1,800円以上の注文で送料無料

二流小説家 の商品レビュー

3.2

104件のお客様レビュー

  1. 5つ

    6

  2. 4つ

    27

  3. 3つ

    47

  4. 2つ

    13

  5. 1つ

    2

レビューを投稿

2014/04/04

タイトルが気になって開いた本作。すなわち、タイトルから勝手になんとなく想像していたストーリーがあったのですが、それとは全く違うもので、ある意味、まっとうなミステリー作品でした。 「二流」を称する小説家が、しかしそのスキルによって事件に巻き込まれ、そして解決に導いていきます。小説...

タイトルが気になって開いた本作。すなわち、タイトルから勝手になんとなく想像していたストーリーがあったのですが、それとは全く違うもので、ある意味、まっとうなミステリー作品でした。 「二流」を称する小説家が、しかしそのスキルによって事件に巻き込まれ、そして解決に導いていきます。小説家が主人公のミステリーは珍しいものでは無いですが、その小説家がここまで自虐的で、小説家という仕事の悲哀とものを書くことへの思いが、ある意味ミステリーそのもの以上に、本作の魅力と言えるかもしれません。 ミステリー部分も、どんでん返しのいれ方など堂に入った展開ではあり、きちんと楽しめます。ただやはり、ワシ的には「小説家というキャラを泥臭く描いた」ことの方が、楽しめる要素だったかと思います。

Posted byブクログ

2014/03/23

うーん、真ん中ぐらいからミステリー小説として面白くはなる。いかにもアメリカっぽいサイコというか猟奇的な話しや、ドンデン返し的なストーリーも典型的とはいえ、面白い。でも、特に前半がつらい。ユーモアというか、アメリカンジョークという、自虐ネタというか、オタク的というか、笑わせようとし...

うーん、真ん中ぐらいからミステリー小説として面白くはなる。いかにもアメリカっぽいサイコというか猟奇的な話しや、ドンデン返し的なストーリーも典型的とはいえ、面白い。でも、特に前半がつらい。ユーモアというか、アメリカンジョークという、自虐ネタというか、オタク的というか、笑わせようとしてるんだろうけど、アメリカ文化を背景としてるから日本人にはあんまり面白くない。特に伏線というわけでもないし。文化が違うと笑いは難しいな。

Posted byブクログ

2014/03/12

煽り文句から、何か凄く新しい趣向があるのかも。。。と、思って読んでいたがそうではなかった。が、上質な推理小説!

Posted byブクログ

2014/02/13

評判となっているトリックの意外性やどんでん返しについては、さほどとは思わなかった。この小説の面白さは、主人公の人物造形の味わいと、それに関連する、二流小説とはいったい何なのか、ということに尽きると思う。作中作として、主人公の執筆した作品が抜粋として描かれるのだが、これがとても面白...

評判となっているトリックの意外性やどんでん返しについては、さほどとは思わなかった。この小説の面白さは、主人公の人物造形の味わいと、それに関連する、二流小説とはいったい何なのか、ということに尽きると思う。作中作として、主人公の執筆した作品が抜粋として描かれるのだが、これがとても面白いのだ。しかも、なるほど二流小説というにふさわしいと妙に納得させる内容であるところが面白い。少し悪趣味な部分もあるけれど、マニアックな小説が好きという方にはおすすめだと思う。

Posted byブクログ

2014/02/06

帯に釣られて買ってみたけど、私は合わなかった。。ひたすら長かった。 ***** (以下、ネタバレ注意) 前書きの文章が伏線になっているのでは?とか、途中に差し込まれる主人公が書いた小説の一節が事件に関係してくるのでは?とか、色々考えつつ読んでいたが、そういう訳でもないらし...

帯に釣られて買ってみたけど、私は合わなかった。。ひたすら長かった。 ***** (以下、ネタバレ注意) 前書きの文章が伏線になっているのでは?とか、途中に差し込まれる主人公が書いた小説の一節が事件に関係してくるのでは?とか、色々考えつつ読んでいたが、そういう訳でもないらしい。小説は微妙にリンクしているような、そうでもないような…。深読みが足りない? 英語の原題と日本でのタイトルが違うのも伏線なのではと気になっていたが、関係なさそう。 メインの話は普通。確かに意外性はあったが、逆にこの手のミステリで意外性のない話ってミステリとして成り立つのか? 最後の文章はよくわからなかった。懐かしのソフィーの世界か?

