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ブラック企業 の商品レビュー

3.4

123件のお客様レビュー

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    18

  2. 4つ

    31

  3. 3つ

    42

  4. 2つ

    13

  5. 1つ

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2018/11/19
  • ネタバレ

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☆長時間労働、低賃金、辞めようとすると損害賠償などで脅す。 (著書)ブラック企業、ブラック企業2、ブラック企業ビジネス、生活保護 ちくま新書、『ブラックバイト』 大内と共著

Posted byブクログ

2018/11/08

「ブラック企業」という言葉は、この本から定着した。 「ブラック企業」は他人ごとではない。ブラック企業は貴重な人材を浪費し、そのコストを日本社会の押し付けることで成長している。

Posted byブクログ

2018/10/20

若者を喰らうブラック企業。多量の新卒を採用するが、多くの若者が離職していく。その実態を明らかにする。特定の企業がブラックなのではなく、日本型雇用制度そのものにブラック企業化する仕組みが内在している。若者の意識論ではなく社会問題としてブラック企業に取り組まないといつしか日本は食い漁...

若者を喰らうブラック企業。多量の新卒を採用するが、多くの若者が離職していく。その実態を明らかにする。特定の企業がブラックなのではなく、日本型雇用制度そのものにブラック企業化する仕組みが内在している。若者の意識論ではなく社会問題としてブラック企業に取り組まないといつしか日本は食い漁られてしまうと警鐘を鳴らす。しかし政府・財界は今以上にブラック企業化を進めたいらしい。

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2018/10/09

2013年大佛次郎論壇賞を受賞.ブラック企業に対処するには戦略的思考が必要と指摘. 一つの会社で仕事だけしているとその会社のルールなるカルチャーしか見れないので,自身の働き方が異常かどうかはわかりづらい.やはり様々な人と交流し多様な価値観を持っていることが大事.それが最終的に自...

2013年大佛次郎論壇賞を受賞.ブラック企業に対処するには戦略的思考が必要と指摘. 一つの会社で仕事だけしているとその会社のルールなるカルチャーしか見れないので,自身の働き方が異常かどうかはわかりづらい.やはり様々な人と交流し多様な価値観を持っていることが大事.それが最終的に自分を守ることになる.

Posted byブクログ

2021/08/22

今不景気の日本で跳梁跋扈しているブラック企業について書いた一冊。 単にブラック企業の社員を食い物にする体質だけではなく、そういう企業に入った際の対策も書いてあり、非常に実践的だった。

Posted byブクログ

2018/02/05

こんなひでー企業があるのかと驚き、今の会社に感謝した。 と同時に被害者の意見に偏った構成で客観性に乏しい感じもあった。 ブラック企業の側とコミュニケーションを取るのは難しいのかもしれないが、そういうのがあると良かったかなと思う。

Posted byブクログ

2018/01/14
  • ネタバレ

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もはや市民権を得ている「ブラック企業」という言葉。その企業の実態を事例とともに紹介したうえで、原因や対策にも言及している良書。新書にありがちな事例紹介や著者の思いだけにとどまらず、客観的な分析と俯瞰的な対策についても述べられている。 フリーターやニートは若者の問題とされがちだが、本書を読めば、決して若者だけの責任だけではなく、企業や社会にも原因があることがうかがえる。特に私が共感したのは、今の若者の就職活動の問題点である。就職活動はネットによるエントリー方式であるため、若者の多くは(大学生の大半は)気軽に企業に応募できる。そのため、若者は多くの企業にエントリーし、そして面接を受ける。その活動を通じて、どうしたら企業に受け入れられていくのか、「自己分析」という名の「自己変革」がもたらされる。その結果、企業に献身的に働くことを誓う、企業にとって都合の良い人材へと変革する。こうした人材は、たとえ就職先の企業から無理難題を押し付けられても、それを疑問に感じない。もはや感覚が麻痺しており、気が付けばうつ病を発病するなど、心身ともに深刻な打撃を受けている。さらに、「そう簡単に他の就職先が見つからない」という思い込みが、若者を視野狭窄に陥らせ、ひたすら今の職場で耐えるという選択に結び付いてしまう。 私は、こうした要因分析について非常によく共感できた。実際、本書においても、就職活動の経過とともに学生のワークライフバランスや離職率へのこだわりが低下傾向にあることがデータでもって示されている。 本書にも触れられているように、若者の離職率や失業率の増加はわが国の社会保障問題にも直結する。企業への厳罰化や若者の職業意識の改革など、早急に手を打つ必要があるだろう。

Posted byブクログ

2017/11/30

賛否両論、実に物議を醸し出す一冊だな。 ブラック企業。 本書では、ブラック企業について論じられる時、若者の甘えと断じられるが、それは間違いだと述べられている。 否定できない側面があることは確かだが、果たしてどうだろう。甘えとしか思えない側面が半々という印象だ。 某アパレル会...

