そして生活はつづく の商品レビュー
芸能人だけど、生活は私たちと変わらないのかもしれない。一般人と同じように悩みながら生きていて、それでも生活はつづく。 生活の中に自分なりの哲学、発見、考えをまとめる力を私も身につけたいと思った。
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※このレビューにはネタバレを含みます
多才だ。多才すぎるぞ星野源。凄いぞ。という事を、シミジミと感じる作品です。 でも、その「多才さ」は、おそらく。2020年現在だから、多才、って感じるのかなあ?とも思いました。2020年現在、星野源、スゲエ売れてますやんか。その存在感。この本の中で、星野源が、宮藤官九郎の多才さに言及している箇所があるんですが、その感じと、似ている。とある人物が、多方面でスゲエ有名になった後で、その人物の過去の作品を読んで、「ああ、、、この時から、よお考えたら、こんなに凄かったんだ、、、スゲエ」って感じる感じ。 この本、星野源の初のエッセイ集だそうです。で、刊行は、単行本が2009年。文庫本が2013年。その当時、2020年現在での、星野源の、このマルチでのとんでもねえ才能の爆発を予言していた人がいたら、ホンマに凄いと思う。いやもう、間違いなく面白いんだけど、本人が、その後も全てを含めて今現在、その立場にいる、というそのストーリーが、なんというか、感動ですよね。人間の可能性をヒシヒシと感じさせてくれる存在。それが星野源。マジで凄いよ。素晴らしいよ。 プロ野球界でいうならば、大谷翔平だな、って感じでしょうか。エースで四番。二刀流。誰もが「絶対無理!」ということに挑戦して、それを、成し遂げる男の存在、みたいな。大谷翔平と星野源は、似ているぞ?って、勝手に個人的に思いました。すげえなあ、って事ですよねえ。 間違いなく面白いんですが、基本的にはパンクですよね。サブカルですよね。抜群に下ネタもガンガンだし。それでいて、その後に日本のポップカルチャーのメインストリームのど真ん中に行った、ってのは、ホンマに凄いなあ。 興味深かったのは、マイケル・ジャクソンに関しての考察。マイケルを何故に好きかという自問に対して「あんなにたくさんの人から愛されているのにもかかわらず、生涯を通してとても孤独そうなひとだったからだ。」と答えたのは、マジで凄くお見事だと思う。 トライセラトップスの和田唱。ノーナ・リーヴスの西寺郷太。そして星野源。この方々が、マイケルを語る言葉。それは間違いなく、愛にあふれ、間違いなく、信頼できる。そんな気持ちを感じましたよ。アレですね。やっぱ、自分にとって好きな人を語るときは、本当に心を込めて語ろう、ってことを、なんだか、教えてもらったりした、かもしれない。星野源が、マイケルを語る言葉を、もっと聞きたいなあ、って思いましたね。 いやしかし、ホンマにねえ、こんだけ爽やかに下ネタを語ることができる人、羨ましい。素晴らしい。ちょっと、リリー・フランキー的でもあるな、って思いました。こういう男の人は、絶対にモテるな、ってのを、思いました。うん。凄いよ星野源。ちょっと今後も、この人には、抜群に注目しちゃうなあ、って思いを、新たにしましたね。 因みに、音楽家としての、俳優としての星野源は、まだ、全然知らないんですよ。その作品に、全然触れていないんですよ。まあ、間違いなく好きだな、って予感はヒシヒシしてます。いやあ、この、世の中の見方・捉え方は、間違いなくお見事ですよ。
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ステージでの華やかな姿は微塵も感じられない文筆家としての作品。子どもがそのまま大人になってバカなことをライフワークにしている日常を切り取り、それでいておじいちゃんの背中が見える様な老成した一人遊びの境地は星野源のなせる技か。「真面目」に「不真面目」を行うことに共感する。
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俳優、音楽家、 文章も書くし、ダンスも踊る。 でも、本当の所は 面倒臭がりで、お腹が弱くて、人見知りで、 楽譜読めないし、漢字の読み書きも、九九も怪しい。。 そんな源さんの人となりを わずかでもご存知の人なら 絶対に読んで欲しい1冊です。 一人っ子のお源さんのルーツを知る...
