星が吸う水 の商品レビュー
性の理論に未だ汚されていない絶頂 脳をペッティング(性的な愛撫)する為の手段として捉えるのが許せないと思っていた 薄い皮膚に包まれた暗闇なのだ
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著者の描く性は生々しくも淡々と機械的で変な官能さを感じないところが個人的に好きだ。 理解するには圧倒的に経験が足りないが、自分の理想とする性の姿を追い求める主人公たちは素敵だと思った。
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【2024年5冊目】 性に纏わる2つの話。性の話というと、どうしてもどこかいやらしい感じになりそうなものですが、村田沙耶香さんの書かれる話は「生き物としての本能的な性」という感じがして、結構生々しい表現が多くても、なんだか淡々としているのが不思議です。 主人公はそれぞれ性につい...
【2024年5冊目】 性に纏わる2つの話。性の話というと、どうしてもどこかいやらしい感じになりそうなものですが、村田沙耶香さんの書かれる話は「生き物としての本能的な性」という感じがして、結構生々しい表現が多くても、なんだか淡々としているのが不思議です。 主人公はそれぞれ性について、人とはちょっと違う感覚を持った女性。二人が友達になったら仲良くなれそう。性を軸にして新たな価値観を探るのというのが、両話に通じることかもなと思いました。
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この作品を本当の意味で理解するには私はまだ経験が足りなすぎるけれど、村田さんの文体をとにかく楽しんだ。表題作の最後が少しピンと来なかったので、誰かと話し合いたい。
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表題作ともう一遍入っている。 村田氏の作品は2作目。私はいつも主人公じゃない、主人公から見ると苦手な、強めのキャラクターだな、と思う。こっちが常識なんだ、と振りかざして安心してる方だ。 若い頃は梓でも、年を取ればもう少し丸くなる。認められる。この年になってやっとほぐれてきた私は遅...
表題作ともう一遍入っている。 村田氏の作品は2作目。私はいつも主人公じゃない、主人公から見ると苦手な、強めのキャラクターだな、と思う。こっちが常識なんだ、と振りかざして安心してる方だ。 若い頃は梓でも、年を取ればもう少し丸くなる。認められる。この年になってやっとほぐれてきた私は遅いけど。 3人にはずっと繋がっていて欲しい。 ガマズミ航海も好き。読んで良かった。この年までモヤモヤしてたものがスッキリするヒントを貰った気がする。
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「星が吸う水」も「ガマズミ航海」も女性の性欲を扱った作品だったが、どちらもとても面白かった。 本当に村田沙耶香は社会通念をぶち壊してくれる。「精液を出すまでがセックス」って誰が決めたんだろうね。まあそこまでしないと受精できないからそうなったんだろうけど。男は狩る気持ちで、女も狩る...
「星が吸う水」も「ガマズミ航海」も女性の性欲を扱った作品だったが、どちらもとても面白かった。 本当に村田沙耶香は社会通念をぶち壊してくれる。「精液を出すまでがセックス」って誰が決めたんだろうね。まあそこまでしないと受精できないからそうなったんだろうけど。男は狩る気持ちで、女も狩る気持ちでセックスに望んでるのに、男は勲章で女は弄ばれたという判定になる。社会通念がそうなっているから。 本当に全文が面白くて、うわ最高だな……女の性欲に向き合ってくれる村田沙耶香大好きだ……と思いながら読み切った。
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本当の肉体関係はどこにあるのか?自分の絶頂のためだけに男を漁る鶴子。 あるいは、性行為ではない肉体関係を極めようとする結真と美紀子。彼女たちの行き着く先は。 その自由すぎる発想に驚愕します。しかも作品は13年前。今ほどLGBTとか浸透してなかった頃。少しは彼女たちが生きやすい...
本当の肉体関係はどこにあるのか?自分の絶頂のためだけに男を漁る鶴子。 あるいは、性行為ではない肉体関係を極めようとする結真と美紀子。彼女たちの行き着く先は。 その自由すぎる発想に驚愕します。しかも作品は13年前。今ほどLGBTとか浸透してなかった頃。少しは彼女たちが生きやすい世の中になっただろうか。
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村田さんの作品が好きで、裏表紙のあらすじを読んで気になり手にとってみました。他の方が仰っているように、物足りなさを少し感じてしまいました。しかし、村田さん独特の表現は美しく、言わんとしていることはなんとなく感じました。
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『マウス』以来の村田沙耶香san。 性行為には本物と偽物がある。人肌を求めるだけなら、それは恋じゃないー。 意味深なタイトルと、表紙のマーメイドで期待したのですが、、ごめんなさい。表題作と「ガマズミの航海」の2作共に、村田sanにしか書けない、「性」をピンポイントにした作品だ...
『マウス』以来の村田沙耶香san。 性行為には本物と偽物がある。人肌を求めるだけなら、それは恋じゃないー。 意味深なタイトルと、表紙のマーメイドで期待したのですが、、ごめんなさい。表題作と「ガマズミの航海」の2作共に、村田sanにしか書けない、「性」をピンポイントにした作品だと思うのですが、それだけ でした。 ただ、恋人?の武人との距離感を「不自然にこちらへと入ってこない立ち振る舞い」、友人の志保のキレイな爪を見て「あまりになめらかなので、指の一部が消滅しているように見えた」と表現するところは、やっぱり好きな感覚です。 どちらも最後は、空や宙、雨と繋がりますね。素敵なエンディングです⭐︎
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「星が吸う水」「ガマズミ航海」の2編。 女性が主体となる情欲の嗜好性かなんか。2作共似通った主題なのですが、苦手な感じ。肉体的満足を求める時、精神的な充足は伴わなくても良いとか、両方を模索するとか?官能小説的な表現ではなく、実験とか試行のような様々。 わ・か・り・ま・せ・ん。
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