捨てる力 の商品レビュー
▶なぜ 決断力のある羽生名人の考え方を知りたい ▶なに ・上手な人の真似をする ・一つのことを繰り返しやる ・学ぶ目的を明確にする ▶どのように
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著者の30代後半の思考法をまとめたもの。 全体を通じて、前書きにあるような「「変化」を求める攻めの姿勢と状況にあわせた思考の厚みを増すこと」が根底にあると感じた。 今まで培ってきた知識と経験に安住することなく常に攻めつつ、その膨大な知識と経験をいかに整理して選択して、自らを進化させていくのか。厳しい世界を生き抜いてきた著者だからこそのシンプルな言葉に重さを感じた。 今の自分には、この本の中の言葉の真意がまだ掴めていないと感じるところもあり、時間をおいて再読し、言葉の意味をあらためて考えてみたい。
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私自身将棋ではなく、卓球というスポーツを10年以上真剣にやってきた身だが(実力は草の根)、 失礼ながらも、「わかる」と感じる部分が多々あった。 特に「積極的にリスクを負うことは未来のリスクを最小限にすること」というのは卓球をプレーしていて学んだ最も重要なことだった。
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本のタイトルはあくまで羽生善治さんの考え方の1項目に過ぎない。 基本的には彼の棋士としての将棋哲学というべき、考え方を記した本です。 考え方は経験で得た結果を元に語られた哲学的なものであるが、羽生さん自身、とても感覚的な人だと思ぃした。また、それをちゃんと説明出来ているのが素晴...
本のタイトルはあくまで羽生善治さんの考え方の1項目に過ぎない。 基本的には彼の棋士としての将棋哲学というべき、考え方を記した本です。 考え方は経験で得た結果を元に語られた哲学的なものであるが、羽生さん自身、とても感覚的な人だと思ぃした。また、それをちゃんと説明出来ているのが素晴らしいと思いました。
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歳を取るとどうしても守りに入る。無意識のうちにブレーキを踏んでいる。 若いうちはブレーキなんてなかったのに。 年をとったら、あえてアクセルを強めに踏む意識が必要。 とりあえず何かを始めることが成功の近道。 リスクが大きい=やりがいが大きいと捉える
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将棋業界ならではの話が多かった 自分は将棋は指さないが楽しめた 定石の話が個人的には面白かった 何故それが定石になっているのかちゃんと考える必要があることを認識させられた
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<感想> 言わずと知れた羽生名人の語録。考え抜いた人だけが持つ言葉の力がすごい。 天才も凡人と同じように迷い、考えるのだと知ることができるだけで勇気がわいてくる。 <アンダーライン> ・同じプロセスを経ても、これくらいが「努力」と感じる人もいれば、これくらいは「当たり前」と感じ...
<感想> 言わずと知れた羽生名人の語録。考え抜いた人だけが持つ言葉の力がすごい。 天才も凡人と同じように迷い、考えるのだと知ることができるだけで勇気がわいてくる。 <アンダーライン> ・同じプロセスを経ても、これくらいが「努力」と感じる人もいれば、これくらいは「当たり前」と感じる人もいます ★簡単に手に入ったものはすぐに消えていく ・新しいモノを入れるために、必要ないものは「忘れる」 ★忘れていくというのは、次に進むための大事な境地 ★対局相手は自分の個性を引き出してくれる存在 ・積極的にリスクを負うことは、未来のリスクを最小限にすること ・敗北を全部受け止めると自己否定になる ・長くプロとして戦っていくうえで大切なのは、どうやってダメージを受けないようにするか ・「勝つこともあるし、負けることもある」 ・負けるたびに自己否定していたら、身が持たない ・欠点を裏返すとそれがその人の一番の長所であったりする ・山ほどある情報から自分に必要な情報を得るには「選ぶ」より「いかに捨てるか」のほうが重要である ・ひとつの手を選ぶということは、それまで散々考えた手の大部分を捨てること ★人間とは不思議なもので、自分が過去に選択しなかったことに対してすごく楽観的なところがある。