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ブラック企業 の商品レビュー

3.4

123件のお客様レビュー

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2014/12/09

ブラック起業出現の原因、成長までの過程、対策とブラック企業が日本の市場にもたらす損失などについて分かりやすく書かれていた。 特に、損失の面については若者の労働人口の減少、治療による医療費の増加、出産率の低下などは個人として特に懸念する内容だった。 作者のあとがきにも書かれていた...

ブラック起業出現の原因、成長までの過程、対策とブラック企業が日本の市場にもたらす損失などについて分かりやすく書かれていた。 特に、損失の面については若者の労働人口の減少、治療による医療費の増加、出産率の低下などは個人として特に懸念する内容だった。 作者のあとがきにも書かれていたが、これは他人事ではなく日本国全体にも関係のある内容であると受け止めることが重要である。

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2014/12/07

なにをブラック企業とするかは難しいところだけど、少なくとも本書で紹介されているようなところは許しがたい。 極端な話だけど、労働者に労働の喜びを与えられないような企業など全部つぶれてしまえ、と叫びたくなる。 対処として、被害にあっている個人に何か求めるのは酷だと思うんだよね。 だ...

なにをブラック企業とするかは難しいところだけど、少なくとも本書で紹介されているようなところは許しがたい。 極端な話だけど、労働者に労働の喜びを与えられないような企業など全部つぶれてしまえ、と叫びたくなる。 対処として、被害にあっている個人に何か求めるのは酷だと思うんだよね。 だから社会でなんとかしないといけない。 第一歩として、ブラック企業の商品は買わないとか、そんな小さな行動はとったっていいんじゃないかな。 でも何より効果的なのが景気回復。 某牛丼屋の深刻な人手不足からもわかるように、景気が回復して「代わり」がいなくなれば、ブラック企業は淘汰されるはず。 その点で、アベノミクスの成功を心から祈っている。

Posted byブクログ

2014/11/04

違法な労働条件で若者を働かせ、人格が崩壊するまで使いつぶす「ブラック企業」。人を人として扱わない会社に腹が立ちます。ブラック企業に就職してしまったら・・・対策も書いてあるので読んでおくべき1冊です。

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2014/10/14

帯文:”ブラック企業は日本の病だ!” ”1500件の労働相談が示す驚愕の事実” 目次:はじめに、【第I部 個人的被害としてのブラック企業】、第1章 ブラック企業の実態、第2章 若者を死に至らしめるブラック企業、第3章 ブラック企業のパターンと見分け方、第4章 ブラック企業の辞め...

帯文:”ブラック企業は日本の病だ!” ”1500件の労働相談が示す驚愕の事実” 目次:はじめに、【第I部 個人的被害としてのブラック企業】、第1章 ブラック企業の実態、第2章 若者を死に至らしめるブラック企業、第3章 ブラック企業のパターンと見分け方、第4章 ブラック企業の辞めさせる「技術」、第5章 ブラック企業から身を守る、【第II部 社会問題としてのブラック企業】、第6章 ブラック企業が日本を食い潰す、…他

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2014/09/08

読みやすい。実例が怖い。大手衣料品X社って、○○クロ?? 自分にしろ家族にしろ、もしこういう会社に入ってしまったら、うつ病など悲惨な状態になる前に「冷静に」手を打たないとだめだ。 相談しに行く場所も重要。会社の労働組合は会社の味方だから基本あてにならないみたい。 個別加入ユ...

読みやすい。実例が怖い。大手衣料品X社って、○○クロ?? 自分にしろ家族にしろ、もしこういう会社に入ってしまったら、うつ病など悲惨な状態になる前に「冷静に」手を打たないとだめだ。 相談しに行く場所も重要。会社の労働組合は会社の味方だから基本あてにならないみたい。 個別加入ユニオンに相談するのがベストだが、方針や得意分野がまちまちなのでまずはNPOなどに相談するのがよい。 役所の相談窓口も個々の能力に差があり、争った場合の解決水準が低い。 組織的な圧力の数々…読んでて本当に怖かった。 たとえば、募集広告に出した給料は残業80時間(!)を含んだ額だったとか、正社員募集とあったのに契約社員だったとか色々。 就職して何かおかしいなと思ったらこういう本を読むべきだと思った。

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2014/06/20

大佛次郎論壇賞を獲ったことで本書を見直した。湯浅誠が2008年「反貧困」で同賞を獲った時と、2013年に同賞を獲った今日ではギアが数段上がっていると著者は考えているのかもしれない。もはや徐々に社会から排除される「すべり台社会」ではない、一度ブラック企業に入ってしまったらその時点で...