Posted byブクログ

2014/01/16

上川隆也さん主演で映画化された作品。 海外作家モノ久々に読んだんだけどさ…取り敢えず長かった← 長過ぎてエピローグ読む頃には最初の方忘れてたんですよね、えぇ…(´-ι_-`) ポルノ、SF、ハードボイルド、ヴァンパイア…何でもこなすゴーストライターってある意味凄いと思うんだけど...

上川隆也さん主演で映画化された作品。 海外作家モノ久々に読んだんだけどさ…取り敢えず長かった← 長過ぎてエピローグ読む頃には最初の方忘れてたんですよね、えぇ…(´-ι_-`) ポルノ、SF、ハードボイルド、ヴァンパイア…何でもこなすゴーストライターってある意味凄いと思うんだけど、実際の作家さんってこんな感じなの?? そして主人公ハリーは結構ダメ男なのに周りに素敵女子が集まるって何ですか。ハーレムですか、そうですか(´-ι_-`) てか色んな方の感想見てると中でもクレア嬢人気ですね。笑 確かに長いけど個人的にはのめり込んで読めました。ただ、途中途中に挟まれる物語が気になる様な要らない様な…

Posted byブクログ

2013/12/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

売れない作家……ではない。ミステリ、サスペンス、ヴァンパイアものにポルノ記事まで、糊口を凌ぐために小説を書いている二流小説家のハリー。 そんなハリーの元に、死刑囚のダリアンから4人の女性を殺した事件の全容を語る本の執筆を受けて欲しいとの手紙が届く。 ベストセラーを夢見て、刑務所に向かうハリーだが、ダリアンにとんでもない交換条件を突きつけられて…… 宝島社「このミス」1位、週刊文春でも年間1位、早川書房の「ミステリ読みたい」も年間1位と、ミステリ3冠との触れ込みで、日本に舞台を写して映画化までされた作品。 日本での映画化作品の主演・上川隆也さんが語っているのを聞いて気になっていたのですが…… 翻訳ミステリらしいぎっちりと行間を詰めたボリュームのある作品。 主人公であるハリーの視点で物語が進むのですが、中盤まではミステリというよりはハリーとダリアンとの駆け引きと、二流小説家の苦々しさを著者の経験を活かした感じのユーモアでしっかりと読ませていきます。 その部分がかなり長いので、「あれ? これミステリじゃなかったっけ?」と思うのですが、中盤でハリーが事件に巻き込まれて明らかに怪しいはずのダリアンは刑務所の中というシチュエーションが出来てからは一気読み。 ……が、ミステリとしてはあまり面白いとは思えなかったなぁ。どちらかというと、ハリーというキャラクターを活かしたサスペンス物といった感じ。 登場する女性との淡い恋模様や、ハリーの自嘲を聞きながら最後まで読ませる物語なので、かなり好き嫌いが分かれそうです。 映画向きというか、映画にしたくなる題材だとは思いますが、失敗するだろうなぁという感じの作品。 正直なところ、ミステリ3冠はないわな、人に薦めにくいです。

Posted byブクログ

2013/12/06

キャラクターの魅力が欠けているように感じる。文化圏の違いかな?訳のせいかな?ほんとに二流だからかな? 日本映画がどうなっているのか気になります。

Posted byブクログ

2013/11/19

たまたま映画を見た。 多分、原作の小説の方が面白いんだろうな、と感じだので読んでみた。 面白かった。 でも、この面白さは無理やり日本を舞台にすべき面白さじゃないんだけどなー。 かなり、がんばって日本という設定にした努力は買うけど。 小説の方には、もっとコミカルな良さがある。 ...

たまたま映画を見た。 多分、原作の小説の方が面白いんだろうな、と感じだので読んでみた。 面白かった。 でも、この面白さは無理やり日本を舞台にすべき面白さじゃないんだけどなー。 かなり、がんばって日本という設定にした努力は買うけど。 小説の方には、もっとコミカルな良さがある。 文学論とか、作中作はどうかな、好みが分かれるところ。 個人的には、ストリップ・バーに行った箇所が良かった。

Posted byブクログ

2013/11/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

展開が気になって、一気に読了。ゴーストライターという設定、試みも良く、間に挟まれる小説は、それ単体としても面白い。しかし、本筋は、規制されないのだろうか、と疑問を感じるほどの描写の数々で、ラストが全然わからなかったが、もう一度読み直す気にはなれそうにない。

Posted byブクログ