二流小説家 の商品レビュー
ベストテン1位に入ったくらいだから 面白かったのは間違いなし。 いつもと違って 一気に読まなかったので 印象が散漫・・・とにかく盛沢山の内容でした。
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「ミステリが読みたい」「このミステリーがすごい」「週刊文春ミステリーベスト10」の海外部門1位との触れ込みも、本国ではあんまり評価が高くないと聞き、ちょっと手を出しにくかった本作。 正月休みに思い切って手を出してみたら・・・大正解! 面白い! ちょっと自虐的な、皮肉交じりの一人称...
「ミステリが読みたい」「このミステリーがすごい」「週刊文春ミステリーベスト10」の海外部門1位との触れ込みも、本国ではあんまり評価が高くないと聞き、ちょっと手を出しにくかった本作。 正月休みに思い切って手を出してみたら・・・大正解! 面白い! ちょっと自虐的な、皮肉交じりの一人称スタイルは「女王陛下の魔術師」を彷彿とさせる。 (まぁさすがにあっちの方が皮肉屋だけど) 途中で挿入されるハリーの小説もいい雰囲気を作り、もうこのままクレアちゃんとダニエラといちゃいちゃしてればいいんじゃないかと思い始めた中盤から一気に物語が加速する。 そこから最後まではもう目が離せない。 ミステリとしては謎解きはちょっと弱いんじゃないかとも思うけど、ハリーの語り口や哀愁漂うラストを評価して星5で!
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ミステリへの愛に溢れた秀作で、ゴードンの才気溢れる筆致が堪能できる。売れない小説家ハリーを主人公に一攫千金のチャンスを掴みながらも、一筋縄ではいかない壁をどう乗り越えるかという展開がとにかく読ませる。メインプロットとは直接関係ないものの、ハリーが創作したホラーやハードボイルド、S...
ミステリへの愛に溢れた秀作で、ゴードンの才気溢れる筆致が堪能できる。売れない小説家ハリーを主人公に一攫千金のチャンスを掴みながらも、一筋縄ではいかない壁をどう乗り越えるかという展開がとにかく読ませる。メインプロットとは直接関係ないものの、ハリーが創作したホラーやハードボイルド、SF小説を抜粋して挿入する遊び心も楽しい。人物造型が巧く、特にハリーのビジネスパートナーとなる少女の多感な心の揺れの表現などが見事なのは、著者が普段から繊細な観察力を持つが故にだろう。さらに残忍/狂気性では突出する殺人鬼が登場する点でも忘れがたい印象を残す。時にオフビートな捻りを加えつつも、最後にはミステリとしてきちんと成立させたデイヴィッド・ゴードンの剛腕が冴え渡る。
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図らずも本に関するミステリを続けて読んだのですが、 先に読んだ「死の蔵書」のインパクトが強く霞んでしまったかな。 ミステリとして最後のオチまで非常に良かったと思います。 最後の独白シーン(めっちゃ早口で喋ってそう)も圧巻でした。途中で挿入される主人公の小説も面白く、テレサみたい...
図らずも本に関するミステリを続けて読んだのですが、 先に読んだ「死の蔵書」のインパクトが強く霞んでしまったかな。 ミステリとして最後のオチまで非常に良かったと思います。 最後の独白シーン(めっちゃ早口で喋ってそう)も圧巻でした。途中で挿入される主人公の小説も面白く、テレサみたいにのめり込んでみたい気もしました。 作家の精神論や悲哀、虚しさ、生活の糧としてゴーストしつつ、でもそれでも芸術として向き合いたい葛藤等々、著者本人の常々思う所が、ミステリの形を取って書いた作品と云ったらしっくりくるような。
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評判の良い作品だが、自分の評価はまあまあといったところ。設定や登場人物から考えると、もっと面白くなりそうと勝手に思ってしまった。
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1607 このミス大賞の海外作品部門で1位になった作品。ラストに向けての展開は面白かったけど、グロさが少ししつこい様な?
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海外物のミステリなんて読むのいつ以来かと思うくらい久しぶりに読みました。猟奇犯罪の犯人からの依頼を受けてから受難に塗れるお話でした。 途中エログロがかなり出てきて僕好みでしたが、この辺毛嫌う人もいるかもしれませんね。 でも、それ以上に物書きについて書かれていたのが良かったです。 ...
海外物のミステリなんて読むのいつ以来かと思うくらい久しぶりに読みました。猟奇犯罪の犯人からの依頼を受けてから受難に塗れるお話でした。 途中エログロがかなり出てきて僕好みでしたが、この辺毛嫌う人もいるかもしれませんね。 でも、それ以上に物書きについて書かれていたのが良かったです。 やっぱ書いて書いて書きまくるしかないようです。 うん、面白かった。
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「このミステリーがすごい! 」、「ミステリが読みたい! 」、「週刊文春ミステリーベスト10」の全てで1位にランクインした本書。 で、読んでみたけど・・・・ それほどのものかぁ!? ってのが正直な感想。 そもそも、所々に出てくる作中作・・・。これ、本筋に何の関係があるんだ?ヴ...
「このミステリーがすごい! 」、「ミステリが読みたい! 」、「週刊文春ミステリーベスト10」の全てで1位にランクインした本書。 で、読んでみたけど・・・・ それほどのものかぁ!? ってのが正直な感想。 そもそも、所々に出てくる作中作・・・。これ、本筋に何の関係があるんだ?ヴァンパイアだのハードボイルドだのSFだの様々なジャンルの作中作が出てくるけど、ま~ったく無関係! これだけ、無関係な作中作が出てくると不愉快。 もう一点、気にいらない点を挙げると、最初の事件が起こるのが、本書を半分近くまで読んだところ。550ページにもなる厚さなのに、半分近くまで読まないと、事件が起きない。その間、ストーリーには何の関係もない作中作が・・・。これ、苦痛だろ! 事件が起きてからの展開はスピーディだが、それまでに嫌気がさしてるから、楽しみも激減。 後半だけなら、どんでん返し職人ジェフリー・ディーヴァーを彷彿とさせる展開で☆4個ぐらいだけど、意味もなく長い前半と作中作で大減点。いいとこ☆2個 毎年、ミステリーのベスト10を選ぶのはいいけど、たまには、「今年は1位の該当作は無し」って英断は出来ないもんかね。まぁ、出版社も本を売りたいがための営業なんだろうけど、長い目でみると、こんなもんが1位じゃ、ミステリーファンを無くすけどな。 ホントは☆1個でいいんだが、後半のスピード感とドンデン返しに免じて☆2個
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条件付きで死刑囚から告白本の執筆を受けたしがない小説家。 しかしインタビューをした女性たちが次々と惨殺されていく・・ 途中からかなりグロテスクな場面が多く寝る前に読むには向かなかった・・ クレアとのコンビは微笑ましく、ダニエラが邪魔に思えるほど。
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帯に惹かれて購入し今読んでいる途中です。 アメリカ特有のジョークや言い回しが読者を選ぶ印象があります。前半は大分エロティックな描写が多いので嫌悪感を覚えるかと。 後半から事態が動き出すのでそこまでは読み進めるのに苦労します。
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