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吉原暗黒譚 の商品レビュー

3.2

57件のお客様レビュー

  1. 5つ

    3

  2. 4つ

    15

  3. 3つ

    27

  4. 2つ

    8

  5. 1つ

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2014/01/16

多方面から話が進んでいく誉田哲也さんらしいストーリー展開でした。 花魁の世界が舞台になっているミステリーでしたが、吉原とか花魁のシステムをよく知らない私にとってはなかなか難しいお話でした。 それと、他の作品に比べて若干早くわかっちゃった… 普段だと最後にそうきたかーって思わさ...

多方面から話が進んでいく誉田哲也さんらしいストーリー展開でした。 花魁の世界が舞台になっているミステリーでしたが、吉原とか花魁のシステムをよく知らない私にとってはなかなか難しいお話でした。 それと、他の作品に比べて若干早くわかっちゃった… 普段だと最後にそうきたかーって思わされることが多いんですが… 誉田さんの作品好きなので、ちょっと物足りなかったかな。

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2014/01/09

江戸時代、吉原を舞台にした作品。 3つの方面からの話が交錯しながらひとつにつながってゆく。 途中までは彼らがどうつながってくるのか考えながら読む、手探りの感覚が程よくあったのだが、三分の一ほどでオチが読めてしまうのでそれ以降は今ひとつ盛り上がりに欠ける。 また、登場人物の配置も無...

江戸時代、吉原を舞台にした作品。 3つの方面からの話が交錯しながらひとつにつながってゆく。 途中までは彼らがどうつながってくるのか考えながら読む、手探りの感覚が程よくあったのだが、三分の一ほどでオチが読めてしまうのでそれ以降は今ひとつ盛り上がりに欠ける。 また、登場人物の配置も無駄があるように思う。必要がない上に話をふくらませるにも今ひとつ薄い人物が散見された。 とはいえ、数時間で一気に読んだので、読中は勢いでそこそこ楽しめたように思う。

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2013/12/26

やっぱり、誉田哲也は面白い! 久しぶりの一気読み(^-^)v。 “緩”と“急”、 “明”と“暗”、 “静”と“動”……のコントラストが心地好い(^-^)v。 事件の“締め”方も、「粋」で良い! 主役(?)2人のキャラも立っているし、シリーズ化しても売れるだろうに長らく絶版だ...

やっぱり、誉田哲也は面白い! 久しぶりの一気読み(^-^)v。 “緩”と“急”、 “明”と“暗”、 “静”と“動”……のコントラストが心地好い(^-^)v。 事件の“締め”方も、「粋」で良い! 主役(?)2人のキャラも立っているし、シリーズ化しても売れるだろうに長らく絶版だったというのが、全くもって勿体ない。 ★4つ、9ポイント。 2013.12.26.了。 ……誉田さん…… 賢く強い魅力的な女性主人公を創り出すだけでなく、今回の「およう」や、筆者のブレイク作に登場した「S」のように、不遇極まりない女性を描くのも得意な模様(笑)。 ……巻末解説文…… “あらすじ”と“筆者の別著作を絡めてこじつける”に終始した文章。誉田ファンなら誰でも書けそうな内容にガッカリ(苦笑)。チープ。 ●●評論家と肩書き打つなら、もうちょっと気のきいた解説をしてほしい。 ※自分に文才があるわけではないけれど。 “紅鈴”との関連についてのくだりは興味深いけれど……解説者が書いたように、“紅鈴の物語”としての作品展開は、まずないだろうし、してほしくもない。 そこまでこじつけると、「伊坂もの」になってしまう(苦笑)。

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2013/12/09

江戸の吉原で起こる黒い狐面集団による花魁連続殺人事件。北町奉行所の同心・今村が真相を追うという、著者唯一の時代小説。 個性的登場人物に衝撃的な事件、そして意外な真相と、誉田テイストそのままの時代物。強い女性も出てくるので、姫川シリーズやジウシリーズの江戸時代版として読むのがいいか...