賛否両論、実に物議を醸し出す一冊だな。 ブラック企業。 本書では、ブラック企業について論じられる時、若者の甘えと断じられるが、それは間違いだと述べられている。 否定できない側面があることは確かだが、果たしてどうだろう。甘えとしか思えない側面が半々という印象だ。 某アパレル会社での研修で、使い終わった洗面所を拭かされたり、歩く時に背筋を伸ばすことを強要されたり、まるで軍隊だと離職の理由を語る若者の経験談があったが、こいつ阿呆かとしか思えない。 面談と称して何時間も軟禁され罵倒を受けたり、睡眠時間数時間の日々が何日も続き時給数百円という労務環境はブラックと言えるだろう。 ただ、権利という大義名分を掲げているだけではという印象は拭えない。 業界によっては、徹夜連勤が当たり前のところもあるのは事実で、客商売なら連勤休日出社、サービス残業、身銭を切っての営業なんて当たり前だ。 決して、上記を是認するわけではないが、休みは欲しい、自分の時間は欲しい、意味が分からないとしたくない、休みの日まで勉強したくない、そんな風にしか聞こえない。 地方から出てきて、最初の契約と違うなど分からなかったなど。昭和初期の移民ならまだしも、これだけ情報化社会でネットでいくらでも調べられるのに、自らの情報収集の欠落をこんなはずじゃなかったと言い訳にしか聞こえない。 常時大量募集をかけていれば、それだけ常時人不足と離職率が高いのは容易に想像がつきそうなものだが。 グローバル人材募集の理念に惹かれて?そう書かれていたのに?うーん... 新卒を大量に仕入れ、不良在庫は切り捨て、使い潰すということが書かれていたが、年功序列の終身雇用神話が崩壊した現代日本では至極当然な気もする。 そうならないためには?という発想が垣間見れない。外資なんかじゃ、利益を生み出さないものは当然のように捨てられるが。 介護医療の世界でも、安く、一生懸命な労働力として東南アジアから続々入ってきているし、新卒は何も分からないから手取り足取り教えてね、でも権利だから休みも給料も保証してねなんてのは如何なものか。 と、ここまでが前半の印象。 後半からはブラック企業は駆逐されるべきだと断言できよう。 前半ではやや批判的なことを言ってしまったが、決してブラック企業を擁護するつもりもないし、被害者を十把一からげに断罪する気も毛頭ない。 ブラック企業の成立つ背景には、日本特有の文化、社会構造にある。果たして、駆逐することは可能なのだろうか。 就職活動から洗脳の連続だ。 行政や法整備にも問題は大有りだ。 法整備も遅々として進まず、時代の流れからあまりにも乖離し過ぎている感は否めない。 ブラック企業も新卒たちを病へ追込みむことで、その際に発生する各種保険などが、自分達の税金や社会保険で賄われていることをなんとも思わないのだろうか。 未来は政治家たちの老後ではない。 どこかで聞いた台詞が頭を過る。 この国を支え担ってゆくのは、年寄りではなく若者だ。 より良き未来になることを切に願う。 最近起きた電通社員の過労による自殺の結果、命の値段に50万円という金額が付いたことに遣る瀬無さを覚えた。

Posted byブクログ

2017/05/07

NPO代表ということで、明らかに社員視点、社員を支援する視点で綴られていた。 実名こそないものの、あの有名なアパレル系メーカーも登場しており、急成長することとは、様々なところで歪みが生じるのだなと感じ入りました。 これは、企業側だけの問題というよりも、きっと社会問題なのでしょう。...

NPO代表ということで、明らかに社員視点、社員を支援する視点で綴られていた。 実名こそないものの、あの有名なアパレル系メーカーも登場しており、急成長することとは、様々なところで歪みが生じるのだなと感じ入りました。 これは、企業側だけの問題というよりも、きっと社会問題なのでしょう。 急成長したい企業側の考えと、労働と余暇のワークライフバランスを重視したい社員側の利害のコンフリクト。 もっと言い換えると、世代間対立か…。 でもIT系企業の経営者は若い方かもしれないので、モチベーション間のコンフリクトか。 今の時代は、企業情報はそれなりにとれると思うので、選んだ責任というもあるのかなと感じました。

Posted byブクログ

2017/01/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

本書に書かれていることは誇張でもなんでもない。つまり、そこにある事実として、就活中、転職活動中やその希望者は読んでおいた方がいい。特に、本当は高卒ないし専門学校卒の就活者が読むべきだろうが…。また、安いことを標榜する、売りにする外食産業、アパレル、運輸業者その他の業者を利用するユーザーは、間接的にこのブラック企業のやりように加功している認識を持った方がいいように思う。

Posted byブクログ