冊。...
「抽象性が高いものほど、展開には労力がかかるけれど、その分、広い範囲でヒットする。」 「具体的な手法を与えられると、その手法に拘ってしまい、目標を見失うことだってある。」 「発想するときの思考は、『どれだけ脇目をふるか』が重要になる。」 抽象的に考える大切さがよくわかる一冊。具体的でなく些末な事柄にとらわれない考え方は思考の本質であると思うようになった。 「抽象的なものは未完成でわかりにくいもの、どんなこともなるべく具体的に」そんな考え方は180°変わるだろう。
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このような本を読むとついつい授業のことを考えてしまう。どんな力をつけさせたいのか?どんな風に成長してほしいのか?そのために自分に何ができるか。楽しさばかりを追いかけていたがそれではダメだとこの本を読んで気づいた。苦しみながら考えて、自分の意見を出せた時に達成感を味わうことができる...
このような本を読むとついつい授業のことを考えてしまう。どんな力をつけさせたいのか?どんな風に成長してほしいのか?そのために自分に何ができるか。楽しさばかりを追いかけていたがそれではダメだとこの本を読んで気づいた。苦しみながら考えて、自分の意見を出せた時に達成感を味わうことができるような、子どもが本気になれる授業がしたい。そして、そのためにも、子どもたちに教えるのだから、僕も考えることをやめずに常に庭いじりをしかなければならない。
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答えはない。 指針のようなものは書かれているが実践できるかは別問題。 誰もが森博嗣と同じような考え方ができれば、 争いはなく、究極に合理的な世の中ができただろうが、 まぁそうはいかない。 抽象的に何となく捉えること。 どれぐらい知らないかを知ること。 当たり前のことにも疑問を...
答えはない。 指針のようなものは書かれているが実践できるかは別問題。 誰もが森博嗣と同じような考え方ができれば、 争いはなく、究極に合理的な世の中ができただろうが、 まぁそうはいかない。 抽象的に何となく捉えること。 どれぐらい知らないかを知ること。 当たり前のことにも疑問を持つこと。
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