植物図鑑 の商品レビュー
農家をしているので雑草は敵でしかなかったけど、この本をよんでから、ちょっと可愛いな本当に美味しいのか?などと思いながら退治しています笑 とても読みやすくて、年甲斐もなく可愛い2人にドキドキキュンして、とっても後味の良い小説でした。
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少女漫画を小説で読んでる様な話だった。頭をポンっしたり撫でたりするのって女は未だにキュンとするもんなんだろうか。結構そういう描写が多いので気になった。あと料理することを料るって表現するのが凄く違和感があった。
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この本のおかげで、元気に咲いている雑草に自然と目が行くようになった。 雑草という名の植物は無いらしいけど。 まず植物図鑑というタイトルに相応しく、各章に出てくる植物の写真をカラーで載せてくれているのが嬉しい。 タンポポとかツクシとか、誰もが想像つく植物だとしても、パッと見れるだ...
この本のおかげで、元気に咲いている雑草に自然と目が行くようになった。 雑草という名の植物は無いらしいけど。 まず植物図鑑というタイトルに相応しく、各章に出てくる植物の写真をカラーで載せてくれているのが嬉しい。 タンポポとかツクシとか、誰もが想像つく植物だとしても、パッと見れるだけで登場人物たちと一緒に楽しめている感覚を持てる。 次に全体的に漂う、ゆらゆらふわふわとした雰囲気。 丁寧な生活なのに、経緯が雑だったり、幼稚な印象だったのに、言動が知的だったり。 甘いようで、シビアだし、リアルなようで、ファンタジーっぽいし。 何より、二人の距離感が絶妙。 作中の台詞で素敵だなと思ったのは、 「春が遅い年は悪くないよ。ゆっくり春を楽しめるから」 この本を読んでからは、より季節が楽しめる気がする。 日々の暮らしを大切にしたいというか。 思考を前向きにしたいというか。 昭和天皇や川端康成のお言葉も、たびたび出てくるだけでなく、ずっとこの物語の中の軸というかテーマとしてある感じで良かった。
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植物が好きだと話したら勧められた本。 夢のようなお話でした。 巻末におまけの話もあって更に楽しめました。
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有川浩さんのお話好きなのに、ずっと読んでなくて、なんでもっと早く読まなかったんだろうと、すごく後悔しました。 それほどよかった! 謎の多い樹と野草を食べて、交流を深めていく。 その季節感と離れたときに感じる切なさとにやられました。 本当に好き。
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さやかのちょっと抜けているけどのめり込める素直さと、そんなさやかをリードしながら見守る樹の優しさが心地よく羨ましくなる作品でした。
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雑草という名前の植物は無いんだ、と言いながらその辺に生えている花や草の名前を教え、食べられる野草を摘んできては美味しく料理して食べさせてくれる男。マンションの入口に行き倒れていたイケメンを拾った日から始まる料理系ラブストーリーはほのぼのとして良い感じ。
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2010年(第7回)。8位。 家事のできるイケメンが降ってくる話のハシリかな?「噛みません。しつけの良い子です」で同居することにw 月1で草を摘みに行く。植物にもくわしいイケメン。家事ができるイケメン(おっさんでもね)にホレないわけはない。「雑草という名の草はありません」昭和の名言だな。植物を絡めたところが良い。予定調和でいったん出ていく。そして再会。大団円。サクラって犬いたね。調べてみたら別の作者だったw 珍しくわくわくしながら大事に読んだよ。
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面白かった。主人公のさやかと同じで、 自分も植物の「図鑑」を片手に読んだ。雑草という名前の植物はない。全て名前がついている。 近所を散歩するとき、咲いている植物に目がいくようになった。葉の形状やつきかたなど。名前がわかると意外と面白い。 主人公のさやかが可愛かった。 イツキに散...
面白かった。主人公のさやかと同じで、 自分も植物の「図鑑」を片手に読んだ。雑草という名前の植物はない。全て名前がついている。 近所を散歩するとき、咲いている植物に目がいくようになった。葉の形状やつきかたなど。名前がわかると意外と面白い。 主人公のさやかが可愛かった。 イツキに散歩に誘われると照れるところとか、ノイチゴのジャムができたとき「ちゃんとジャムになってる!」と叫ぶ無邪気なところが。 恋愛ものはあまり読まないけど、キュンキュンしてしまうところが結構あった。 最後の有川さんのあとがきも良かった。 「道草をくうって面白いですよ」という言葉が印象に残っている。 植物のことをもっと知れたら、散歩の習慣も身に付くだろうな。
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ずっと積読していたけど、近々著者のサイン会に行く予定なので読んでみた。 多分、ターゲット層は恋愛小説好きの若い女性だろうけど、 面白かった。 内容は、道などに生えている雑草(※雑草という草はない)を拾って料る小説。自分はそういうことしないけど、知識として知っていれば役に立ちそう...
ずっと積読していたけど、近々著者のサイン会に行く予定なので読んでみた。 多分、ターゲット層は恋愛小説好きの若い女性だろうけど、 面白かった。 内容は、道などに生えている雑草(※雑草という草はない)を拾って料る小説。自分はそういうことしないけど、知識として知っていれば役に立ちそうだなと思った。 裏コンセプトは、男の前に美少女が落ちてくる話の男女逆転版。男が主人公と出会った時の言葉が「お嬢さん、よかったら俺を拾ってくれませんか」で、笑った(今読み返しても、この言葉だけ浮いている気がする。こんなこと言うような男じゃないだろと)。 この本を読んで、道に生えている草を拾って料理して食べるという生活に興味がでてきた。 けど、素人が下手にやると毒のある植物を間違って食べてしまいかねないので、案外難しいのかもしれないと思った(中には、虫が紛れ込んでいることもあるし)。
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