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眠れないほど面白い『古事記』 の商品レビュー

3.3

78件のお客様レビュー

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2025/10/21

とても読み易い。 名前が長くて訳がわからないけれども聞いたことのある話や聞いたことのある名前も出てきて楽しく読めた。 わりと無茶な話もあるけどそれも含めて面白かった

Posted byブクログ

2025/10/15

子供の頃に読んだ神話、「因幡の白兎」「ヤマタノオロチ」「海幸彦山幸彦」などの物語が全部繋がっていたのかと驚きと懐かしさ。 神話ならではの有り得ない描写は突っ込みどころ満載だけど、もしかしたらこれは事実でこの様にして神々が生まれ歴史を刻んで来たのかも知れない。 神社にお参りする...

子供の頃に読んだ神話、「因幡の白兎」「ヤマタノオロチ」「海幸彦山幸彦」などの物語が全部繋がっていたのかと驚きと懐かしさ。 神話ならではの有り得ない描写は突っ込みどころ満載だけど、もしかしたらこれは事実でこの様にして神々が生まれ歴史を刻んで来たのかも知れない。 神社にお参りする時にはその神社の由来など調べてみるのも面白いかもと思った。

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2025/06/22

難しいイメージのある「古事記」ですが、友人にこの本を頂いたことをきっかけに読んでみました。神々の世界を舞台にしているにも関わらず、人間臭さが残る愛憎ドラマを見ているようで読みやすかったです。 登場する神々は誰もが感情豊かで、欲望にも正直です。例えば、イザナギとイザナミの出会いは...

難しいイメージのある「古事記」ですが、友人にこの本を頂いたことをきっかけに読んでみました。神々の世界を舞台にしているにも関わらず、人間臭さが残る愛憎ドラマを見ているようで読みやすかったです。 登場する神々は誰もが感情豊かで、欲望にも正直です。例えば、イザナギとイザナミの出会いは神話とは思えないほど情熱的で、スサノオとアマテラスの兄妹ゲンカはホームドラマの様で…古事記に対するイメージがガラリと変わりました。 著者の語り口は軽快でちょっとユーモラスなのも読みやすさを加速させてくれました。けれど決して雑ではなく、物語の奥にある神話や歴史の背景をしっかりと押さえているのも魅力です。難しい表現や漢字にはちゃんと注釈も入っていて、神話初心者でも安心して読み進められます。 一番印象に残ったのはヤマトタケルのエピソードです。勇ましさの中に宿る孤独や切なさが現代の読者にも通じるものがあり、読み終わった後は何とも言えない寂しさを感じました。 「古事記」の入り口としても最適であり、かつもっと深く知りたくなるトリガーになる一冊なのではないでしょうか。歴史や神話に苦手意識がある人こそ、ぜひ手に取って貰いたいと思います。眠れない夜に読むのにぴったりの、“目が冴えてしまう”一冊でした。

Posted byブクログ

2024/11/16

読書録「眠れないほど面白い『古事記』」4 著者 由良弥生 出版 三笠書房 p261より引用 “ 貧しくて食べるものがなく、竈に火が入 らないからに相違あるまいー。  そう判断して天皇は、税の徴収や労役を三 年間やめることにした。みずからも生活を切 り詰め、宮殿の修理など負担の...

読書録「眠れないほど面白い『古事記』」4 著者 由良弥生 出版 三笠書房 p261より引用 “ 貧しくて食べるものがなく、竈に火が入 らないからに相違あるまいー。  そう判断して天皇は、税の徴収や労役を三 年間やめることにした。みずからも生活を切 り詰め、宮殿の修理など負担のかさむことは 一切せずに、質素を心掛けた。(中略)  人々の生活が安定し豊かになったことを確 認した天皇は、再び税や労役を課すが、苦情 が出ることはなかった。” 目次より抜粋引用 “イザナキとイザナミの誕生  アマテラスとスサノオ  天の岩屋戸の騒動  ヤマタノオロチ退治  高天原の神々の欲求”  古典や伝承を研究する著者による、日本最 古の歴史書を物語として再現するように記し た一冊。  神々の誕生から推古天皇の治世まで、生き 生きとした神様方の様子が描かれています。  上記の引用は、聖帝の御代と呼ばれる第十 六代仁徳天皇の政について書かれた部分。 2024年11月の時点で、自分たちの出世のため にお金を集め続けている人達に、読んでもら いたい部分ですね。国を回すのにはお金がた くさん必要でしょうが、何に使われているの かはっきりと知らされることのないお金とい うものは、せめて無くしてほしいものです。  先に紹介した一冊よりも、物語を楽しめる ように書かれているので、読み物としてこち らの方が面白いのではないでしょうか。  神様でも人でも、諍いが起こる原因は、今 とあまり変わりが無いものなのかもしれませ んね。 ーーーーー

