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The Book の商品レビュー

4.2

82件のお客様レビュー

  1. 5つ

    28

  2. 4つ

    37

  3. 3つ

    12

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

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2016/12/10

はじめての乙一作品。 ジョジョ4部のノベライズ それだけの興味で読んだけど なんて完成度の高い 作品なんだと驚きが隠せない。 原作ファンには堪らない うめき声が聞こえる岩 アンジェロ岩だっけ? とか 鉄塔に住む男 とか、、 わかる人にはわかる これが原作ファンには 嬉しいポ...

はじめての乙一作品。 ジョジョ4部のノベライズ それだけの興味で読んだけど なんて完成度の高い 作品なんだと驚きが隠せない。 原作ファンには堪らない うめき声が聞こえる岩 アンジェロ岩だっけ? とか 鉄塔に住む男 とか、、 わかる人にはわかる これが原作ファンには 嬉しいポイントだと思う。 もちろん原作ファンじゃなく 普通にミステリーとしても と楽しめる 2016.12.10

Posted byブクログ

2016/05/19

“彼”には自分の全ての記憶を一冊の本にし、記述を見た者にその記憶を追体験させる能力があった。凄絶な出生を持つ彼の生きる目的はただ一つ。母を殺した、憎き父を殺すこと――吉良との死闘を終え、2000年の年明けを迎えた杜王町。康一と露伴は血塗れの猫を追ううちに、ある女性の死体を発見する...

“彼”には自分の全ての記憶を一冊の本にし、記述を見た者にその記憶を追体験させる能力があった。凄絶な出生を持つ彼の生きる目的はただ一つ。母を殺した、憎き父を殺すこと――吉良との死闘を終え、2000年の年明けを迎えた杜王町。康一と露伴は血塗れの猫を追ううちに、ある女性の死体を発見する。不可解な死体の状態は明らかにスタンド使いによるもの。仗助達はそれぞれ調査を開始する。果たして彼らは杜王町に潜む犯人を見つけることが出来るのか。そして”本”のスタンド――The Bookを持つ“彼”に待ちうける運命は。荒木飛呂彦の人気作品・ジョジョの奇妙な冒険 第四部・ダイヤモンドは砕けない、乙一による待望のオリジナルストーリーノベライズ。 七部読み終わった勢いと毎週アニメがやってても四部が恋しい気持ちからすぐ書店で買って読み始めた! 教えていただくまで全く存在を知らなかった……西尾や上遠野さんが小説書いてるのはなんとなく知ってたけど四部の小説のことなんてちっとも~ 一番好きなのに! しかも乙一だ! 乙一読むの何年ぶりだろう? 少なくとも十年近くは経ってると思うけど。 乙一も荒木先生とのThe bookの対談でジョジョファンならわかる小ネタを散りばめたら執筆が楽しくなった、同人誌を書いてるみたいだったって言ってるんですがこっちも読むのが楽しかった~ 今まで食べたパンの数とか億泰戦で出てくる三つの選択肢とか、それ以外でも四部好きにはどこを取ってもたまらなくて乙一も四部、杜王町、そこに住むの人々のことが好きなんだなーと嬉しくなった。さすが自分から書かせてくださいとお願いしただけあります。書き手の愛情を感じる作品を読むのはたまんないですね~ あ、同人誌的なノリと言えばある箇所で急にメタ的な話題になって仰け反ったわww 乙一何書いてんの!? お前は司馬遼太郎かw って思ったけど、それが第四部を読んだ人なら誰しも気になっている、仗助を助けたあのガクランの少年は誰かってことで……これは最後の仗助VS琢馬のとこでもゆさぶる形で出てくのですごく、第四部ファンの気持ちをわかった書き手!おそろしいわ乙一!さすがに何年もかけて書いたってだけありますわよ。 最後、と言うか結末、琢馬と千帆の辿る道はそれぞれ切なくて悲しくて、一見してみたら不幸だったりするんだけど、康一の最後のメッセージが前向きで(ほんと康一好きだ!)いい意味で明るさがありました。未来へ開けているというか、喩えて言うなら雨上りの朝のようでした。荒木先生は豊かさがあるって確か仰ってたけど、それも頷けます。 琢馬VS億泰のとこもよかったなーってか億泰が経験と野生のカンを生かして戦うのがよかったw あと少し、ほんとに少し頭良くなってるよね、どこがどうとは言えないけど気持ち的にw 形兆のことも挑発するのに使っててふおおお…ってなった。バトル描写は小説ならではの情報量でして、マンガだと興奮してどんどん次のページめくっちゅんですけどとても冷静な気持ちで読めました。なんというか、静かな興奮だったかな。 ザ・ブックは作中でもちょっと触れられてたような気がするんですが、露伴のヘブンズ・ドアーとすごく似てる能力(似てるが正反対って感じかな)なので露伴VS琢馬も読みたかったなー……と思ったけど露伴ってどう戦えばいいかわかんないなw 康一と由花子が一緒にいるシーンもありますけど康由好きとしては控えめだったので欲を言うともっとこの二人のシーン入れて欲しかったな……っていうか全体的に尺が!尺が足りませぬ!もっと書いて乙一せんせえ!! 仗助たちが琢馬と千帆と照彦の真相の全てを知らずに終わったのもちょっとしこりが残るし……でもいいのかも。全てを知ってるのは読者だけでいいのかも。いいんだろう。あ。照彦の能力がいまいちわかんないままだったけどwiki読んで納得したのであった。これ今の荒木先生に漫画化してもらったらダメかなあ、それかアニメ化して欲しいです。

