1,800円以上の注文で送料無料

機械との競争 の商品レビュー

3.6

125件のお客様レビュー

  1. 5つ

    14

  2. 4つ

    45

  3. 3つ

    45

  4. 2つ

    7

  5. 1つ

    1

レビューを投稿

2013/07/13

主張は、 「これまでの技術革新では、それによって失われた雇用は、新たに雇用が作られ補われた。しかし、今後は雇用は減り続けるだろう。なぜなら、機械の技術革新の速度が早すぎるからである」 というもの。 その事自体にそれほど新鮮味はない。 どちらかというと、第3章の「勝ち組負け組」...

主張は、 「これまでの技術革新では、それによって失われた雇用は、新たに雇用が作られ補われた。しかし、今後は雇用は減り続けるだろう。なぜなら、機械の技術革新の速度が早すぎるからである」 というもの。 その事自体にそれほど新鮮味はない。 どちらかというと、第3章の「勝ち組負け組」の煽りに反応する人が多いのではないか。 1.スキルの高い人と低い人 2.スーパースターと凡人 3.資本家と労働者 が、「技術革新がもたらす三通りの勝ち組と負け組」だそうだ。 しかし、ここに拘泥しても、あまり得るものは無さそうな気がする。 「次にどう行動するのか」がよく見えない本だった。

Posted byブクログ

2013/06/30

テクノロジーが雇用と経済に与える影響について論じた一冊。近年のコンピュータを中心とする情報技術の発展は技術の進歩が速すぎた結果、雇用を奪っていること、雇用の二極化が進んでいるとまとめている。以下メモ。(1)雇用の二極化とは、創造的な仕事、創造的なビジネスのアイデアを出す経営者、感...

テクノロジーが雇用と経済に与える影響について論じた一冊。近年のコンピュータを中心とする情報技術の発展は技術の進歩が速すぎた結果、雇用を奪っていること、雇用の二極化が進んでいるとまとめている。以下メモ。(1)雇用の二極化とは、創造的な仕事、創造的なビジネスのアイデアを出す経営者、感動的な歌を唄を創る作曲家、肉体労働は置き換えることは困難であり、中間層の没落という事態に陥っている(2)希少性の経済学から豊かさの経済学に根本が変わっている(3)アイデアを組み合わせる為の組織改革の推進、人的資本の形成が必要。

Posted byブクログ

2013/06/26

機械が人の雇用を奪って行く。失業率の悪化は不景気ではなく、機械との競争によるもの。 いずれ人間の知能は機械に抜かれる。その時の人間の価値は何か? 仕事はますますオペレーションが機械化されていく。人間はその機械をコントロールできるように成長する必要があり、それができない人は生き...

機械が人の雇用を奪って行く。失業率の悪化は不景気ではなく、機械との競争によるもの。 いずれ人間の知能は機械に抜かれる。その時の人間の価値は何か? 仕事はますますオペレーションが機械化されていく。人間はその機械をコントロールできるように成長する必要があり、それができない人は生き残っていけない。

Posted byブクログ

2013/06/25

機械に仕事を奪われるこの本をみて怖くなった。 まだ自分は機会に使われている立場なのかもしれない。 奴隷として扱うといいうのは言い過ぎとして、パートナーとして生きていくことが今後は必須になる。パートナーとして生きるには、相手のことを知らなくては、、、

Posted byブクログ

2013/06/10

これまでの経済理論では古い産業が新しい産業に駆逐されると古い産業に従事していた人は新しい産業に吸収されるので、最終的には失業者は増えないことになっていたが、現在のIT革命では新しい産業の変化のスピードが早すぎて、新しい産業に吸収されず、失業者が増えているという。 その対策として著...

これまでの経済理論では古い産業が新しい産業に駆逐されると古い産業に従事していた人は新しい産業に吸収されるので、最終的には失業者は増えないことになっていたが、現在のIT革命では新しい産業の変化のスピードが早すぎて、新しい産業に吸収されず、失業者が増えているという。 その対策として著者が提言している内容は、それほど目新しいものではないが、日本には足りない部分だ。

Posted byブクログ

2013/06/09

不況や労働市場を新たな視点でみることができるようになる良書であると感じた。 人間の雇用をテクノロジーの過剰で調整のとれていない発達によって奪われるという内容であるが、本書の帯に書かれているほど衝撃的ではない。SF世界にある機械との戦争も起こりえない。 体感的に欧米の研究者が書...

不況や労働市場を新たな視点でみることができるようになる良書であると感じた。 人間の雇用をテクノロジーの過剰で調整のとれていない発達によって奪われるという内容であるが、本書の帯に書かれているほど衝撃的ではない。SF世界にある機械との戦争も起こりえない。 体感的に欧米の研究者が書いた書籍には読者をわくわくされる要素が詰まっていると常々思う。それが、絵に書いた餅なのか、良質な未来予測なのか両方の視点を心に留めて健全な批判的精神を以て読むことをおすすめする。

Posted byブクログ

2013/06/05

テクノロジーが雇用を奪う。 身近でも機械化によるコスト低減の話はよくあり、 そういったことにあまり違和感は感じなかったが、 経済全体に及ぼしている影響を知り驚いた。 また、テクノロジーの急速な発展を改めて考えると、 その伸びを脅威に感じる。 5年後、10年後、今やっている仕事...

