王妃の帰還 の商品レビュー
ダメだぁ、このような設定自体が、と思いつつも最後まで読む。 女子校ってこんななの? なら、共学で良かったよなどと思ってしまうわ(笑)。どこにも所属せずひとりでも平気って態度でいられればいいのに。仲間に入ろうとするとこんなことになるのかもね〜。
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2019/03/24 軽いタッチ。 すぐ読める。 女の争い、微妙なやりとり。 美少女に憧れるの、分かるなあ。
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怒涛の展開で一筋縄にいかないのが楽しい。 テンポが良く、テレビドラマを見ているかのような軽やかさだった。 担任が教え子である中学生を“悪魔”だと称するのは衝撃だったけど、ほんとにやることなすこと恐ろしくて、わたしには絶対教師は務まらないな、と思った、、 ラストの展開がすてき。 ま...
怒涛の展開で一筋縄にいかないのが楽しい。 テンポが良く、テレビドラマを見ているかのような軽やかさだった。 担任が教え子である中学生を“悪魔”だと称するのは衝撃だったけど、ほんとにやることなすこと恐ろしくて、わたしには絶対教師は務まらないな、と思った、、 ラストの展開がすてき。 また変わらない日常が待っているのだとしても彼女たちにとってこの日はいつまでも特別なんだろうな。
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これほどハッピーで眩しいラストが待ち受けているとは! 柚木さんの作品はどれも好きで、読み出すと止まらないが、この作品が一番好きかも。 クラスの動乱を、フランス史好きな女の子 範子のフィルターで、フランス革命に重ねて描かれていく様子も面白かった。 また、同じく女子校で、「中2の時はそんなこともあったなあ」と、過去の自分に重ね、共感し、懐かしみながら読むこともできた。 それぞれに個性的で、一生懸命なクラスの子達の成長も、読みどころ。
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「不幸になって初めて、人は本当の自分が何者であるかを知るものです…。死刑宣告を受ける寸前のマリー・アントワネットの名言なんですよ」(前原範子) 出だしから面白かった。 ノリスケ達のグループ、個性的で良かった。 後半、大逆転からの勧善懲悪でスッキリ終わるかと思ったけど…でもこの終...
「不幸になって初めて、人は本当の自分が何者であるかを知るものです…。死刑宣告を受ける寸前のマリー・アントワネットの名言なんですよ」(前原範子) 出だしから面白かった。 ノリスケ達のグループ、個性的で良かった。 後半、大逆転からの勧善懲悪でスッキリ終わるかと思ったけど…でもこの終わり方嫌いじゃない。
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お嬢様学校の中学生のお話し。あながち中学生だけじゃなく大人の女子会もこんな組織だなーっと。誰かを攻撃したり、嫌いという気持ちで一体感が生まれたりする。女ってそいう生き物だなーっと。反省した。
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2018/03/30読了 めっちゃ好き 学園もの、女同士の嫉妬・友情・思春期・内面の醜さと向かい合う。最高要素、、、、 みんなキャラがよかったなぁ。ただ面だけ見てたら、その家庭環境とか性格とか全然分からなかったけど、知ろうとしたり、関わることで見えてきた、背景を知ろうとする...
2018/03/30読了 めっちゃ好き 学園もの、女同士の嫉妬・友情・思春期・内面の醜さと向かい合う。最高要素、、、、 みんなキャラがよかったなぁ。ただ面だけ見てたら、その家庭環境とか性格とか全然分からなかったけど、知ろうとしたり、関わることで見えてきた、背景を知ろうとする流れがよかった。 終わり方も、王妃のあの笑顔と駆け寄る様っていうのがまたいいね。青春。 わたしも、もっと人と深い関わりを持つことに喜びを感じていきたいなぁ。
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女子のアレコレを書かせたら柚木麻子ですね。 女子ヒエラルキーの心情の機微を書くのがとても上手。 学生の頃に感じてた気持ちを全部言語化してくれる。 姫グループとか、オタクグループとか、昨日仲良しだったのにハブられる感じとか。
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女子校って取り合う餌がないから基本すごいのんびりしてたんだな、ってのを共学女子と友達になるとひしひし感じるんだけど、そこにぽんと餌を置くとこうなるのよっていうやつ。でもどこか偶像崇拝でそこが女子校。
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明るいとか暗いとか、お金持ちとか貧乏とか、可愛いとか可愛くないとか。そんなもの、みんな意気地がない大人達が自分達が傷つかなくていいように決めたカテゴリーだ。それを子供がなんとなく真似しているだけ。そんな無意味なラインはひらりと飛び越えてみせる。傷つく結果になってもいい。 (P.2...
明るいとか暗いとか、お金持ちとか貧乏とか、可愛いとか可愛くないとか。そんなもの、みんな意気地がない大人達が自分達が傷つかなくていいように決めたカテゴリーだ。それを子供がなんとなく真似しているだけ。そんな無意味なラインはひらりと飛び越えてみせる。傷つく結果になってもいい。 (P.210)
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