Posted byブクログ

2015/07/19

素晴らしい出来。 ジョジョファン必見、血の繋がりもきちんと有り新たに登場するスタンドも魅力的。 とても面白い。

Posted byブクログ

2015/02/25

読んでいると周りの雑音が気にならないくらい入り込んで読めた。終盤の緊迫感は読んでるだけで息が苦しくなるほどだった。読み終わるのがもったいなかった

Posted byブクログ

2014/11/10

久しぶりの小説。 荒木飛呂彦✕乙一が面白くないわけがない。 敵がもうちょっと強かったら良かったかな。そこは小説よりの設定でしたね。

Posted byブクログ

2014/09/26

ひらがなが多すぎて読みにくかったのが少しマイナス。 でも原作に忠実で安心して読めた。 変に名前やらスタンド能力変えられると、ややこしくてたまらんから。

Posted byブクログ

2014/08/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ジョジョとしても楽しいし、唯唯小説として読んでも楽しい。独自のスタンドの能力も魅力的で、吉良というインパクトの大きいキャラが4部にはいるけど、こちらの敵も印象的。 多少メタなところはあるけれど、それもいい味を出していていい。 琢馬と仗助の対峙シーンと最後に残された彼女と康一くんの会話が好きでした。

Posted byブクログ

2014/08/03

四部も読んだことだし、とずっと積んでたのを読んだ。 若干メタな要素があるのは、これが「The Book」の体裁をとっているからだろうなあ。進行形の物語というよりは、記述されたもの、という感じで。わざわざ挿絵風にしている荒木先生のイラストも素敵。文庫版で買ったけれどやはり単行本の方...

四部も読んだことだし、とずっと積んでたのを読んだ。 若干メタな要素があるのは、これが「The Book」の体裁をとっているからだろうなあ。進行形の物語というよりは、記述されたもの、という感じで。わざわざ挿絵風にしている荒木先生のイラストも素敵。文庫版で買ったけれどやはり単行本の方にしておくべきだったかな…。 「あの人」に切り込んでいったところでは、言いやがった!って楽しくなった。「漫画のノベライズなんて同人誌」発言とか、これをやるためだったのかな、と勘繰ってみたり。 しかし露伴はスタンド能力といい好奇心旺盛なとこといい、実に探偵に向いていると思った。

Posted byブクログ

2014/08/01

伏線とミスリードで徐々に引き込まれていき後半は待ったなし。読後すぐで消化しきれてないけど四部らしくてかつとても乙一小説だった。

Posted byブクログ

2014/06/21

乙一×荒木飛呂彦という最高のタッグ もう一つのジョジョの世界観、 もう一つの杜王町の物語。 乙一がジョジョ4部の小説化をしているというだけで、興味が湧いていた。 グロテスク、ミステリー、魅力あるキャラクターたち。そんな乙一の他作品からも、期待出来る要素はあった。 そんな私の...

乙一×荒木飛呂彦という最高のタッグ もう一つのジョジョの世界観、 もう一つの杜王町の物語。 乙一がジョジョ4部の小説化をしているというだけで、興味が湧いていた。 グロテスク、ミステリー、魅力あるキャラクターたち。そんな乙一の他作品からも、期待出来る要素はあった。 そんな私の期待を、この作品は大きく裏切ることとなる。 もちろんいい意味で。 オリジナルのキャラクターたちがいい。 乙一ワールドなミステリーが進み、そこへジョジョ4部の面々(東方仗助、虹村億泰、岸辺露伴たち)が出演している、といった感じ。 個人的な背景として、妊婦という立場でこの作品を読めて良かった。 飛来明里に出会えて良かった。 !以下からはネタバレ注意! 明里の絶望的状況で息子を出産するシーン、涙なしでは読めなかったし、母の強さを知った。 その感覚は、私自身の中にも少しはあって、これから来るであろう出産というシーンで実感すると思うのだけど、決して大袈裟でなく、女性は覚悟することになるのだろう。 【名前も、過去も、人間としての思考もはがれおちた。 最後にのこったのは、産むという意思だけだった。】 物語の最後にも、もう一つの新しい命が生まれようとしていた。 【遠くへ!遠くへ行くんだ!運命も追ってこない遠くへ!】と母子に広瀬康一は叫ぶ。 受け継がれる意思、ジョジョの世界観。 乙一ならではの世界観。 その二つが合間見れる、素晴らしい作品だ。 もう一回、二回と何度も読み返したい作品。

Posted byブクログ