夜行観覧車 の商品レビュー

湊かなえ【著】

2013/02/11

ドラマを見ていて、先が気になって購入しました。
面白くて、あっと言う間に読んでしまいました。

小説とドラマでは、それぞれ人物の設定や
ストーリーが違っているみたいで、
ドラマの方が面白そうかも。

小説の方は、最後の週刊誌記事の内容が
ちょっとショックでした。
「真相と全然違うじゃん！」って思いました。
現実に起きたとしても、歪みに歪んで脚色されるものなのでしょうか・・。

2013/02/11

小説家として、とても技術のある作家だと思う。
いっきにひきこまれて先が知りたくなって
あっという間に読み終わってしまった。

だけど・・・

あまり読後感がよくない。。。です。

面白いとは思ったけど
好きではない！という感じです。
ですがちょっとはまりました。
矛盾・・・

不思議な魅力、湊かなえ。

2013/02/10

湊かなえ作品ですが、サスペンスではなく、人間ドラマだと思う。

登場人物にものすごくイライラさせられましたが、こういう人、現実にいるなと妙に納得。

ただ、後半に希望の光がやや見えるところがこれまでの作品と違うような。
そうはいっても、すっきりしない解決、いい意味でいやな読後感は健在。

2013/02/10

３つの視点が繰り返されて展開される。続きが気になって読み進めていくけど、どこを読んでも腹立つ人しか出てこない。

2013/02/10

たまたま着けたテレビで初回の話（殺人がおきた場面）をやっていて直ぐに切ったのですが、続きが少し気になったもののとテレビはほとんど観ないため本を買いました～。　
半ばまで読むと殆ど結末が予想できますが、実際にどこにでもありそうな話なので、家族の抱えるストレスなどについて少し考えさせられますね。

2013/02/09

最後の解説にありましたが、「パンドラの匣」の話のようでした。向かいの家での妻による夫殺人事件と子供の失踪、自分の娘の癇癪、旦那の現実逃避、ありとあらゆる災厄に見舞われ、落ちるところまで落ちながらも最後には一縷の希望が残っている。現実的には何も解決はしていないけれども、この現実を生きていこうとする、家族というものを感じました。

2013/02/09

ドラマになっており、福永さんからのレンタル本。

人間模様はおもしろいし、つい「湊かなえだから」という先入観で期待値が高くなってしまったから、結論としては「ふーん」という感じ。サスペンスではないのかな、特に大どんでん返しがあるわけでもなく、裏切られる設定もなく単に遠藤家の娘がひどく腹立つって読後感かな。

お母さんに感情移入しちゃうね。妹のこともあるから。家で騒がれてそれを近所に聞かれてるってほんと嫌。
お母さんも、あまりに理想の家を持ちすぎて頑張っちゃった感は否めないけどね。そもそもは彼女のその身の丈に合わない理想の高さが原因って言われればそうかもしれぬが。
悪意がない、他意がないだけかわいそうな気はする。

髙橋家はそれに比べてすべてが完璧（に見える）。
なのに父は殺され、加害者は母親っていう最悪な状態。子供は振り回され、世間にさらされる。

被害者も加害者もその周りも、ちょっとずついろいろ噛みあわなくて悲劇はきるのね。「理由」という宮部みゆきの本だったと思うけど、犯罪それ自体ではなく、その周りを書くっていうのは色々考えさせられる。
誰にでもその芽はあり、影響は与えているってね。ただだからといって、結果として殺人という形を取る加害者は問題なんだけど。きれいなだけの人間はいないし、損得や利害関係やら、まぁいろいろありますわな。

おもしろいといえば、そういう意味でおもしろい本でやんした。

2013/02/09

高級住宅地に住むエリート家族、ちょっと背伸びして引っ越してきた家族。
そこで起こる殺人事件とそれを取り巻く人間関係のお話。
やっぱりドロドロ・・・家庭崩壊・・・反抗期・・・
こわっ！と思いつつも、あっという間に読んでしまいました。

さすがに殺人はないにしても、
家庭内暴力やエリート家族が抱える問題なんかは、
けっこうあるんだろうなぁ。。
やっぱり背伸びはダメだね。
身の丈にあった生活と子どもに過度な期待をしない！
それが一番（笑）

しかし、子どもの反抗期ってこんなに大変なものなのか！？
と思うとちょっと怖いなぁ。
ドラマを娘と観ていたら、すごい真剣に観てた・・・
ドラマは原作とちょっと違うところもあるけど、
なかなか面白いですね。

最後はどうなるのかわからないけど、
原作は読後感はよかったです。
（湊さんの作品にしてはめずらしく）

2013/02/08

高級住宅街で妻が夫を撲殺。エリート中学生の息子が失踪。
ご近所の家庭内暴力女子中学生や野次馬おばさん等
面白そうなネタ満載。一気に読んだ。
テーマは「世間体」だろうか。

下世話ネタなら桐野夏生や奥田英朗のほうが好きかも。

2013/02/08

高級住宅地に住む家族に起きるお話。殺人事件の真相は？という疑問を最後まで引っ張るが、結局さほどの驚きもなく終わる。「夜行観覧車」というタイトルにはあまり意味がなかったのではないかと思う。それにしても湊かなえは女の生々しい嫌な面を書くのが上手いな〜。