テクノロジーが雇用を奪う。 身近でも機械化によるコスト低減の話はよくあり、 そういったことにあまり違和感は感じなかったが、 経済全体に及ぼしている影響を知り驚いた。 また、テクノロジーの急速な発展を改めて考えると、 その伸びを脅威に感じる。 5年後、10年後、今やっている仕事の何割かは、 機械に任せているのだろう。 機械が得意なこと、人が得意なこと、その違いをよく理解し、 上手にパートナーとして付き合っていかなければならない。 自分も機械に取って代わられ無いよう、 人が得意とする分野を、もっと磨かねば!

Posted byブクログ

2013/06/01

機械との競争は、テクノロジーの進歩が雇用を狭める、駆逐する、という内容で、過去、実地に体験してきただけに、何を今更感も、多少ありました。。 インターネット接続が、33.6kbpsや56kbpsの音声モデムから、ISDNになり、ADSLになって光になり、テクニカルコールの内容が接...

機械との競争は、テクノロジーの進歩が雇用を狭める、駆逐する、という内容で、過去、実地に体験してきただけに、何を今更感も、多少ありました。。 インターネット接続が、33.6kbpsや56kbpsの音声モデムから、ISDNになり、ADSLになって光になり、テクニカルコールの内容が接続不具合トラブルシュートから、アプリケーションの設定や使い方程度になったり、とか。 ブログツールの登場で、ホームページ制作会社の淘汰が進んだとか。 ガラケーがなくなってスマホばかりになって、ガラケーテストチームは不要になったとか。 あ、切なくなってきた(笑) 知的にみえたとしても、範囲限定の繰り返しは早めに卒業すべし、ということなんでしょうね。わかってても抜け出せない負のスパイラルが、非正規雇用にはあるのです。難しい。

Posted byブクログ

2013/05/26

技術の進歩が必ずしも雇用を増やすわけではない。いまはITの進歩に社会が適応しきれてない。という本だけど、本当にそのうち適応できるのか疑問。ITができない仕事をできない人はずっと一定の割合でいるんじゃないか。って思った

Posted byブクログ

2013/05/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

工業・IT・金融等々全ての業界においてテクノロジーが進歩してきたことで、今まで人にしかできないことを機械がより効率的にできるようになったが、それは果たして雇用や景気や人の暮らしにどのような影響を与えるのか、という内容。 なんとなく読む前に想像した主旨としては、「単純作業は機械に取って代わられるが, 創造性やコミュニケーション能力や直感を含む作業は人しかできないものであり、代わられることはないから大丈夫!」くらいの内容かな、と思った。まぁ当たらずとも遠からず。 本書は、機械の影響を受けて勝ち・負け組になった人たちをそれぞれ スキルの高い/低い労働者 才能のあるスター/普通の人 資本家・起業家/労働者 の3通りに分けている。全てに共通する勝ち組の特徴は、「機械に取って代わられるのではなく使いこなして豊かになる立場である」ということ。実際、チェスの現世界チャンピオンはスパコンではなく「アマチュア+機械+優秀なチェスソフト」の組み合わせで、これは「プロ+機械+まあまあのソフト」よりも優れている、と。そういった使いこなし、機械を良き隣人として共に発展していくのがベストな方法だというのが著者の楽観的主張だと思う。 機械はブルーカラーとホワイトカラーの中間にあって、高度にプログラムされた単純作業を大量に速くこなして生産効率を上げるが、それは上流の人間にしかできない創造性ある仕事と、下流の人間にしかできない複雑な肉体労働を繋ぐサポートする為のものであり、最終的に豊かさをもたらす…らしい。 この主張を僕含めて大半の読者が「なるほどそうだよなぁ、いい分析だ。自分の頑張るべき場所は確かにここにあるのだ!」と思って読むことができるのは、心のどこかで自分は機械を使ってクリエイティブな仕事を自分の業種でいつかやり遂げることができると信じているからだと思うwww こういう今の僕みたいな考えの人が増えるのが、一番経済によって良くないな(‘A`)良い本でした。初版をそのまま持っていて、数十年後により機械によって発達した世界で過ごしながら改めて読み、その展望について色々レビューしたいと思えるくらいには良い本だった。装丁も豪華だしねw十分満足。 ちなみにタイトルはrace against the machineだけど、これはどう考えてもロックバンドのrage against the machineのオマージュっていうw機械に対して怒りではなく、反抗ではなく、協力(race with)の関係を保つようにしていきたい。

Posted byブクログ