「黄金のバンタム」を破った男 の商品レビュー
久々の5つ★です d^^) 明日のジョーも大好きな漫画ですが、この本を読むと 60年代のボクシングシーンでは、世界中に 矢吹丈 がいたようですね。 明日のジョーにでてくる場面/人物/試合の多くが 実話にヒント(またはそのまま)であることが驚異的です。 多分 百田尚樹のノンフィ...
久々の5つ★です d^^) 明日のジョーも大好きな漫画ですが、この本を読むと 60年代のボクシングシーンでは、世界中に 矢吹丈 がいたようですね。 明日のジョーにでてくる場面/人物/試合の多くが 実話にヒント(またはそのまま)であることが驚異的です。 多分 百田尚樹のノンフィクションは初めてだと思いますが、今年度?のノンフィクション大賞間違いなし!の傑作ではないでしょうか。 それほど多くない紙面の中に、1950〜60年代の ボクシングシーンのみならず、驚異的に自信とアイデンティティを回復する日本が凝縮されていますね。
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愚直で真面目で一生懸命の小さな男が、世界に君臨する王者を倒す。 結果が分かっているのに興奮せずにはいられない。そして、自分も頑張ろうと思うのだ。 水滸伝のように原田の周囲をとりまく魅力的な男たちも、世界を目指していく中で栄光を掴むものもいれば、転落していく者もある。その中で原田は...
愚直で真面目で一生懸命の小さな男が、世界に君臨する王者を倒す。 結果が分かっているのに興奮せずにはいられない。そして、自分も頑張ろうと思うのだ。 水滸伝のように原田の周囲をとりまく魅力的な男たちも、世界を目指していく中で栄光を掴むものもいれば、転落していく者もある。その中で原田は王者になってもジム二階の合宿所でボクシングだけといって良いほどの生活をおくりながら、三階級制覇を目指す。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
2012/11/19 Amazonより届く。 2020/7/1〜7/4 日本ボクシングの黎明期のチャンピオン達をファイティング原田さんを中心に描くノンフィクション。いやいや、凄い人たちだ。昔のチャンピオンの価値は今からは想像もできないな。これを書く前にYou tubeで原田さんの試合を見たが、今のボクシングとは異質な戦いであった。異質ではあるが、より野生に訴えるモノで、今と同じスポーツではないのかもしれない。
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1960年代、日本ボクシングの最も熱くて輝ける季節――伝説の名チャンピオン・ファイティング原田とライバルたちの激闘の軌跡を描いた本書。主要4団体に17階級がある現在と違い、当時は1団体8階級のみ。その座をめぐる闘いは、今とは比べ物にならない。 そして敗戦の記憶も生々しい当時、2...
1960年代、日本ボクシングの最も熱くて輝ける季節――伝説の名チャンピオン・ファイティング原田とライバルたちの激闘の軌跡を描いた本書。主要4団体に17階級がある現在と違い、当時は1団体8階級のみ。その座をめぐる闘いは、今とは比べ物にならない。 そして敗戦の記憶も生々しい当時、2つの拳だけで世界に挑むこのスポーツが全国民を熱狂させた。時代の高揚感のなかで躍動し、19歳でフライ級王者となった若者は、その後「黄金のバンタム」と呼ばれたエデル・ジョフレを破って2階級制覇、スターダムへと駆け上がる。想像を絶する過酷な減量と、強豪たちとのギリギリの勝負。 そして、理不尽な判定に泣いた「幻の三階級制覇」……。 試合場面の描写は、著者のヒット作『ボックス!』にまさるスピード感と臨場感。日本の青春、選手たちの青春の勃々たる熱気がストレートに胸を打つ感動長篇。
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