大佛次郎論壇賞を獲ったことで本書を見直した。湯浅誠が2008年「反貧困」で同賞を獲った時と、2013年に同賞を獲った今日ではギアが数段上がっていると著者は考えているのかもしれない。もはや徐々に社会から排除される「すべり台社会」ではない、一度ブラック企業に入ってしまったらその時点でアウト「落とし穴社会」になってしまったと著者は云う。 いろんなブラック企業が出てくる。ワタミやSHOP99、ウェザーニュース。しかしもっとも印象的なのは、訴訟に持ち込まれていないためにX社という言い方でしか紹介されていない(私はあえて言う)ユニクロの実態である。 私は小さな建設会社でブラック企業的な扱いを受けたことがある。そこでは労基法違反が十数例平気で罷り通っている最低の職場だった。これは親方的な感覚の社長が、自らの小さな財産を守るために行う無知我儘な振舞いだった。よく考えると、売り手市場の労働環境を背景に、入ってからも選抜を繰り返すやり方は、まさに現代のブラック企業の小型版とでも言うべきものだった。私はさっさと辞めたけど、数社を渡り歩いてここを辞めたら将来が無いと悲観していた青年はどうなったのだろうか。鬱を発症したら、それこそ落とし穴に嵌ってしまうだろうに。 ユニクロはなかなかずる賢く対処している。本人が心の病気で優しくも(訴えらるのではなく)退職しようとすると、いったん休職させて治ってから辞めさせているのである。これで「労働災害」としてのリスクはなくなる。その他よほど優秀な社労士がいるのか、ユニクロは未だ裁判に持ち込まれていない。 この本には様々な対抗方法が記されているが、最も大切なのは、ブラック企業がいかに国益を害するのかを指摘している処だろうと思う。「ブラック企業の成長それ自体が、日本の医療費等の直接的な、あるいは労使関係の信頼という間接的な財産を食いつぶして成立しており、実質的な意味では「一時的な成長」だということも出来ない。」(177p) 著者は根本的な社会的対策を提言する。労働時間規制、過労死防止基本法、非正規雇用規制、失業対策。しかし実情は反対方向に向かっているのは、ご存じの通り。残業ゼロ法案、非正規雇用拡大、職業訓練の縮小等々である。対策としては、労組やNPOに相談、加入して労使関係の再生に取り組もうと呼びかけている。また、中学・高校での労働法教育の充実をあげている。大賛成である。というか、「ブラック企業」という言葉のみが一人歩きするのだはなく、多くの労働者がそこに気がついて欲しいと思う。 2014年6月19日読了

Posted byブクログ

2014/06/01

まったく笑えない。不快でしかない。この本のことではなく、現実が。 この本に書かれてることに共感できることが、もう終わってるな、と感じた。大学生だけでなくすべての就活生が読んでおくべきだ

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2014/05/16

雇用の場で今どんなことが起こっているのか、ブラック企業にはどんな問題があるのかをコンパクトにまとめた一冊。 ブラック企業が個人に与える影響・社会に与える影響・個人的社会的にすべき対応が説明される。 ただ、被害者用と啓発用では言葉を変えなければ伝わらないから、一冊でどちらもやろうと...

雇用の場で今どんなことが起こっているのか、ブラック企業にはどんな問題があるのかをコンパクトにまとめた一冊。 ブラック企業が個人に与える影響・社会に与える影響・個人的社会的にすべき対応が説明される。 ただ、被害者用と啓発用では言葉を変えなければ伝わらないから、一冊でどちらもやろうとすると半端になってしまう。 そこがちょっと残念だけど、入門によい読みやすさだった。 ブラック企業の悪だけでなく、企業をそそのかす悪徳士業や、せっせとブラックが住みやすい環境を整えてきた日本の制度についても語られる。 だから副題の「モンスター」はふさわしくない。 ブラック企業はどこからともなく現れた化け物ではなく、日本社会が生み出した産物なのだから。 新卒を採用して定年まで使い続ける(その代わり無理な要求もする)日本型雇用。 学年があがるように昇給していく安定のシステムが崩壊したにもかかわらず、突然の異動やサービス残業などは変わらない。 ブラック企業は日本型のおいしいところだけをとって、新卒を大量採用し使いつぶしていく。 自社の負担がかからない辞職に追い込むから、退職者にかかるコストは社会に押し付けられる。 つぶされた人の医療費や働けなくなった人の生活保護費も社会に押し付けられる。 そもそも若い人を使いつぶすのは社会的な損失。 など、社会的デメリットの部分は、理解できるけれど、ひどい話をするときに「損失」を数えなければ説得できない社会は嫌だなあと思う。 それと、「一度しかない大事な新卒」を食いつぶされる不利益が何度も書かれるけれど、処女信仰みたいな気色悪い「新卒の価値」自体をもっと問うた方がいいんじゃないか。 直前に読んだ『民主政治読本』http://booklog.jp/users/melancholidea/archives/1/4915340821を思い浮かべながら読んだ。 真面目な人が染まってしまうブラック企業の働き方は尾崎行雄のいうところの「封建的な忠義」だなとか。 批判的精神を持って考えろという基本路線は民主政治読本と通じるものがある。 だけどあちらが理想へ向かって進もうとするのに対し、こちらは奈落に落ちないための心得が書いてあるから、大事な話だけど消耗する。希望がもっとほしい。 ブラック企業の研修や、(おそろしいことに)大学の就活セミナーでの「自己分析」の様子は、旧東側の「自己批判」にそっくりだ。 よくするためにどこをどうすればいいのか考えるのではなく、「正しい答えに至らない自分はクズです」と言わせるための振り返り作業。 こういうのって思想は関係ないんだな。 資本主義だろうが共産主義だろうが、批判を許さない思考停止は、同じように社会をゆがませる。 都知事選のときに田母神俊雄が軍事関連で「コストは他国に押し付ければいい、アメリカだってそうしてる」という趣旨の発言をしていたのを思い出した。 本音がそうでも建前としてそれは言っちゃいけないだろうと驚いたけど、あれはブラックの発想だったかと妙に納得した。 押し付けられている側としてすべきことは、押し付けられた荷物を自分より弱いやつに押し付けることではなく、押し付けられたものを受け取らずに突き返すことのはずだ。