「こっちを選べばよかったのに」と思うことはあっても、実際に結果がどうだったかなんて、誰にもわかりません ・実際は「選択」という同じ行為なのだから、どちらにも転ぶ可能性があります ★自分が選んだものに対して責任を取りつつ自信を持つことが大事 ★どんな場面でも今の自分を認めること ・欲が考えを鈍くしたり、踏み込みを悪くする ・何が問題か分かったと思った時には、問題は半分以上、解決している ・勝負においては、自分が苦しいときは相手も苦しい ・これだけ努力すればこれくらいの成果が得られる」というモノサシ。それができると不安な時間にも耐えられるようになる ★リスクの大きさは、その価値を表しているものだと思えば、それだけやりがいが大きい ・「環境が整っていない」とリスクばかり強調する人がいるが、環境が整っていないことは、逆説的に言えば非常にいい環境だと言える ・成功も失敗も必要以上に大きく考えない ★年齢を重ねれば成功も失敗も増える ★「自分だけの悩み」なんて、そうそうあるものではない ・考えている中身より、費やした時間や努力が決断する時の安定剤になる ★望みが全てかなってしまうと、最後は死にたいと思うらしい ・学術的に何かを究めていく人は、課題が次から次へと出てくるから、長生きするらしい ★選んだ以上は後悔しない。あとは振り返らない ★反省は勝負がついたあとでいい ★長い時間考えた手がうまくいくケースは非常に少ない。一時間以上考えている時は、考えているというよりも迷っている。長い時間かけて考えて、この筋はダメだという結論が出ても、その手筋を捨て去ることが思い切れなくなることもある。情が移ってしまうのだ ・プレッシャーはその人の持っている器に対してかかるもの ★人は自分にとって必要なことのみ覚える能力がある ・緊張状態が続いても緊張に慣れれば疲れなくなってくる ・慣れないことをすると疲れる。逆に言えば、どんなことでも慣れれば疲れません ・何時間も考え続けることができる力、そして、その努力を何年もの間、続けていくことができる力
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短い文章の中に珠玉の言葉が詰まっている一冊。「将棋とは…」を自分の仕事や置かれている状況に置き換えるとグサッと突き刺さってくる。 「勝敗を決するのは、高いテンション、自分への信頼、分が悪い時に踏みとどまる根性」 マイナス面に打ち勝てる知性、自分自身をコントロールする力を同時に成長...
短い文章の中に珠玉の言葉が詰まっている一冊。「将棋とは…」を自分の仕事や置かれている状況に置き換えるとグサッと突き刺さってくる。 「勝敗を決するのは、高いテンション、自分への信頼、分が悪い時に踏みとどまる根性」 マイナス面に打ち勝てる知性、自分自身をコントロールする力を同時に成長させていかないと、経験を活かし切るのは難しくなってしまう」 対局中のミスについて「反省は勝負がついたあとでいい」
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なにかを成し遂げた人の言葉は重いし響くなと思った。その辺の人が言ってたら素通りしてしまいそうなことでも! 特に印象に残ったのを2つ。 ·子供の頃から小さなことでも「何かを成し遂げた」経験はすごく大事だということ。自分の中に「努力と成果のモノサシ」があることで不安な時間にも耐えて努力することもできれば、自分には向いてないと諦めもつく。 ·どんなことでも前例がある。自分が置かれてる状況や悩みは既に誰かが経験してるケースがほとんど。どうやってそこから脱出するかはじっくり探せば絶対に見つかる。 特に後者については今ものすごく悩んでいてそこから脱出する術もわからず、諦めかけている皆に読んで欲しいなと思った。
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覚えている必要のないものは、忘れてしまう必要がある。なぜなら、人間には一定の記憶量あるからだである。沢山の情報を得るためには、選ぶというよりいかに捨てるかである。また、新しい閃きを得るためにも、過去のデーターを捨てることが必要であると言うことを言っている。 この本から僕が学んだこ...
覚えている必要のないものは、忘れてしまう必要がある。なぜなら、人間には一定の記憶量あるからだである。沢山の情報を得るためには、選ぶというよりいかに捨てるかである。また、新しい閃きを得るためにも、過去のデーターを捨てることが必要であると言うことを言っている。 この本から僕が学んだことは、新しい閃きを得るには過去のデータにとらわれないようにすることである。
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