俳優、音楽家、 文章も書くし、ダンスも踊る。 でも、本当の所は 面倒臭がりで、お腹が弱くて、人見知りで、 楽譜読めないし、漢字の読み書きも、九九も怪しい。。 そんな源さんの人となりを わずかでもご存知の人なら 絶対に読んで欲しい1冊です。 一人っ子のお源さんのルーツを知る 『子育てはつづく』 変態お源さんの妄想が止まらない 『お箸選びはつづく』 この2本が最高に面白くてオススメ。 これをお源さんが締切に追われながら書いたかと思うと 相当ニヤニヤしてしまうので 外出先で読むのはオススメしません。笑
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おじいちゃん、 自分なくし、 手と手をつないでふたつになろう。 一つに絞らないで活動してきてくれてありがとう。 ダメさをさらけ出し、次へ。 さらりと面白く読めます。 人気が出てきた今読むとまた感慨深いものがあるね。 源ちゃんのこういうくだらなさや人間臭さが好きです。
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源さんの文章を読むのは初めてだったけど、ものすごく人間味があって面白かった。 〜はつづくのタイトルで書かれたこの本の1番好きなところは口内炎はつづく。 しっかりと自分の哲学を持っているのが分かる。 読み終わった後にはそんなに頑張らなくてもいいかって少し楽になった。
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自分にとって何か価値があるもの、特別なものを見つけなきゃ、と焦っていた。 生活のなかにキレイなものを求めたり、無理やり探したりしなくてもいいのだ。 「なにげない日常」の中には、「なにげない日常」しかない。その中きら素晴らしさやおもしろさを見出すには、努力と根性がいる。 勇気...
自分にとって何か価値があるもの、特別なものを見つけなきゃ、と焦っていた。 生活のなかにキレイなものを求めたり、無理やり探したりしなくてもいいのだ。 「なにげない日常」の中には、「なにげない日常」しかない。その中きら素晴らしさやおもしろさを見出すには、努力と根性がいる。 勇気とか綺麗な言葉ではないけれど、元気がでた。 芸能人のエッセイってどうなんだろう、キラキラしてるのかな、と完全な食わず嫌いしていたけど、 この本は、人間臭くて驚いた。 文庫版の、きたろうさんとの特別対談が最高。
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星野源さんの音楽は大好きですが、著書は初めて。 最初から最後まで全部面白かった。星野さん、俳優業も素晴らしいし、本当に多才で、様々な表現で私達を楽しませてくれますね。 生活は死ぬまで続く…本当にその通り。何があっても生活はつづく。だから、おもしろがろう! なんて素敵な発想でしょう...
星野源さんの音楽は大好きですが、著書は初めて。 最初から最後まで全部面白かった。星野さん、俳優業も素晴らしいし、本当に多才で、様々な表現で私達を楽しませてくれますね。 生活は死ぬまで続く…本当にその通り。何があっても生活はつづく。だから、おもしろがろう! なんて素敵な発想でしょう。 そうです、せっかく生きてるんだから、面白い方がいいですよね。 自身のダメダメなエピソードがたくさんで、笑えたり、共感したり。 「ビシャビシャはつづく」の無意識人格改造計画。「貧乏ゆすりはつづく」の喪服で風呂掃除。「ひとりはつづく」のきんたま発言…等々 何度でも読み返したくなる、手の届く場所に置いておきたい本です。
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星野源初のエッセイ集! ずっと読みたいと思っていた本をやっと読めました 星野源の歌は好きで聴いていたり、テレビでコントをやってたりしていてたらたまに見る程度だったがこんなにいい意味で変で面白い人だということをこの本で知りました 自分の日記でも書いてるのかと思うほど赤裸々に自分の恥...
星野源初のエッセイ集! ずっと読みたいと思っていた本をやっと読めました 星野源の歌は好きで聴いていたり、テレビでコントをやってたりしていてたらたまに見る程度だったがこんなにいい意味で変で面白い人だということをこの本で知りました 自分の日記でも書いてるのかと思うほど赤裸々に自分の恥ずかしい部分も書いていて読んでいて清々しかった笑 あと印象に残っているのはやりたいことを全部やりたい、二兎を追って二兎捕まえたらすごくない?というフレーズで人が無理だと思うことに挑戦する姿カッコいいです、見習いたいです!
