吉原暗黒譚 の商品レビュー
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誉田警察小説のお江戸版。 吉原の花魁殺しの話と。 父親からの折檻で二重人格になってしまった娘が、父母を殺害した盗賊に復讐しようとする話。 オチ、というか犯人は、割と早い段階で想像できてしまったのだけど、 時代劇のようで、面白かった。 舞台が現代なら大問題になりそうな決着の付け方も、時代劇にすることで、納得できる。シンプルだし。
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#読了。吉原で貸し花魁を狙った狐面の刺客が出現。同心の今村は、金稼ぎのため犯人を探し出すが。誉田さんにしては珍しく時代モノ。タイトルを見て、もっと吉原の街の暗部に焦点を当てた話しかと思ったが、そこはそれほどでもなく。誉田さんの現代警察と比べてしまうと、あと1歩。
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誉田さん初の時代小説で期待したんだけど、やっぱり内容というか、展開はいつもの感じだったなー。何となく、パターンができてるというか…結構早くに展開が読めてしまったのが残念
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妖しの華のスピンオフのようだが、本文中ではわからない。 なんとなく初めから展開がわかってしまうが、時代小説にも現代の要素がうまく盛り込まれているように感じた。彩音が生き生きと描かれていて小気味よかったが同心今村はもうひとつか?! 女性ヒロインのほうが好きな作家さん、のような気がするなぁ・・・
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吉原で次々と殺される花魁たち、その背後にある事情を探る同心とその仲間、という設定も登場人物も魅力的。 ただ黒幕も背景も早めに分かってしまうので推理譚としては今一つ。 登場人物も悪くないが、のめり込むほどには魅力が感じられない。 かなり早い時期の作品を復刻したそうなのでそのせいか?
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江戸時代の吉原を舞台の同心小説。決して面白くないわけではないのですが、初出が2004年だけに最近の著作を知っている俺にはちょっとつらいものがありました。
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時代モノはちょっと苦手な感じを持っていたが、すんなりとストーリーにのめり込んだ。とても面白かった。二つのストーリーが重なった時は鳥肌モンだった。作者特有のグロさもあり、ちょっとエロいところも…続編が出ることを期待したい。
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主人公よりも脇役の下くのいちで花魁の女の方が魅力があり、その後の元気な女性を主人公とする、各名作シリーズの片鱗がうかがわえる。話は先が読めるので、少々、底が浅い。犯人像も容易に想像がついたが、主人公が見抜いた理由が明確になっていない、また、犯人の仲間の他の狐面の男たちが何ものだっ...
主人公よりも脇役の下くのいちで花魁の女の方が魅力があり、その後の元気な女性を主人公とする、各名作シリーズの片鱗がうかがわえる。話は先が読めるので、少々、底が浅い。犯人像も容易に想像がついたが、主人公が見抜いた理由が明確になっていない、また、犯人の仲間の他の狐面の男たちが何ものだったのか等、細部の詰めも甘い。
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吉原で花魁が殺される話。 誉田さんらしい時代小説だけど 時代っぽさには欠ける。 初期作品だからなのかミステリも読めてしまって残念でした。
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譽田さん、時代小説も書くんだ・・・ 花魁ばかりが殺される連続殺人事件の謎を追う貧乏同心と、花魁の経験もある髪結いの元女忍び(やっぱりスーパーウーマン)が繰り広げる捕物帳。 並行して薄幸の裏長屋の娘の過去を調べる大工の物語が、最後に交錯するという、まぁ、だいたいは予定調和だったか...
譽田さん、時代小説も書くんだ・・・ 花魁ばかりが殺される連続殺人事件の謎を追う貧乏同心と、花魁の経験もある髪結いの元女忍び(やっぱりスーパーウーマン)が繰り広げる捕物帳。 並行して薄幸の裏長屋の娘の過去を調べる大工の物語が、最後に交錯するという、まぁ、だいたいは予定調和だったかな。 (2013/3/13)
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