王妃の帰還 の商品レビュー
名門女子中学のクラス内カースト制度…トップの座を追われた王妃?帰還?あらすじを読んで是非読みたい!と名門ではない女子高、女子大出身の私は期待大で読み始めました。 さすが名門です。最下層といえど、主人公のさえない設定ノリスケのママは離婚歴あれどファッション誌のオシャレ編集長、自宅だ...
名門女子中学のクラス内カースト制度…トップの座を追われた王妃?帰還?あらすじを読んで是非読みたい!と名門ではない女子高、女子大出身の私は期待大で読み始めました。 さすが名門です。最下層といえど、主人公のさえない設定ノリスケのママは離婚歴あれどファッション誌のオシャレ編集長、自宅だってオシャレ!親友のオタク少女も実はメガネを外せばトップクラス入りしちゃうスレンダー美少女。真の最下層と違〜う。 担任(ア◯ベに似てるというのがどうも…)を巻き込んでドタバタ気味に話は進みますが、一番成長したのは王妃かな。 ラストシーンはよかったです。
Posted by
お嬢様女子中学のクラス内闘争を描いたお話。どんな組織でもグループの縄張りみたいなものがあるけど、女子ってこんな頃から面倒なんだなと思う。二転三転する下克上みたいな展開は面白いが、もっと毒があってもいいかも。皆が各々に成長していくラストは良かった。
Posted by
教室内闘争を描いた成長物語。 色々と思う事はあるが、中学生だからこの物語が違和感なく見られるのかな、と感じた。
Posted by
面白かった。 久々に柚木さんお得意の「女子テイスト+登場人物たちが少しずつ成長」モノだったけど、終わり方が予想したよか安直過ぎず良かった。 個人的には『けむたい後輩』くらいスパイスが効いてる方が好きだけど。
Posted by
女子が読めば共感、 男子が読めば女女格差に驚愕な一冊。 クラス内格差にわかるわかると思いつつ、一人一人の人物情報が一度にどっと入ってくるので消化するまで少し時間がかかった。 ファミレスで違うグループのこたちと打ち解けたシーン、すごく好き。 話してみたら実はいいこだった、って、...
女子が読めば共感、 男子が読めば女女格差に驚愕な一冊。 クラス内格差にわかるわかると思いつつ、一人一人の人物情報が一度にどっと入ってくるので消化するまで少し時間がかかった。 ファミレスで違うグループのこたちと打ち解けたシーン、すごく好き。 話してみたら実はいいこだった、って、一度くらいみんな経験があるんだろうなと。
Posted by
テーマは好きなんだけどね、女子校の階級。リアリティがない、いまひとつ。 柚木さんの書くもの自体が好きでなくなってしまってるのかもしれない 小説というよりいきすぎたシナリオを読んでる気分。 終点のあの子を読んだ時、あのどうしようもない意地悪で繊細なリアルに衝撃を受けて一気に著者のフ...
テーマは好きなんだけどね、女子校の階級。リアリティがない、いまひとつ。 柚木さんの書くもの自体が好きでなくなってしまってるのかもしれない 小説というよりいきすぎたシナリオを読んでる気分。 終点のあの子を読んだ時、あのどうしようもない意地悪で繊細なリアルに衝撃を受けて一気に著者のファンになったが、マンネリというか、調子づいた感じで、なにもかもがいきすぎてる気がする。胡散臭い台詞じみた言い回し、諄い言い回しに比喩表現。 ドタバタしたコメディドラマみたいな、安っぽさが悲しかったな。
Posted by
柚木先生はやっぱり女子のグダグダがすごく面白い。 娘が中学に上がった頃から、周りの女子を大別して「キラ女」「地味女」と呼んでいたのでなんとなく掴めたけど、 この物語は更に細分化された女の子たちの数ヶ月の嵐のような出来事。 仏革命、それもマリー・アントワネットになぞらえるところが、...
柚木先生はやっぱり女子のグダグダがすごく面白い。 娘が中学に上がった頃から、周りの女子を大別して「キラ女」「地味女」と呼んでいたのでなんとなく掴めたけど、 この物語は更に細分化された女の子たちの数ヶ月の嵐のような出来事。 仏革命、それもマリー・アントワネットになぞらえるところが、構造をわかりやすくしてるのかな。 タイトルでは『森崎書店の日々』の中の『桃子さんの帰還』があって、「帰還」という言葉が不思議なウエイトでいい雰囲気だったけど、 このタイトルはマリー・アントワネットを引き合いに出すだけあって、しかも王妃キャラの、ひいては柚木ワールドにすごく合ってる! リアル女子中高生はもちろん、元女子中高生みんなにお勧め (いや、元でないと分かんないっしょ、というアイテムが随所にあってw) とにかく面白いです
Posted by
「グループ」に振り回される女子校の14歳の女の子達の物語。クラスのトップに君臨していた王妃滝沢さんの転落によって、地味な主人公グループにまで異変が起きる! クラスの女子のヒエラルキー、グループって、誰もが経験あるはず。私も自分のクラスメートを思い出しながら読んじゃいました。 出て...
「グループ」に振り回される女子校の14歳の女の子達の物語。クラスのトップに君臨していた王妃滝沢さんの転落によって、地味な主人公グループにまで異変が起きる! クラスの女子のヒエラルキー、グループって、誰もが経験あるはず。私も自分のクラスメートを思い出しながら読んじゃいました。 出てくる登場人物がみんないい。大人たちも完璧な大人じゃないのがリアルでいい。 最後は作者が書いたというより登場人物たちが勝手に動いたような、これしかない!という鳥肌の展開でした。 映像化しても面白い気がします!
Posted by
面白かった!ホームルームとかお昼食べるチームとか懐かしい。中学生って学校や社会からできるだけ個性を排除するよう指導受けるけど、各々個性が出てくるしまだ無力だから、狭い世界で悩みまくる。「無意味なラインはひらりと飛び越えてみせる」名言!フランス史とのリンクも良かったなー。
Posted by
14歳って人生における初めての扉。重くてなかなか簡単には開かない扉。 そこを通ってみんな一つ大人になるんだよね。 しかし、なんというか、10代女子が天使だなんて言ってる人は、これ読んだら腰を抜かすだろね。 心の闇だの厨二病だのと言い出すずっとずっと前から中二女子は悪魔の年頃だった...
14歳って人生における初めての扉。重くてなかなか簡単には開かない扉。 そこを通ってみんな一つ大人になるんだよね。 しかし、なんというか、10代女子が天使だなんて言ってる人は、これ読んだら腰を抜かすだろね。 心の闇だの厨二病だのと言い出すずっとずっと前から中二女子は悪魔の年頃だったのですよ。 その悪魔のお年頃を潜り抜けていくことの、なんと困難なことか。 あぁ、でも必死にその困難を潜り抜けていく彼女たちのいじらしい姿はやはりある意味天使なのかも
Posted by