江戸の吉原で起こる黒い狐面集団による花魁連続殺人事件。北町奉行所の同心・今村が真相を追うという、著者唯一の時代小説。 個性的登場人物に衝撃的な事件、そして意外な真相と、誉田テイストそのままの時代物。強い女性も出てくるので、姫川シリーズやジウシリーズの江戸時代版として読むのがいいかも。時代小説として捉えると、少々江戸情緒に欠けるのと季節感が乏しい。

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2013/12/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

江戸時代、吉原での花魁連続殺人事件!! 吉原の門番的な現代でいうと閑職?の同心(刑事?)が、連続殺人集団、狐面の正体を暴く!! 吉原の花魁の元締めに、事件を解決する引き換えに金を要求する刑事今村。 相棒は花魁を引退し町娘として暮らす、実は元くノ一の彩音。 欲望と利権と金が飛び交う吉原。 そして江戸の長屋に住む、純恋を守る男女二人。 刑事もの?としては簡単なトリックや筋ですが、江戸の吉原という怪しくも巨大な歓楽街の魅力で面白い読み物になっておりまする~^^

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2013/12/07

時代ものの二重人格もの! 衝撃だわ〜この組み合わせは初めてで 二重人格=現代って図式が、頭の中で固まってたことに気付かされた そして誉田さんらしく、グロく、エグく、正義の‼︎って言い張れない主人公で面白かった。

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2013/11/24

 江戸の吉原で黒い狐面の集団による花魁殺しが頻発。北町奉行所の貧乏同士、今村圭吾は花魁たちを抱える女衒に目をつけ、金で殺しを解決してやるともちかけた。一方、大工の幸助は思いを寄せていた裏長屋の華、おようの異変に気づき過去を調べ始める。「姫川」シリーズの著者初の時代小説。傑作捕物帳...

 江戸の吉原で黒い狐面の集団による花魁殺しが頻発。北町奉行所の貧乏同士、今村圭吾は花魁たちを抱える女衒に目をつけ、金で殺しを解決してやるともちかけた。一方、大工の幸助は思いを寄せていた裏長屋の華、おようの異変に気づき過去を調べ始める。「姫川」シリーズの著者初の時代小説。傑作捕物帳登場。

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2013/10/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

新作かと思いきや、2004年に出された第三作目だそうだ。どおりでエロが多いと思った。時代小説ということで、異色なものだと解説に書いてあった。なるほど。当時も虐待による多重人格があってもおかしくはないよな。狐憑きと言われたかもしれない。幸助のようにいい男が私にもほしいものだ。おようのようにみんなに好かれるぐらいじゃなきゃダメか。彩音はかっちょいい。

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2013/10/18

ジウ、ストロベリーナイトが素晴らしかったので xxの原点とか言う評論家のこじつけを聞かなければ 時代警察小説として楽しめるのでは。。

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2013/09/21

結構話題になっている著者なので何作か読んでみているが、ヤングアダルト系の「武士道」シリーズを除いては、私にはエロ・グロ・暴力的な描写がキツすぎるし、そういう描写がストーリーの展開とは無意味に無理矢理挿入されている感も感じられるしで、楽しめる作品は全くなかった。 一応私、子供の頃に...

結構話題になっている著者なので何作か読んでみているが、ヤングアダルト系の「武士道」シリーズを除いては、私にはエロ・グロ・暴力的な描写がキツすぎるし、そういう描写がストーリーの展開とは無意味に無理矢理挿入されている感も感じられるしで、楽しめる作品は全くなかった。 一応私、子供の頃に、当時隆盛を極めていた菊池秀行や夢枕獏といったバイオレンス&エロス系も愛読していたクチなので、そういった方面が生理的に受け付けないタチではないと思うのだが、この著者のはムリ。 この作品に関しては、オチもかなり早い段階から読めてしまう上、「でも、これじゃああまりにご都合主義だよなぁ・・・ なんかどんでん返しがあるのかな?」と思っていたら正にそのご都合主義的な終わり方で終わってしまったりと、いいところは全くナシ、という感じだった。

Posted byブクログ