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星が吸う水 の商品レビュー

3.1

43件のお客様レビュー

  1. 5つ

    3

  2. 4つ

    9

  3. 3つ

    17

  4. 2つ

    8

  5. 1つ

    1

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2022/11/22

んーーーー あっけなかった。 村田さんらしい表現は素敵だったけど、あっさりした終わり方でもっと後味を楽しみたかった作品だった。少し物足りない。

Posted byブクログ

2022/09/11

性についての物語。 普通を押し付けるつもりはないけど、やっぱり理解ができないことはあるなーと思った。

Posted byブクログ

2022/08/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

両方性を持て余してる?自分なりの性との向き合い方を悩んでいる女性の話で、面白かった 正直自分の中の村田沙耶香像とはちょっと離れた作風なような気がしたけど、まぁここらへんで手を伸ばしたり新たなことに挑戦してたのかも 星が吸う水の友達のような男を下に見ながらでも自分はこれしか無いんだと思って付き合う人って、いるよね そして狩りをしているつもりの男の人ってのもいるよね こんな10年前の本なのにそこらへんを上手く言語化出来てるのやっぱ凄いなー 村田沙耶香マラソンまだまだ続く、楽しみ

Posted byブクログ

2022/07/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ガマズミ航海 の方のみ 快楽のために他人の体を利用することとガマズミの違いがいまいちよく分からなくなってしまった。結局性的快楽出なくても何らかの快楽を得るために体にふれているなら同じじゃないのか?ハグやマッサージではダメなのか?ていうか「性交渉でない肉体関係」で何を得たいのかな?「性交渉でない肉体関係」=無欲の行為=宇宙? 美紀子はなんで別れられたんだろう。ガマズミによって結真が意図せずに反応したことと彼氏との行為が辛いのに反応してしまう自分が重なってこうでなきゃいけないっていうステレオタイプの女性像から少し脱皮できたのかな。 こんなのがセックスじゃないって思いながら彼氏と行為をしてたから本当のセックスを見つけたかったのかな。 やっぱり全然わかんない

Posted byブクログ

2022/07/25

表題作の「星が吸う水」も収録作の「ガマズミ航海」も、生殖行為では無いセックスのことを哲学する女性の話だった。生殖行為を抜きにすると自ずと表象されるのがセクシャリティで。そこの考察もなかなか面白かった。どちらも夏にピッタリだった!

Posted byブクログ

2022/05/29

女性の性が難しく、鋭く、そして奇妙に描かれている。 村田沙耶香さんの世界の見え方に感嘆する。 描かれているシーンを想像すると、ただ女性同士で性的な関係になっているだけなのだが、その内部には二人だけの秘密があり、二人だけの世界が広がっている。 感性。

Posted byブクログ

2022/02/12

村田沙耶香の描く半分サイコパスな世界が好き。 自分で作ることをサボった人がいるから、変なことになるんだ、という考えには思わず深く頷いた。 村田沙耶香の描く主人公はどこかずれている(みんな多少は持ってるであろうずれの部分を大きく描いている)けど、そのずれを認識しつつ、飄々と、自分ら...

村田沙耶香の描く半分サイコパスな世界が好き。 自分で作ることをサボった人がいるから、変なことになるんだ、という考えには思わず深く頷いた。 村田沙耶香の描く主人公はどこかずれている(みんな多少は持ってるであろうずれの部分を大きく描いている)けど、そのずれを認識しつつ、飄々と、自分らしく生きてく姿がいい。 心にいつも村田沙耶香の文章と主人公をかえば、 人生もう少し楽しくなりそう

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2021/10/31

村田沙耶香の作品を読んだのはこれで3作目 前作は性を知らない女性たちが性を知ると言った感じの 「授乳」という短編集だった 今作は性に関しては理解があると言えるのだけれど その性に対して複数の考え方があると言った感じの2話構成 官能小説と勘違いされそうだけど 女性が性に対して上手...

村田沙耶香の作品を読んだのはこれで3作目 前作は性を知らない女性たちが性を知ると言った感じの 「授乳」という短編集だった 今作は性に関しては理解があると言えるのだけれど その性に対して複数の考え方があると言った感じの2話構成 官能小説と勘違いされそうだけど 女性が性に対して上手くいっていない というよりは性的嗜好といったところが強く 絡んでくる話で 性に迷走している女性を描いている 読んでいてリアルな表現とかが 寛容じゃない人にとっては不快なところが あると思うし 人によっては官能小説というかエロ小説を 読んでなんていやらしい!! なんてことを言われかねない作品ではありました ですがよく理解しようとすれば 女性の性に対する葛藤があるのだと 分かってきて 最終的には純文学を読んでいたのだ と思い出させる終わり方になっていました

Posted byブクログ

2021/09/15

著者が提示する性の世界。男性読者は打ちのめされ、女性読者でもドン引きするかもしれない。それぐらいなインパクト! 自身の固定概念を覆される。でもこういう感覚、考え方をする方も一定層いるんだろうな。沙耶香ワールドに包まれよう!

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2021/03/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

今回はとくに性に対して強くかかれていました。 主人公の考え方は中々共感することが少ないですが、それでも読むことをやめれないから中毒性が強いです。 2つの話とも愛があってする行為ではなく ただ単に自分のものを抜きたいからする行為。それが辞められない、だけどそれが自分の普通だから他の人に理解できなくても別に構わないんだと思った。

Posted byブクログ