ちょうちんそで の商品レビュー
記憶は、ただの事象の記録であることも、果てしなく広がる空想の案内人でもある。 鮮明であったり朧であったりするが、間違いなく今の自分を作っている一つの構成要因である。
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え??読みやすくてすぐ読んでしまったけど途中でぶった斬られた感じ。感じとういうよりまさにぶった斬られた。
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誰かや何かと繋がりを感じていても、記憶から消し去りたいと思うことがある 自分はそれをする側でいるつもりだけど、もしかしたら消し去りたい記憶の対象になっているのかも 自分の大切なものや人を、ひとりひとりのちょうちんそでの中でそっと守りながら、隠しながら生きていくような、そんなお話...
誰かや何かと繋がりを感じていても、記憶から消し去りたいと思うことがある 自分はそれをする側でいるつもりだけど、もしかしたら消し去りたい記憶の対象になっているのかも 自分の大切なものや人を、ひとりひとりのちょうちんそでの中でそっと守りながら、隠しながら生きていくような、そんなお話でした。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
自分の信じることしか受け入れられない人がいる。理想抜きで大事な人を受け止めるか、自分の理想を貫き通すのかどっちだろう。 自分の行いに迷いがない人がいる。1本の芯があって強いけれど、それで傷つく人がいても曲げられない。 周りを広く見渡して、最善の行動をする人がいる。器用に生きられない人がもどかしい。自分は相手を想っているのに、相手は自分を見てくれない。 別の何かを拠り所にして、毎日を幸せに暮らす人がいる。ふらっと誰かが来ても気にしない。誰も傷つけないし、誰にも傷つけられない。
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架空の妹と暮らす女性の話。 うん。こういう感覚分かるなあと思ってしまう自分がいる。私も架空の友達と暮らしてきたような気がする。 まだ途中のようなところでぷっつり終わってしまって締まりなかった。
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江國香織らしい雰囲気のある作品。数多くのエピソードが、つながってるようでつなかってなかったり、その逆だったり。まとまりなく終わってしまったが、人生というのはそういうものなのかもしれない。
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正直は絵里子の元に帰るのか、正直と雛子の今後は、雛子と飴子の先は、丹野龍次はこのまま生ききれるのか、なつきの今後は、、、結末は何も描かれない。 しかし、人生で結末がすぐに訪れる事はリアルにはあり得ないだろう。 色んな人の人生のある期間を切り取った物語。 この年齢で雛子のいる様な施...
正直は絵里子の元に帰るのか、正直と雛子の今後は、雛子と飴子の先は、丹野龍次はこのまま生ききれるのか、なつきの今後は、、、結末は何も描かれない。 しかし、人生で結末がすぐに訪れる事はリアルにはあり得ないだろう。 色んな人の人生のある期間を切り取った物語。 この年齢で雛子のいる様な施設に入居できる人達は富裕層なので、終始優雅な時が流れ、引用される音楽含め空気がおしゃれ。 この物語は海外のリゾート地なのかなと思うくらい穏やかで清潔な雰囲気だった。
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オチ無し、まとまり無く煮え切らないまま終わっちゃうようなお話。なかなか話が見えてこない展開と、登場人物の闇深さにドロドロ感を感じました。最初は点々バラバラの物語が交互に出てくる感じで、意味が全くわからなかったものの、なるほどなーとなりました。主人公はアル中でのぶっ倒れで現在の住ま...
オチ無し、まとまり無く煮え切らないまま終わっちゃうようなお話。なかなか話が見えてこない展開と、登場人物の闇深さにドロドロ感を感じました。最初は点々バラバラの物語が交互に出てくる感じで、意味が全くわからなかったものの、なるほどなーとなりました。主人公はアル中でのぶっ倒れで現在の住まいに辿り着いてから、いわば妄想で架空の妹が見えているんでしょうか。皆それぞれ壮絶な過去を抱えて生きているんだな、程度に読むと良かったのかな。個人的に謎が解き明かされていく展開かと期待してしまい、少し残念。
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日常を切り取ったような話(話ってほどの話でもないのかも) 何かひそんでるような登場人物各々の中になにか含めたような予感を持たせるんだけどオチがなくてちょっととまどった 読み終わったら夢見てた気分 好きなのかどうかも正直分かんない(ストーリーとは別にひとつひとつの言葉は好きだからき...
日常を切り取ったような話(話ってほどの話でもないのかも) 何かひそんでるような登場人物各々の中になにか含めたような予感を持たせるんだけどオチがなくてちょっととまどった 読み終わったら夢見てた気分 好きなのかどうかも正直分かんない(ストーリーとは別にひとつひとつの言葉は好きだからきっと江國氏の感覚は好きなんだと思う) ただこの世界の延長線が気になる
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どこかで繋がっている登場人物たち、 何か事件が起こったり、突然交わったりしないし、 何かが明らかになっていく、とかでもない。 淡々と、でも、一つ一つの情景を想像しながら、 素敵な文章に浸ることができました。
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