Posted byブクログ

2015/07/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

今から8年程前の事だったと思いますが、女性5人と私を含めた男性5人で合コンしました。 場所は、新宿。名前は忘れましたがそれなりにおしゃれなお店だったと思います。 5対5でしたので長めのテーブルに着席し、対面にお年頃の女性を迎え、とても緊張しながら食事をしたことを今でもよく覚えています。 さて、その女性たちの奥のソファー・テーブルに50代と思しき男性が一人、その向かいに若い男性1人と若い女性2人が着席していました。 その50代の男性が大変な勢いで向かいに着席している若い3人に怒声を浴びせ続けていました。 今にして思えば彼は私の中でのブラック企業経営陣のイメージと重なります。 公共の場所であるにも関わらず、周りの迷惑も顧みず、いい大人が3人の若者を支配しながら悦に入っている変態具合を目の当たりにしその時は「たんなる変態のおっさん。」としか思いませんでしたが、それこそ、ハルスメントだったのではないかと今となってみれば想像することも出来ます。 さて、さてその男性が本当にブラック企業経営陣であり、その行為がパワーハラスメントだったとすると、そういう上司が多くのさばっているところがブラック企業と定義するのでしょうか。ブラック企業の定義は何でしょうか。どんな条件が整えばブラック企業といえるかという問題です。 ハラスメントが横行している企業か、あるいは、無理難題な業務スケジュールを押し付け、残業代不払いで長時間労働を強いる企業をいうのか。 従業員として採用しながら、企業側からしてみて、立場的に無理が言える都合のいい客とでもみなして、社員である彼ら本人や友人・親・親戚をも巻き込んで不合理で強引な理由で商品を買わせる企業を言うのでしょうか。 明確な線引は難しいようです。ただ間違いなく言えるのは個人差はあるにせよ、社員にとって精神的、心理的に過度な負担を平然と強引に受容させる劣悪な労働環境を内包した企業であると言えそうです。 本には酷い事例が多く紹介されており、怒りなくしては読めない部分も多く、どうにも腹が立ってきてしまって読み進めるのに苦労しました。 もちろん、果たして本で紹介されている事例をそのまま鵜呑みにしてしまうこともないよう慎重になる必要はありそうですが・・・。 ところで、何故ブラック企業と言われる企業が世の中に出てくるようになってしまったかに考えを巡らすことはまた大切です。病気の原因がわかるのであれば、その環境を作らないように、その健康管理できる可能性があるからです。 ブラック企業台頭の背景には以下の問題が関係してくると私は見ています。 ・グローバリゼーション ・景気 ・教育問題 ・日本型雇用の崩壊 ・インターネットを主としたテクノジー革命 ・(物事を深く考えないように誘導されている単純化された)政治 ・少子化 ・資本主義という考え方 どの部分がどう関係しているのか詳細についてはまた別の機会とさせていただきたいところですが、ブラック企業は現れるべくして現れたビジネス形態だと言ってよいでしょう。 さて、本の酷い事例が実話だとすると、それはいわゆる「ヤリ捨て」と同じだと見ることができます。 まだ、恋愛をよく知らない女性を悪い男がたぶらかして、肉体関係に持ち込み、用済みになったら捨てる。という意味です。 最初の恋愛でそういう男を引いてしまうと心に傷を負うことでしょう。 本に紹介されている、大量の新卒採用とそして使い捨てが本当であったとするならば、その企業がやっている事は「ヤリ捨て」と同じです。 そんな都合が良すぎる雇用を続けていてその企業はこの先も存続していけると思っているのでしょうか。「おめでたい話だ。」と喝破したいところですが、財力がある企業であれば悔しいところですがあながち存続可能なのかもしれません。 出版当時、2012年11月の日経平均は9000円弱でした。一方で現在2015年7月の日経平均は20000円強です。株価のみで考えると倍となっていて、景気を比較するならば遥かに良いと言えそうです。 しかし、上でブラック企業台頭の要素ではないか。と、私が考えたものの多くは問題に対する決定的な対処方法はありません。また、一方でブラックなのは企業だけではなく、社員の方にもあるのではないか。と言う考え方に基づくブラック社員などという語彙も生まれているようです。 雇用・労働・経済に関わるこれらの問題を今後も注意深くウォッチしていく必要がありそうです。

Posted byブクログ

2014/05/06

ブラック企業大賞って賞があるんですね・・・。あの有名な会社も入ってる。ブラック企業就職偏差値ランキングってのもある。どうなってんだ!?日本は・・・。

Posted byブクログ