年収150万円で僕らは自由に生きていく の商品レビュー
自分と同じ、1986年生まれの著者による「<脱>お金のススメ」について書かれた本。 「お金を稼ぐ」ために働く、ということに疑問をもつよう投げかけている。 大企業に勤めているのが悪いとか、著者のように自由な生き方をするのが正しいというより、自分の信念や目的に基づいて働くことが大事...
自分と同じ、1986年生まれの著者による「<脱>お金のススメ」について書かれた本。 「お金を稼ぐ」ために働く、ということに疑問をもつよう投げかけている。 大企業に勤めているのが悪いとか、著者のように自由な生き方をするのが正しいというより、自分の信念や目的に基づいて働くことが大事なんだと思った。 また、年金も充分に受け取れないであろうこれからの時代は、人とのつながりがもっと必要になってくる。 日頃からパーソナル・セーフティネットを形成しておけば、いざ自分が困ったときにも助けてもらえるというもの。 最後の方では、さまざまなネット上の新しいサービスが紹介されていて面白い。 旅行先でも無料で宿に泊まれる「ルームステイ」(お部屋を貸したい人と借りたい人をつなぐオンラインプラットフォーム)や、「家賃5万円以下ドットコム」など。 お金がなくても、インターネットを利用して色んなモノやサービスが手に入る時代になってきている。
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賛否両論あるらしいが自分は賛の側 ただタイトルの年収150万円はちょっとしたトリックもあって夫婦共働きで互いに150万円…世帯収入として年収300万円になる ただ読み終えて感じたのは低所得時代の節約術などではなくもっと社会を変えるような新しい価値観を与えてくれる ノマドワーカーに...
賛否両論あるらしいが自分は賛の側 ただタイトルの年収150万円はちょっとしたトリックもあって夫婦共働きで互いに150万円…世帯収入として年収300万円になる ただ読み終えて感じたのは低所得時代の節約術などではなくもっと社会を変えるような新しい価値観を与えてくれる ノマドワーカーにも似てるけど本書の訴えたいところはまた少し違う『繋がり』の重要性がカギとなっています 心の中の豊かさを追求する清貧の思想よりアクティブ 持たない主義の現代人を象徴するような人物だしデフレ時代でどう生きればよいかのひとつの道にも思える デフレ脱却に方向転換した日本では本を真に受けた読者が取り残されて著者はうまいこと切り拓くリスクもあるけれど…。
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著者のイケダハヤトさん(池田勇人と同姓同名!)は、この不安定な現代に「本当にそんなにお金が必要なのか?」と、ラディカルに問いかける。 著者自身は本当に年収百五十万円で自分らしく生きていて、これを僕らのような普通な人間が鵜呑みにするとまずいやろうけど、考え方として、かなりヒントにな...
著者のイケダハヤトさん(池田勇人と同姓同名!)は、この不安定な現代に「本当にそんなにお金が必要なのか?」と、ラディカルに問いかける。 著者自身は本当に年収百五十万円で自分らしく生きていて、これを僕らのような普通な人間が鵜呑みにするとまずいやろうけど、考え方として、かなりヒントになる。 これからはつながらざるを得ない社会になる、だからいずれ孤独を金で買う社会になる、という主張にはびっくりした。でも確かに、と思う部分もある。 あと、ウェブサービスについての記述が多くて、それも普通に役立つ。便利なもんやなあ。 カウチサーフィン、コリッシュ、ルームステイ、TED、クレイグスリスト、リブリス、カフォレ、まなびー等々。 こういう本を読むと、現代を象徴するような内容やなあと思う。「自分らしく生きる、働く」という類のもの。
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タイトルで気になって借りた一冊。(著者の思うツボ?)著者の考えには賛否両論あると思うが、「働く」の意義を考えると共感できる部分があった。著者はプロブロガーという職業だが、収入は一般企業で働くことと比べると少ない。しかし、現状の生活水準や自由度に幸せを感じている。なぜなら、「何の...
