和菓子のアンソロジー の商品レビュー
和菓子が出てくる短編集。 色んな味つけがされていてお得です。 十篇とも面白かったのですが、特に小川一水さんが和菓子でSFという想定外の組み合わせで面白かった。
Posted by
面白かったー!!! ありそうでなった和菓子テーマの短編集。 どら焼が食べたい。果物が入ってるの食べたい。
Posted by
ペット、本屋と続く作家が選んだコンセプトアンソロジーの読み残していた一冊。坂木司選の和菓子をテーマとしたアンソロジーです。 お気に入りは恒川光太郎「古入道きたりて」と近藤史恵「迷宮の松露」 恒川さんの作品の不思議な雰囲気が好き。和菓子がテーマというよりは、そっと物語に添えてあると...
ペット、本屋と続く作家が選んだコンセプトアンソロジーの読み残していた一冊。坂木司選の和菓子をテーマとしたアンソロジーです。 お気に入りは恒川光太郎「古入道きたりて」と近藤史恵「迷宮の松露」 恒川さんの作品の不思議な雰囲気が好き。和菓子がテーマというよりは、そっと物語に添えてあるといった印象でした。 「糖質な彼女」の主人公がクズすぎて不快でした。色々と無理…。 餡子が苦手なので和菓子は好きじゃないんですが、物語に登場する和菓子はどれも美味しそうでちょっと食べてみたくなりました。 他にも色々な作家のリクエストアンソロジーが読みたいなと思いました。「料理」とか「お化け」とか「スポーツ」とか、このテーマにはこの作家で、とか想像するだけで楽しい。
Posted by
20130824 図書館で借りてきた。 20130910 読了。 何人かの作家さんのお話が入ってますが、やはり好みってあるんだなぁと再確認。 言い出しっぺの坂木さんは『和菓子のアン』の続編。 やっぱりアンちゃんは、自分に近い気がする…ネガティブな所の描写が特に(^_^;)
Posted by
和菓子のアンの後日談も読めておもしろかったー!謎解きとかもだいすきだから、謎解き×ハッピーなおはなしいっぱいでしあわせ!
Posted by
和菓子縛りの短編集。 坂木さんの「和菓子のアン」続編から始まり 寓話ありミステリーあり幅広い作風。 「トマどら」「チチとクズの国」「融雪」が良かった。 【図書館・初読・8/19読了】
Posted by
「和菓子のアン」が手元に来る前に、こちらが先に届いたので、坂木司さんの話以外を読むことにしました。 和菓子がテーマのアンソロジー(坂木さん曰く『和菓子の餡、ソロジー』)。 色々な作家さんを楽しめました。 「トマどら」日明恩さん、「迷宮の松露」近藤史恵さんのが好きです。また読みた...
「和菓子のアン」が手元に来る前に、こちらが先に届いたので、坂木司さんの話以外を読むことにしました。 和菓子がテーマのアンソロジー(坂木さん曰く『和菓子の餡、ソロジー』)。 色々な作家さんを楽しめました。 「トマどら」日明恩さん、「迷宮の松露」近藤史恵さんのが好きです。また読みたい。松露って、松の露じゃなくて松の根元に生える茸だったとは……わたしも知りませんでした。 「しりとり」北村薫さん、「甘き織姫」畠中恵さんのも、まぁまぁ好みでした。 「和菓子のアン」を読んでから、再度借りて読みます。 2013.10.6追記 「空の春告鳥」読了。和菓子のアンの後日談。 アンちゃん、和菓子のお勉強をする誓いをたてる。まぁまぁ。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
リクエスト!アンソロジー(って括っちゃっていいのかはともかく)は 大崎梢さんの本屋さんに続いて2冊め。 話の設定やジャンルがバラエティに富んでいて吃驚、というのが第一印象。 場所が限定されない分、自由度が高かったのかな。 それに加えて和菓子って元々名前が凝ってたりいろいろ含みを持たせたりするので 題材としては広げやすいのかもしれない。 ちょっとずれたところでは、練り切りよりこなしの出現率が高かったので 西の方出身の作家さんが多いのかなー、と思ったりした。 (さっそく『和菓子のアン』で仕入れた知識を使ってる辺り/笑) 空の春告鳥(坂木司) アンちゃんたちにまた逢えて嬉しかった。 店長と立花さんの博識ぶり、アンちゃんの洞察力と閃きは相変わらず。 読み終えたときに投げっ放し感があって、なんでなのかなーと思ったら 解いた謎がその当事者に届かないまま話が終わってる所為だと気がついた。 そこはちゃんと伝わってほしかったかな。 トマどら(日月恩) 『ギフト』とか、気になってはいたんだけどようやく読めた日月さん。 "タスマニアデビル"宇佐美さんのキャラが掴み処がなくて面白かった。 どら焼きを作るお姉さんの気持ちは察するに余りあるが故に切ない。 これが最後のどら焼き、と悟ったときに訪れた宇佐美さんの変化が清々しかった。 チチとクズの国(牧野修) 父と乳、葛とクズが掛かってるんだな。 