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2024/10/24

キャッチコピー?が「愛と野望、エロスが渦巻く壮大な物語」 まぁ、確かにそーだよね。 ギリシャ神話も北欧神話もローマ神話もだけど、神話系って「愛と野望エロス」が渦巻いてますなぁと。 神々ってなぜあんなに奔放なんでしょね。

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2024/08/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

神様達のなんともユーモラスで、自分の欲求を前面にだすどこかホラーなお姿が意外でした。 この書物を編纂した人物達は、どういう思いでこのようなお話にしたのでしょうね。あまり神様達を褒め称えてるようにはみえません。なんか時代の権力者が、自分たちの所業である、周辺民族の征伐、政敵殺戮や色漁りを、神様達もやってるぞ、と正当化しているように見えるけど… なんでそんなことに…と思うつらい話も多く、ヤマトタケル様の苛酷な運命は、義経殿に通じるところを感じて、やるせない感じ。人間は神様の“現し身”ということでしょうか。 ただ、がんがん突き進むポジティブなところも力強く、神様達のポジティブな御力を自分にも与えて頂きたいな、と思いました。 さて、今度はどこの神社にお詣りしようかな。

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2024/04/17

だいぶわかりやすくしてくれていると思いますが、古事記を通して読んだのは初めてかも... 文章が独特でジワジワしながら読みました。 人物名のカタカナ表記と漢字表記がとにかくややこしくて登場人物がうまく理解できなかったのは残念。次は漫画で読んでみたいです。 そういえば棟方志功は『...

だいぶわかりやすくしてくれていると思いますが、古事記を通して読んだのは初めてかも... 文章が独特でジワジワしながら読みました。 人物名のカタカナ表記と漢字表記がとにかくややこしくて登場人物がうまく理解できなかったのは残念。次は漫画で読んでみたいです。 そういえば棟方志功は『大和し美し』という古事記に登場するヤマトタケルの物語を版画で制作していたのを先日棟方志功展で観たのだけど、本書を読んで初めて古事記を引用していたことに気づきました。ちゃんと理解したうえで鑑賞したかったなー。 物語が現在の地名の由来になっているなどの解説もわりと親切。 こんな前から見たもの感じたものを歌にして詠んでいたんだなぁという印象。現代でいうとXでポストしてる感覚かな。

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2023/06/05

映画RRRの影響でラーマーヤナを読み、それなら日本のものも読もうと手に取った古事記。 小さい頃に漫画版で簡単なものを読んだことがあったけれど、ちゃんと?したものを読むのは初めてだった。 どこからどこまでが創作で実話なのか… 神との境があまりなく、人が櫛になったり、呪いをかけた...

映画RRRの影響でラーマーヤナを読み、それなら日本のものも読もうと手に取った古事記。 小さい頃に漫画版で簡単なものを読んだことがあったけれど、ちゃんと?したものを読むのは初めてだった。 どこからどこまでが創作で実話なのか… 神との境があまりなく、人が櫛になったり、呪いをかけたり、と魔法のような世界かと思いきや、天皇がどんどんまぐわいと殺生としていくので、すごいメロドラマのような世界もありつつ。 人が多過いし似た名前、あるいは同じ名前だけど違う人?ということが多かったので、今度は図解版も読んでみたいと思いました。

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2023/05/21

初めての古事記〜 英語の授業で扱っていたのをきっかけに、内容を理解したくて読み始めました。 ?って感覚のまま読んでいくのを重ねていくうち、徐々に歴史の文脈の中の現在、自分を捉えられる様になりたいと願っている今日この頃です。

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2023/02/01

やっぱり日本の神話は面白いなーと思う。 とても読みやすかった。 色んな人の古事記を読んでみたけど、どれもそれぞれの良さがあると思う。 そして、私はどうしても歴史のような内容になると飽きてしまう(天皇の話になるとどうも… 日本史が苦手なのは治らないらしい

Posted byブクログ