下流の宴 の商品レビュー
タイトルに惹かれ購入。高校中退の息子とプライドの高い自称上品な母の話。フリーターとして生きる息子を許せない母、全く上昇志向のない息子。読んでてリアリティがある。すぐ隣にいそうな家族の物語。あとがきも素晴らしかった。上流とは、下流とはなんなのか。まさきプライドと偏見の物語。
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フリーターの主人公とその彼氏とその家族たちの話。主人公は愛のために医学部を目指し、彼は応援する。 この本の登場人物の中で、一番共感できないのは、無気力な彼。いったい、いつになったら彼の方も一念発起するのかと思いながら読むが、なかなかそういう気配がなく、イライラする。無気力で欲もな...
フリーターの主人公とその彼氏とその家族たちの話。主人公は愛のために医学部を目指し、彼は応援する。 この本の登場人物の中で、一番共感できないのは、無気力な彼。いったい、いつになったら彼の方も一念発起するのかと思いながら読むが、なかなかそういう気配がなく、イライラする。無気力で欲もなく、何が楽しいのだろう?実際に、こういう人が増えているらしいが、全く理解できない。息子がこんな風に育ったら嫌だなぁ。 反対にすごいと思うのは、無気力男の彼女と姉。彼女はまわりの人に助けられながら、医学部を目指す。姉は、女子力の高い見栄っ張りで、将来有望な男性と結婚するための努力を惜しまない。2人とも、人生の目標にむかって邁進する姿は、尊敬にあたいする。
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主人公の息子にいらつき、息子の彼女に腹がたち途中でもう読むのをやめようとおもいました。 ・・・と、本気でいらっとくるくらいリアルなわけです。
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おそらく、奮起、なんてことと一生無縁に暮らしていくんだろう。 人間としてのエネルギーのレベルの差は、生まれや富農に無関係にあるような。社会としては、それを活かせる仕組みにしておかないと。
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