タイトルで気になって借りた一冊。(著者の思うツボ?)著者の考えには賛否両論あると思うが、「働く」の意義を考えると共感できる部分があった。著者はプロブロガーという職業だが、収入は一般企業で働くことと比べると少ない。しかし、現状の生活水準や自由度に幸せを感じている。なぜなら、「何のために働くか」という哲学をしっかり持っているからである。世の中の問題に目を向け、お金でも、名誉でもなく、社会貢献できることにやりがいを感じることで、心が成長し、そして満たされていく。だから、お金がなくても貧しくないのである。 世の中は、インターネットやブログ、SNSなど情報が錯綜し、終身雇用の崩壊、少子高齢化、年金問題、デフレ等々と先行きが不安な社会であることは否めない。この先、高度経済成長期のような経済成長もありえないだろう。そんな中、人それぞれ、多様な価値観があると思うが、『社会に貢献しているんだ』というやりがいを持って働くことができたなら、少なくてもその人は幸せな人なのだろうと思う。
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イケダハヤト( @IHayato )著。 「お金とは、人とつながらないための免罪符」➡「つながりの少ない金持ちは貧しい、つながりの豊かな貧乏人は豊か」っていう時代? 「お金を、公共に関与しないための免罪符として利用してる」➡遊びとして社会参加して、プライベート・セーフティネッ...
イケダハヤト( @IHayato )著。 「お金とは、人とつながらないための免罪符」➡「つながりの少ない金持ちは貧しい、つながりの豊かな貧乏人は豊か」っていう時代? 「お金を、公共に関与しないための免罪符として利用してる」➡遊びとして社会参加して、プライベート・セーフティネットを。
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筆者のような、ある特定の技能に長ける職種だからこそ提唱できるライフスタイルなのかも知れない、という疑念はあるだろうが、それを抜きにしても、我々がおそらくこの先直面するであろう「1億総貧乏社会」「脱・経済成長」の時代を生き抜くヒントが溢れていると思う。経済成長期に確立された会社の組...
筆者のような、ある特定の技能に長ける職種だからこそ提唱できるライフスタイルなのかも知れない、という疑念はあるだろうが、それを抜きにしても、我々がおそらくこの先直面するであろう「1億総貧乏社会」「脱・経済成長」の時代を生き抜くヒントが溢れていると思う。経済成長期に確立された会社の組織構造や、35年ローンで家を買うなどといった習わしに懐疑の目を向け、それらを覆すようなオルタナティブを提案する。若い世代ほど時代の動きに敏感であるから、それだけアイデアも溢れてくる。坂口恭平氏の動きとどことなく共通点を持った活動が、若者の間で盛り上がり始めているのだろうか。
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著者のイケダハヤト氏はプロブロガー・作家として雇われない働き方を実践してる。 終身雇用はすでに神話化し、非正規雇用・ワーキングプア問題が深刻化している今、働き方やお金に関する考え方はどんどん多様化していく。 その中の一つを知る本という感じ。 他人と必要以上に関わるのが鬱陶し...
著者のイケダハヤト氏はプロブロガー・作家として雇われない働き方を実践してる。 終身雇用はすでに神話化し、非正規雇用・ワーキングプア問題が深刻化している今、働き方やお金に関する考え方はどんどん多様化していく。 その中の一つを知る本という感じ。 他人と必要以上に関わるのが鬱陶しい、自分のようなタイプにはとても実践できる内容では無いので残念。 ま、いつ会社を放り出されても良いように準備をしておくのは本当に大事だと思う。
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生涯収支のあり方を再考させてくれる一冊。 個と個が直接関わる事ができ るインフラ(SNS)が整備されつつある今、余計なお金をかけなくても個が情報を取捨選択する事で生活していける世の中になりつつある。 中でも、 家という元来クローズドな空間をオープン化し、人とコンテンツが行き...
生涯収支のあり方を再考させてくれる一冊。 個と個が直接関わる事ができ るインフラ(SNS)が整備されつつある今、余計なお金をかけなくても個が情報を取捨選択する事で生活していける世の中になりつつある。 中でも、 家という元来クローズドな空間をオープン化し、人とコンテンツが行き交う「メディア」に仕立て上げる シェアハウスのくだりは興味深い。 そんなライフスタイルシェアをサポートする『コリッシュ(colish.net)』の小原憲太郎さんの 「家族向けのシェアハウス」 にはすごく共感。 世の中のどういう問題を解決するか… 僕の家探しの答えはここにありそうな気がします。
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今の時代は、ライフスタイルの変化や、マインドシフトも必要で、脱経済至上主義にはとても共感。最終章のIT関連事例は自分の生活にも役に立たせたい。 ただ、彼の文章がブロガーという職業だからだろうけれど、重みがなく、良いことを言っていても軽く捉えてしまう自分がいる。もっと引用や文献、自...
今の時代は、ライフスタイルの変化や、マインドシフトも必要で、脱経済至上主義にはとても共感。最終章のIT関連事例は自分の生活にも役に立たせたい。 ただ、彼の文章がブロガーという職業だからだろうけれど、重みがなく、良いことを言っていても軽く捉えてしまう自分がいる。もっと引用や文献、自分の言葉の裏付けなどがしっかりしていれば、面白いなと思った。
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