高田純次張りにチャラいお父さん(幽霊だけど)の 失敗続きの息子への愛情が痛いような眩しいような。 迷宮の松露(近藤史恵) 『タルトタタンの夢』で実証済みだったが、やはり近藤さんの知識量は凄い。 松露がキノコのことだとは思わなかった。昔の人は綺麗な名前を付けるもんだ。 というかまさか和菓子でモロッコとは。しかもそれに違和感が全くない辺りが力業。 融雪(柴田よしき) 『こち亀』のアンソロジーで読んだ記憶が…。 透明感のある綺麗な話。謎解きが自分の為じゃないところがなんとなく好きだった。 ところで素朴な疑問。淡雪羹って卵白入ってるけど、ベジタリアンって卵食べられるのかな? 糖質な彼女(木地雅映子) 引き籠もりの裕樹よりも、アイドルのりりちゃんよりも、 性格のひん曲がったリア充秋本先生がいちばん気になる。 裕樹が作った薔薇の細工菓子、ぜひ見てみたい。 というか和菓子職人になれるんじゃないか??? 終わり方がまだ続きそうな感じだったのが気になった。 時じく実の宮古へ(小川一水) ファンタジーかな。近未来の日本の話、というところか。 伊豆とか岐阜とか実在の地名に交じって『みやこ』が出てくるのは理解できるのだが 『宮古』という字が当てられていることで、どうしても北の方をイメージしてしまって 個人的には違和感を抱えながら読んでいた。 意味的にはいちばん『宮古』がしっくりくるのは判るんだけど できれば他の字を当ててほしかったと思わなくもない。 古入道きたりて(恒川光太郎) 春は牡丹餅、秋はお萩、そして夏は夜船。また新しい知識が増えて嬉しい。 粒餡が苦手で牡丹餅の類は絶対食べないんだけど(爆)、 この話を読んで初めて夜船を美味しそうだと思った。 しりとり(北村薫) 日本語の美しさを和菓子に絡めて堪能できる話だと思う。 こういう言葉遊びというか謎解きを楽しめるところが 和菓子の、ひいては日本語の魅力なんだろうな。 甘き織姫(畠中恵) これも和菓子の名前を使った謎解き。 伊藤の奥さんの百絵さんの勘の良さもさることながら 人付き合いが悪くて変わり者の御岳さんをこき下ろしつつも なんだかんだで仲がいい4人の男たちが不思議で仕方なかった。
Posted by
和菓子に関する10の短編集。 あの和菓子の話の続き、から始まって 刑事ものから近未来から不思議世界まで。 色々な世界が覗けて面白かったですw 発案者の話ももちろん楽しかったですが 次の話の、トマトどら焼き…食べてみたいです。 主人公が刑事という時点で驚きではありましたが トマ...
和菓子に関する10の短編集。 あの和菓子の話の続き、から始まって 刑事ものから近未来から不思議世界まで。 色々な世界が覗けて面白かったですw 発案者の話ももちろん楽しかったですが 次の話の、トマトどら焼き…食べてみたいです。 主人公が刑事という時点で驚きではありましたが トマトとどら焼き…どんなものなのでしょう? とりあえず妹さん、騙されてなければいいですが。 和菓子と言えば国内の話になるだろう、と思っていたら 近藤さんは驚きの国外。 さんさんとした太陽の下で、ひょっこりと渡された和菓子。 また違った甘さの物体ですから、憶えのある甘さに ほっとする気持ちは分かります。 すでに国内でさえ、色がありますからw 不思議話は恒川さん。 それが出現したのを想像するだけなら、厳かな感じがするのですが 語っている場所は、逃げてきた洞窟。 知り合った相手を置いて、生き延びた今 ふと思い出してでかけ…目的と邂逅できたのか。 それとも、向こうへと混じっていくのか。 北村さんの話は、よくもまぁこんな事思いつくな、と。 最後のラブレターのよう、とにやにやしてしまいました。 気分は、盗み見している感じです。 最後の畠中さんの晩餐付きミステリーには だめだこりゃw と。 ひと目ぼれをするのと、その先を考えた、まではいいです。 先走りしすぎる感じがありますが、まだ人として理解できます。 が、なぜそれを試験式にするw これは相手になったら、むっとしそうです。 むしろ、なぜ彼氏がいる事を思いつかないのか。 うぬぼれか自意識過剰か…悩む所です(笑)
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
坂木司さんの「和菓子のアン」のスピンオフみたいな作品に続き 他の作家さんに「和菓子」のみの制約で依頼した短編集、という企画。 他に「近藤史恵リクエスト! ペットのアンソロジー」、「大崎梢リクエスト! 本屋さんのアンソロジー」 というのも出ていました。 たまたま3人とも好きな作家さんなので図書館に予約を入れたら ほぼ同時に割り当てがきました。 他の作家さんは畠中恵さん以外は未読の作家さんなのですが 自分に合っていれば他の作品を読めるきっかけになるのでいいですよね。 と書いてみて、… この中でいいなと思ったのは、北村薫さん、 しかし、ブクログの記録によると「飲めば都」という本を読んでました(^_^;)
Posted by