夜行観覧車 の商品レビュー

湊かなえ【著】

2014/04/13

母に借りた本。家庭の暗さや暴走を巧みに描いていて、とても怖かったです。気が狂いそうな暗い夜のお話でした。先の気になる展開で読む手が進みました。

2014/04/11

表裏一体と言うのかな？　登場人物がとても人間っぽくてよかった。多少強引なとこもあったけど(^^;)

湊さんは安心して読めます(^^)

2014/04/02

安定の湊かなえ！

途中までは、面白いのかな〜コレ、と少し思っちゃいましたが、さすがの湊かなえ。
でも、他の作品と比べると少し地味かな。

彼女は人の…とかく、女性のイヤ〜なとこを描くのがうまいですよね。コレも、色んな女性のヒズミ、ユガミの連鎖という感じ。
高級住宅街、医者の旦那、有名私立…を、イヤ〜な側面で書いている。

ただ、本筋は、やっぱり、残された高橋家の子供たちの、家族の在り方についてで、ラストの週刊誌の記事風の2頁は、ああ、やっぱ面白かったなあと言わざるを得ませんでした。

他人はどこまでも他人で、ただ、家族は家族で有り続けなければならない。事実や真相はともあれ。家族の絆？義務？

個人的には高橋家の弘幸と慎司以外大概ザンネンな人たちだなあという感じで、湊かなえの真骨頂、このモヤモヤいらいらする沸切らない感じは十二分に味わえます。

それぞれの悩み、理想はわかるんだけど、げんじつはあまりにみんな勝手で、どいつもこいつも保身か！っていう。

とりたてて、一番まともそーな弘幸の、彼女(名前も忘れたけど)が本当にクズだったので、そればっかりが気がかりでした笑

この生きにくい現代での家族の絆…とか言えなくもないですが、きっとそんなキレイなことを伝えたい小説ではない気がするので(湊かなえはあたしの中では素敵なサディストです)晴れやかな気分になりたい時にはあんまりオススメはしません★

あ、そういえばタイトルなんでかな？って思ってたんですが、みんな同じ輪の中にいて同じ景色を眺めるのに、ゴンドラで隔てられてて、ビミョーに違う角度から景色を見ているという現実。ってことなんすかね？小さなズレと、隔離された家庭。みたいな？あとがきにそーゆの考察して欲しかったな。

2014/03/28

ドラマを見てから、時間が経ったので小説を読んでみた。読み出すと、好き、嫌いではなく展開の良さで、読書スピードが遅い私でも一気に読めた。若干、内容の違いがあり、ドラマの構成はよくできていた。と思う。解説が脚本家の奥寺佐渡子さんで、他の作品の事も紹介してあり、次に何をよんでみようか…参考になった。

2014/03/27

読み始めると気になってスラスラと進んで行ける反面、後半は無理やりな展開とあまり進まないストーリー。ラストもイマイチスッキリしなくて、チョット残念。

2014/03/22

家庭内で起きた殺人事件。
幸せそうに見えた一家でなぜ？
湊さんの人物描写は本当にすごい。
各々の独りよがりさにイライラした。
こういう家庭って、たくさん存在すると思う。
小さな歯車のズレが家族の形を歪めてしまう。
家族って最もデリケートな関係かもしれない。

2014/03/13

ある家族の父親が母親に殺された事件。作者は読者をイライラさせる人物を書くのが上手い。ただ、読み進むにつれて、場面が行き来するから、とても読みにくい。

2014/03/08

同じ年頃ということもあり、彩花の気持ちにものすごく共感しました。

そして、自分の理想だけを追い求め、彩花は出来る子だと勝手に思い込み変なプレッシャーをかけるくせに、娘の気持ちは何も考えていない母親…
最低です。

作品は、とてもおもしろいです。

2014/03/06

「告白」の救いようがない最後が苦手で、湊さんの作品から遠ざかっていたが、これははまってしまった。

色々な視点から見ると、幸せそうな家庭が問題を抱えていたり、不幸せそうに見えても満足していたりする。

とにかく、自分次第だなと思う。

この話は少々大げさに書かれているかもしれないが、えっ？そんな些細な事で？という事が理由で、おかしくなっていく人が、多いのではないだろうか？

あまり、こだわりを持ちすぎるのは、不幸のはじまりかもしれない…。

2014/03/04

ドラマをやっていたときに
結末が気になって先に読んでしまいました。

本では視点が章ごとに変わり、面白い構成ながらも
ストーリーが非常にシンプルに描かれています。

ドラマも本も両方楽しめた作品。