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#読了 2020.4.20 星野源初のエッセイ集。自分のダメな部分や他の人と違くて嫌悪してしまう部分をおもしろがったり、向き合ってみようって試みを感じる作品。う✕こ、ち✕ち✕、オ✕ニーが所々出てくる(笑) ライブやラジオなどでも人柄がよく分かるので、そのイメージのまま、おもしろ...
#読了 2020.4.20 星野源初のエッセイ集。自分のダメな部分や他の人と違くて嫌悪してしまう部分をおもしろがったり、向き合ってみようって試みを感じる作品。う✕こ、ち✕ち✕、オ✕ニーが所々出てくる(笑) ライブやラジオなどでも人柄がよく分かるので、そのイメージのまま、おもしろい感覚を持った人。ちゃんと葛藤してる人。それも含めて楽しみたいって思ってる人。 ダメなところや気になるところは違うが、そう感じたときの捉え方や分析の仕方に共感する部分が多く、私がこの人に感じる親近感や信頼感はそこなんだなぁと思った。 学生時代の失敗エピソード、母親ようこちゃんやおじいちゃんの話、ひとりを感じるときの話、が興味深く楽しめた。 本書の内容は2009年著。文庫版あとがきが2012年11月。Wikiによると2012年12月にくも膜下出血と診断されて手術をしてるので、その後に書かれた書籍はまた価値観が変化した内容になっているのかなと思う。そちらもまた読んでみたい。 (例の安倍さんコラボ関連で、「働く男」内にあった政治への考えが引用されて悪目立ちしてるので、しばらくは売切れかなぁと思うけど^^;) 2015年夏に当時のバレーチームの友人に「星野源って人知ってる?10年くらい好きなんだけどライブがあるんだ、一緒に行かない?」って誘われたのが星野源を知ったきっかけ。 私は30超えた当時もミュージシャンってもののライブに行ったことが無く、いつか行ってみたいけど、イメージする夏フェスみたいな"ウェーイ"系な縦ノリパリピが苦手だから、なんとなくライブというものに自ら挑戦できないでいた。その友人に今までのアルバムを全部借りて聞いてみたら、SUNこそ明るい曲だけど、割としんみりした曲も多く、好きな感じだったのでこれなら楽しめるかなと安心した。 そのライブの誘いを受けるまで、星野源なんて人を知らなかったし、星野源自体もちょうど「SUN」が売れ始め、知ってる人は知ってるくらいの知名度だったかと思う。そのライブも武道館ライブ2daysオンリー。まだまだ全国ツアーなんて感じじゃなくて、来てる人達も昔からのファンが多い印象。星野源が出てきても曲が始まっても拍手程度、盛り上がって立ち上がる人なんていなかった。「ほら!みんな立って!踊るよ!」って星野源に催促されて渋々立ち上がるくらい(笑) だから、今キャーキャー言われてるのが不思議な感じもする。 それ以来、その友人とライブへ行ったり、CDやDVDや雑誌を買ったり、たまにラジオ聞いたり。なんでも肯定する熱狂的なファンってわけではないけど、この人にお金を落としたい!と思う、私の中では数少ないアーティスト。 キレイゴトを言わない、完璧人間でもない、努力がすべて報われるわけでもない、誰にでも好かれるわけでもない、それらにちゃんと葛藤する。それを厨2的に自負することなく、悲劇のヒロインを卒業して、不思議だなと思うことを素直に考える感受性。真面目にやってればつらいこともあるし、満たされる気持ちになることもあるし、下ネタで爆笑することもある。それでも仕事をして、ご飯を食べて、う✕こをして、オ✕ニーをして、生活はつづく、等身大な人。気持ちのいい人だなぁと思う。 ◆内容(BOOK データベースより) 携帯電話の料金を払い忘れても、部屋が荒れ放題でも、人付き合いが苦手でも、誰にでも朝日は昇り、何があっても生活はつづいていく。ならば、そんな素晴らしくない日常を、つまらない生活をおもしろがろう。音楽家で俳優の星野源、初めてのエッセイ集。巻末に俳優・きたろうとの文庫版特別対談「く…そして生活はつづく」も収録。
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